やっぱヤツラはシンプルだぞ
どれくらい楽しめる? 日本の「美少女ゲーム」という記事が、WIRED NEWSに、載っていた。
こうしたシミュレーション・ゲーム——美少女ゲームとも呼ばれる——は大いに楽しめるかどうかというと、残念ながら、実はかなり退屈だ。
という書き出しで判るように、この記事は、アニオタ素養のない(or 薄い)ゲームナード(ゲームオタク)の記者が書いているらしい。
こうしたタイトルをゲームと分類するのは、どうかとも思われる。ゲームは至って単純だ。グラフィックスは静止画像で構成され、キャラクター(だいたいは、性的な要求に応じる女性のみ)は2Dフォーマットで描かれている。そして単調で安っぽい打ち込みポップスをバックに、青臭い物語がのろのろと展開される。
なんだかなぁ……である。ま,ここで云う「美少女ゲーム」は、いわゆるギャルゲーでなく、イクとこまで行っちゃうエロゲーなのだが、なんだか一緒くたという感じが、ハナっから怪しげ。
基本的に、ゲームユーザと云うのは、3Dポリゴンでぐりぐり動く、アクションゲーム野郎のことだと思っているんだろうなぁ、この記事の発信者のDanit Lidorさんは……。
そういえば、紹介されるアメリカのゲームって、たしかに日本のラインナップより薄暗い画面の中を銃や剣を構えた3Dの主人公が走り回るようなものの比率が高い気がする。あんな、動く以外特に見どころの無いような粗い絵に感情移入ばかりしていると、きゃぴきゃぴのアニメ絵にはイマイチ入り難いんだろう。
ま、自国の吹き替え声優が下手だった事に気付かず、「ゴジラをはじめとする日本の怪獣映画は、画像と台詞が合ってない出来損ない」と云って憚らなかったアメリカ人のことだ、ちゃんとした評価が出せているとは思えない。
声優が喋る日本語は理解出来ず、英語の字幕でゲームをやったようなので、その英語がどこまでちゃんと出来ているかと云う謎も含め、彼がこのテのエロゲーの面白がり方を含めたテイストを掴み損ねたであろう事は、まず間違いない。その上、もしアメリカ版で日本の美少女ゲームの吹き込み直しをしても、ヤツラの声の感覚は、日本人から見るとどこか変なので、キャピ顔のキャラが野太い声で、Oh! Yaah !! とか喘いでいそうで、ちょっと、なんだかなぁ……である。
やっぱアメリカ人って、シンブル。
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