楽天証券ってネーミングは、ちょっとナニだぞ
DLJディレクトSFG証券、“楽天証券株式会社”に社名を変更
ascii24より
楽天(株)は13日、同社が2003年11月26日付けで子会社化したディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券(株)の商号を、7月4日付けで“楽天証券株式会社”(英文名:Rakuten Securities, Inc.)に変更すると発表した。
うーむ。楽天と云う会社は、ネットショップ界の勝ち組だそうで、特に難しいことが判らない個人商店や、主婦のお店屋さんごっこ的な素人ネットショップに、使い易いソリューションを用意することでぐんぐんと拡大した会社だ。数年前から、新興でありながら他のネットモールをやっている大手企業からも恐れられ、ねたまれてもいた。……そこまでは知っていた。しかし、証券会社を買収できるほど大きくなっていたとは知らなかった。びっくりだ。
しかし、ちょっち、ネーミングセンスはどうか……と思う。もちろんディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券のままではサイテーである。誰も「英語3文字が前と後に付いた、やっかいな名前の証券会社」以外の認識を持ってくれない。その点、「楽天証券」なら一度で憶えられる。加えて、ネット上で安定した右肩上がりを続けて来た楽天のイメージもある。
とはいえ、証券会社ってなぁ株を買うところだろ?……悲観的になることは無いけど、楽天的でもイカンのじゃないの? 株なんてものは冷徹な目で売り買いせんとさー。
ちょっと、考えてもらいたい。貴方は、ある証券会社で株を買った。その株がどんどん上がっていれば、世の中バラ色。余剰利益で外車も買った、家族サービスもバッチリ、次は別荘かなぁ……。あとは売りの時期だけを睨んでいれば良い。……こうなると、証券会社と連絡を取るのが楽しくなって来るから、どんな名前の証券会社を使っていようと、関係ない。
でもさ、そうそう浮いてばかりとは行かない。逆に、買う株、買う株、暴落に次ぐ暴落、気がついたら、これまで何年か分の総利益を超える額を軽ぅく半月で沈み込んでいる。買った外車も金に換えた。別荘どころかマンションも抵当に入った、女房も質に入れた、会社に借金の督促がこないだけまだマシだァ、ということだってあるかもしれない。……こうなると、証券会社との連絡にも、どうしても険が立つ。「その株は、底打ちして浮き上がるまで辛抱された方が……」「もう待ち切れないんだよォ! 1円だって欲しいんだァ……」なぁんて喧嘩口調で話すことも増えて来る。
そんな時に、電話をかけるたびに「ハイ、楽天証券です」って答えられてご覧なさいな。脳みその血管が二三本ずつまとめてプチプチ切れるから。
でもなぁ。誠実証券て言われても、怪しそうだしなぁ……。ま、どっちにせよ、ジャンプの漫画によく出て来るヤクザ集英組みたいな観があるんだよなぁ。
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