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2004/03/02

NTTの姉ちゃんは強情だぞ

 その昔。もう、2〜3年は前のことになろうか。ある用事があって、寿司を土産に友人宅に押し掛けることになった。いつも使い物にする寿司はここが一番と決めている中野の英鮨に寿司おりを作ってもらうのだ。
 いつもは直接行っちゃうんだけど、同行者が4〜5人居て、全員で店頭でぶらぶら待つのもナニなので、電話注文をすることに……。しか〜しっ!電話番号がないではないか。電話で注文なんて出すコト無いからメモってないのだ。

 こういう時の番号案内、さっそくNTT104番にに電話をした。
 「はい、こちら104、番号案内です」と営業ボイスのお姉さんが出る。
「あ、すみません、東京、中野の英鮨をお願いします。ひ・で・ず・し、お寿司屋さんです」
「はい、お待ち下さい……あ、英鮨さん、二軒ございますが?」
 そういえば、英鮨って、南口にもあったっけと思いながら聞いてみる。
「あ、ええと、ブロードウェイの側の奴なんですが……」
「ええと、それはこちらでは判らないんですが」
「じゃあ、詳しい店名を聞かせて頂けますか?」
「英鮨 中野南口店と、英鮨 中野北口店です」
「じゃ、北口店です」
「はい、あの、でも、もし違いましても一度ご案内致しますと有料になりますが
「え」
まあそうだろう。有料サービスなんだから。とはいえ、有料と云われると、ドキっとする。典型的な小市民だから。
「……でも、北口店だと思いますから」
本っ当に宜しいんですか?
「ええ」
「あの、もし間違っていたら……
「大丈夫ですよ」
「でも……」
 何をもってユーザの言うことに逆らい続けるのかさっぱり判らないが、このお姉さんはしつこく執拗にいつまでも「でも」「あの」「宜しいんですか?」を繰り返すのだ。
「……判りました。そんなにあなたが反対なさるんでしたら構いません、あなたのいい方を教えて下さい!」
「……え?……あの、……どうしましょう?
僕が知るか!!
「私は、北口店をお願いしました。でもあなたは違うと仰る。土地勘のある私より強く反対されるのでしたら、あなたの言う通りで宜しゅうございますよ。好きな方を教えて下さい。」
「……あの、ええと……、どちらに致しましょう」
「さっきから、何度も何度も何度も何度も、繰り返し繰り返し繰り返し、北口店といっているじゃないですか!」
「はい……」
 コトここに至って、やっとNTTのお姉さんも折れてくれた。かくして、英鮨の電話番号はちゃんと聞けたのであるが、それにしても、ユーザが「ここ」っていっているのに「でも」はないだろう……。何分無駄な会話に時間を使わされたと思っているんだか……。
 最近は少しは真面目な職員が増えたようで、電話対応がかなり良くなって来たNTTだが、まあ、マヌケな姉ちゃんはどこにでもまだいるってことかなぁ。

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