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2004/05/04

ボブ=サップの試合を見たぞ

 テレビのチャンネルを適当に回していたら、新日vsK-1というコンセプトの中継をやっていた。あまり格闘技全般を気合い入れて追っていないので、ボブ=サップといっても、なんかよくCMに出ている人でしかないし、残念ながら、新日の選手に至っては、一人も知らない。うう。かつて新日が金曜8時に定番番組として君臨していた頃、アンドレ・ザ・ジャイアントが暴れ、ブロディーが吠え、ホーガンが雄叫びをあげていた頃、藤波や長州が、猪木と云う偶像を目指して全力で挑んでいた頃。あの頃はかなり詳しかった筈なんだが、今は全然判らないや。
 ただ、漏れ伝え聞いた事や、今日の実況中継・解説を聞くに、ボブ=サップに奪われたIWGPのベルトを取り返そうと、新日本プロレス一の暴れん坊が挑戦状を叩き付けたァ! ……という事らしい。まあ、IWGPがいつまでも新日に無いというのは、こんな格闘技離れをした人間が聞いていてもちょっと寂しいので、プロレス大好きな人たちにしてみると、許されない事だというのは判る。
 しかし、新日からのチャレンジャーがかなり良いトコまで迫りつつも、ボブ=サップは体力で競り勝っちゃった。体格的不利を越え、サップの力をプロレス流搦め手でいなしつつ、急所を攻め立てる。まさに牛若丸と弁慶みたいな試合なのだが、この弁慶、牛若丸の攻撃にダメージを喰らうものの、決まった筈の関節をぐいぐいと力任せに外してしまう。子供が大人相手に本気になっているように見えちゃうから悲しい。
 ここで勝てば、すんごいいい試合なのだが、最終的にチャレンジャーは勝てない。なんだかなぁ。どうしてこんなにサップ一人勝ちなんだろう。
 そもそも、ボブ=サップの出身はアメフトで、特になにかの格闘技を極めたという訳ではないと聞いている。空手とかの打撃技系の専門家でも、柔道とかの関節技系の専門家でもなく、とにかくパワーのある体質的に恵まれた男だということらしい。そういうことの行き着く先というのは、プロレスだと思っていたので、サップはプロレスに向くのは判る。しかし、とはいえ、プロレスをプロレスとして専心して来た選手と比べると、体格やパワーの優位性なんて吹っ飛ばされちゃうというのが、今まで自分の信じて来たバランス感覚なんだが、ボブサップというのは、そういうバランスを突き崩しちゃうアンバランスゾーンそのものらしい。
 なんでそんなに強いのかねぇ。

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