ぷるぷる杏仁だぞ
最近の携帯電話は、いろいろと伸び悩み対策のためか、趣向を凝らしている。
一番当たり前に思いつく事は、機能の強化だ。
たとえば電池。消費電力を抑えたり大容量化を進めたりした結果、長話をしなければ一週間から十日は電池が持つようになっている。とはいえ話が長くなって一時間か二時間話すといくら大容量でも電池がなくなっちゃうから、まだまだ発展途上の技術でしかない。
たとえはカメラ。カメラを搭載する事がアドバンテージだった時代に始まり、30万画素のカメラが50万画素、100万画素、そしていまや200万画素と機能強化している。とはいえ、レンズが安っぽいプラレンズである以上、どこまで行っても限界は低い。しばらく前のTVコマーシャルであったような「電話機能付きデジカメ」に割り切って、電池交換が容易で、レンズが明るいモノを作った方が良いんじゃないかと思う。
たとえば、JAVA。最初は、ちょっとしたミニゲーム程度のモノが載せられる程度だったんだが、最近では、ドラクエが遊べるケータイなんて物まである。しかし、電池の限られた携帯電話で遊んでいるより、ゲームボーイを持ち歩く方が、よほどゲームには向いている。画面も大きいし電池も安心だ。
たとえば、ボイスレコーダー。メモリを積んで、ボイスメモを取れるようにする機能は、かなり初期の頃からあったが、最近では、メモリスティックやSDなどのメモリカードのドライブを備え、MP3プレイヤーとして使える機種も増えている。しかし、やはりこれも、待ち受け時間が命の筈の携帯電話が、イノチを削っている作業に他ならない。
こうした機能に対し、もっと電池や通信料に関わりのない部分で、付加価値を足す試みも盛んにされている。いわゆる「カッコイイ携帯」という奴だ。買い換え需要を呼び覚ますような、格好良さ・頑丈さを持った携帯が、ここのところ増えている。
しかし、格好良いを嗜好する人が居る場には、必ず逆に質実剛健を求める人が居る。そして、それと同じベクトルで可愛いを求める人も居る。その方策の1つが、わざわざボディカラーを ぴちぴちピーチ ぷるぷる杏仁 しゅわしゅわラムネ プチプチとまと ブルブルべりー と呼んで見せる、パナソニック製のドコモ端末。ピンク 白 水色 赤 藍 と云えば済むことをこう呼ぶことで、女性市場を掘り起こしているらしい。
うーむ。では、『機動戦士ガンダム』をもっと女性向けするように持って行くには、「プチプチとまとの彗星」シャアアズナブルとか、「連邦のプルプル杏仁の悪魔」ガンダムとか、「ブルブルベリーの巨星」ランバ・ラルと呼ぶべきなのだろうか?
うーむ。
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