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2004/05/22

超高価キーボードだぞ

 7万円のプロ用フルキーボードがエプソンから(ITmediaニュース 2004年05月21日)によると、セイコーエプソンが、7万1400円(税込み)のキーボードを発売した。
 七千円ではない、七万円である。キートップのタッチがよくって、ビジネスユースのハードな使用にもびくともせずに、長く最高の押し心地を保つ設計らしいが、現在秋葉原では、キーボードが千円前後から並んでいる事を思うと、異様な価格と云わざるを得ない。なんせ、七万あったら、そこそこの本体が変えてしまうのである。
 ちなみに、このキーボード、左利きの人にも対応出来るように、テンキー部分を左側に移せる構造になっているが、これは、去年からエプソンが発売しているプロユースのテンキーボードそのものである。この記事は
数値入力のプロ向けUSBテンキーボード、3万8000円(ITmediaニュース 2003年3月25日)にある。つまり、このキーボードのキモは、既発売のテンキーに併せて、文字キー部分を作り足したという事らしい。神北のような、ズボラな上に何台ものマシンを並行して使う人種だと、メインマシンのキーボード以外のキーボード使用時に取り出して、メインのものと置き換えて使う事が多いため、こういう2分割キーボードはちとどうかと思うが、七万出してもこれがいるという人にとっては、机上をどれだけ占有されようとも置いておく価値があるのだろう。
 どうも、こういうタッチの良いキーボードという動きは、更に前の年からあるらしく、「速く打てて疲れにくい」キーボードの秘密——東プレのRealforce 106(ITmediaニュース  2002年7月11日)という記事も見つけた。これは、形状こそ普通のキーボードで、価格も1万6800円と、まあまあ高価と云っても許容範囲内だが、正しいキーポジションで打つ分に、普通のキーと、小指で押すキーとでは、押下圧が変えてあり、非力な小指でも軽くキーが押さえられる設計になっているのだと云う。
 もちろん、神北のやっている日本語カナ片手打ちのような、特殊な入力方式に慣れ親しんだ人には対応すべくも無いが、ホームボジションに手を置いて使う人が絶対的に多いキーパンチャーなどの専門業務には向いている。
 また、こういうメーカーが、オーダーを受けてキー圧を調整した個人用キーボードを作ってくれるなり、押下圧を調整するカップラバーをユーザが自由に入れ替えられるようになれば、フェザータッチに撫でるような入力をしたい人から、ハードにガンガン打たないと気が済まない人まで、さまさまな要望に応える事が出来るだろう。
 これはもちろん、バリアフリーにも繋がる。
 神北は、7万の事務専用より、1万6800円のモノがいいのだが、これのMac用を作ってくれないかなぁ、東プレさん。

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