巨大生物のサイトだぞ
我々の世代は、第一ウルトラ世代である。だから、この世代の中で怪獣が嫌いと云う奴には、まず会ったことがない。
しかし、それだけに留まらず、ちゃんと恐竜なんかまで知識を深めている人となると、随分数が減って来る。我々の世代でも、怪獣と恐竜が区別出来てない人は少なからずいる。マストドンやアパトサウルスという古代生物がいるからと言って、◯◯ドンや◯◯サウルスがなんでも実在する訳ではない。早い話が、テレスドンやキングザウルス三世は怪獣ということだ。
その、あからさまな差がちゃんと付かない人がいる。わりと多くいる。ゴジラもティラノザウルスも、映画に出て来て人喰ったり建物壊したりすんだろ?! おんなじじゃんか? というひとジャンルで括ってしまい、それでOKという人だ。
かと思うと、まあ人生にはプラスもあればマイナスもある。浅瀬もあれば深みもある。薄い人が居れば濃い人もいる。恐竜ファンに次いで密かに意外と多く居るのが、古生物ファンと云う人種。恐竜は常識、そこから範囲を拡げてバージェスから古代哺乳類まで、かなり、いろんなジャンルを含み、人によって守備範囲は様々だが、この層は意外と厚い。で、熱い上に深い。
しかし、これとまた少し異なるもので、絶滅動物ファンと云う人たちがいる。古生物というには遥かに最近、人間の影響等によって絶滅した動物のことが趣味という人たちだ。比較的ロマンを呼び易いのは、モアやドードーなどの飛べない鳥。あと、マンモス程旧くはない、ここ何百年、せめてお釈迦様が生まれた後ぐらいまでは生きていたと云う記録が残っているか状況証拠が残っているオオナマケモノやステラーダイカイギュウなどの、美味くて絶滅させられたらしい大きな哺乳類。これは、かなり色々な記録資料、へたをすると生きている写真すら残っていているものが多い。
この手の趣味を持つ人にはたまらない本がある。ハヤカワ文庫 NFの、 『 幻の動物たち(上・下)』ジャン=ジャック・バルロワ/著 ベカエール直美/訳(早川書房 1987年11月刊 ISBN4-15-050138-6/ISBN4-15-050139-4 )だ。入門書としてよく、資料としてよし。さらに読み物としての面白さも抜群だ。
もちろん、別のアプローチの人たちもいる。巨大生物ファンという層だ。
とにかく、大きな動物が好きという人はかなり多い。そういう人のためにぴったりのサイトを見つけた。
ここは面白い。文章の纏め方も上手いし、資料として、写真や図版を多用してあるので、その生物をイメージし易いのが良い。巨大生物の好きな人、何じゃそれと思う人を問わず、是非一度、みなさん覗かれることを強くお勧めしたい。
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