KKKっても国際興業のバスのことじゃないゾ
神北が、最初に就職で関東に出た1984年当時。KKKというマークの付いた恐ろしいバスが、関東平野を席巻していた。といっても、クー・クッス・クランのことではない。国際興業株式会社のバスのこと。国際化が旗印の時代に国際都市東京を走る国際興業のバスが、いくら会社のイニシャルとはいえ『KKK』と書いてあるのはどうかと思ったが、意外に、斜体にレタリングした文字だけのマーキングは昭和40〜50年代のデザインセンスとしては洗練されておりカッコ良かった。以来、最近になってデザインが変わるまで、ずっと使い続けられていたらしい。
車体を確認することも無く、米軍関係者らしいアフリカ系の肌の黒い人たちが四〜五人かたまって、にこやかにKKKのバスに乗ってゆくと云う光景を見ると「あ、ああ〜、ドコつれてかれるデスか? ドコ?」とか思ったものだが、そんな光景も昔の話になったらしい。
さて、この関東興業バスではなく、クー・クッス・クランの話だ。
入団式で、エアガンで撃たれるという儀式があって、その儀式に音のリアリティを加えようと上空に向かって打った銃弾が、落ちて来て儀式の参加者が死んだと云うニュースが、今日あった。
秘密結社の入団式としては、仮想的に殺されて一般市民としての生を終えて団員として新たに生まれ直すと云う形式は結構ポピュラーに聞くもので、マフィアの入団式がそうだとか、フリーメイソンがそうだとか、魔術団ゴールデンドーンがそうだったとか、いろいろな話を聞くが、KKKがそうだったとは知らなかった。また、どうでもいいマメ知識が一つ手に入ったというか、なんというか・・・。
しかし、上に打ち出した弾はいずれ落ちて来ると云うネタは、昔懐かしいアニメ『のらくろ』(大山のぶ代が声をあてた方ね)のネタにもあったぞ。クー・クッス・クランの白人至上主義の方は、東洋の黄色いサルのアニメなんぞ見ないんだろうけど。アレを見ておけば、こんな猿山将軍みたいな目には遭わずに済んだのになぁ……。
は! それとも主人公がのら犬黒吉だから見ないのか?
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