間が空いたぞ
忙しい一週間だった。忙殺と云う言葉が、忙しさに殺されるという意味んなだなぁとしみじみ納得。
どのぐらい忙しいかと言うと、随分前に予約を入れて待っていたMS OfficeのMac版がやっと発売されたのに自分では買いに行く暇がなく、女房にかわりに買って来てもらってたものの今度はそれをインストールする閑が無くって置いたままになっている程。それと、ここがほぼ一週間更新出来なかった程。
で、何に忙しいのかと言うと、主に雑事なのである。
来補完的に、ここ二週間ほどドタバタしているうち、成果物が商業印刷に載って、みなさのまお目汚しが出来るのは、並木書房さんのグリーンベレーものだけ、あとは友人関係から頼まれた雑事ばかり。これ仕事だったらええゼニ取れまっせと言う、気合の入った仕事なのだが……。
その間、関東地方は、史上最高、空前の観測気温を叩き出す熱波に埋まり。手足から順にとろけてゆき、しまいには脳味噌が蒸発しそうな日が続いた。
そういえば、2年前、同じように死ぬほど暑かった7月のある日。プスンという音を残して、居間兼寝室のエアコンか逝った。これは、結婚した初年、1992年冬か1993年の初夏に前の家に導入したもので、ほぼ9年間使って来た、遠慮会釈無くフロンを使うものだった。フロンガス、昔は、フレオンっていったよね。ガッチャマンがギャラクターの火喰い竜に立ち向かうためにゴッドフェニックスに巻き付けた冷却装置がフレオン管だった。当時はオゾンホールのことなんか考えもせず、ガッチャマンたちはフレオンガスを盛大に吹き出して炎のメカ鉄獣に立ち向かったものだ。しかし、まあ、神北は科学忍者隊ではなく、ちょっとオゾンホールのことを心配するフリをしてみたりする現代の小市民なので、旧式ガスの充填ではなく、代替フロン型のクーラーに買い替えることに決定。(なんで心配しているフリなのかというと、オゾンホールの成因がフロンガスと言う因果関係の立証に今イチ疑念を憶えるからだ。)しかし、酷暑のなか、クーラーの工事は1週間以上待たされた。(ということは、充填を頼んだって同じだけ待たされるっテェことだ……)で、その1週間が、その夏最も暑い一週間だったのだ。毎夜、扇風機の弱い風だけを頼りに、大量の汗をかきながら消耗しつつ眠り、朝起きてはシャワーに飛びつく暮らし。風通しのあまり良くない作りの家なので、ちょっと大変だった。
で、その時に取り替えたエアコンが頑張ってくれたので、今年は何とか乗り切れるかと思っていたが、そうは問屋が下ろさなかった。
遂に今年、新婚の時に買った冷蔵庫が逝ってしまった。なんだか、入れてあったものが冷えていない。開けッパしちまったかと思ったが、そうでもない。どうも、冷却力が落ちているようだった。庫内温をサーチしながら必要な時にコンプレッサーを動かして冷気を保つ冷蔵庫にとっても、この異常な亜熱帯気候はキツかったのだろう。機械部を中心に普段絶対こうはならないような異様な熱を持っている。普段より過酷な環境下で経年劣化でイカレかけていたフロン循環系がついにダウンしかけているらしい。
とはいえ、冷凍食品もあることだし、急に電気を切ってハイお役御免とは云えない。急いで庫内の食い物を消費しつつも、設定を強冷にして、なんとか凌いでいる。
さすがにこれも換えることにして、近所の量販店に。しかし……。
「いま、冷蔵庫は、機種によってメーカーでも在庫切れしていまして。しばらくお時間がかかるかもしれません。」
「しばらくって、どのくらい?」
「8月中旬か、末か」
……。……。……。
そんなものなのかい?
それも、1機種・1店舗だけのことではない。目の付けどころがシャープなことで知られる某S社の左右どっちからでも開けるタイプなんザぁ、のきなみ「ひと月待ってくろ!」と言われてしまう。N社やH社、M社などにしても、程度の差こそあれ、全て同じなのだ。LG電気とかのアジア系のものは安いし在庫もあるようだが、あまり大型のものがない。……というより、ハッキリ云ってあの容積で済ませられるのは昭和30〜40年代の家庭か、さもなくば現代なら一人暮らしのチョンガーだけだ。
冷蔵庫なんてモノは、洗濯機と並ぶ白物家電の中核の1つで、どこの量販店もそこそこ在庫を押さえてあって、欲しいとなったらすぐ買えるものだと信じていたが、どうも、今やそうでは無いらしい。これはひょっとして、日本経済と産業界の足腰が弱って来ていることの証左か・・・?
ちなみに、我が家の冷蔵庫は、レイアウトの関係から普通と逆開きのものを注文したため、ちょっと待って、最短より2日ほど長く掛かるが、今週中に入る予定である。ちなみに旧冷蔵庫はまだ動いている。入れ替えの前日ぐらいに電源を落とすとしても、何とかそれまで保って欲しいものだ。
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