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2004/08/13

シール企画の打ち合わせをしたぞ

 今年も、日本SF大会が近付いて来た。G-con。もう、来週の土・日、2004年8月21日〜22日だ。
 昨年は、大会実行委員会の一員として、大会の運営に携わったが、今年は実行委員会とは一歩離れた所で協力する事になった。昨年、大会全体を巻き込んで人気を博したシール企画を、シール企画を運営する団体を作り、外部企画として持ち込むのだ。
 なぜ、わざわざ外の団体化するのか?
 1つには、情報やノウハウの継承を図るためだ。集めたシールを貼るための台紙は、108枚のシールが収容出来る、昨年と同様の冊子型のものを使用。これは、パッと見に葉書サイズに見えるが、葉書より微妙に小さめに作ってあり、葉書サイズ用の名札ケースに出し入れがし易いように調整してある。サイズを含め、中のコマ割りからページ構成までの設計を神北が行ない、ゼロコン以来、大会関係では何かとお世話になっており、T-con 2003ではスタッフにもなっていただいたニモ印刷さんで、特別に印刷・裁断・製本していただくモノだ。それ用の名札ケースも、ハガキ大を収められるケースの製造元は、全国でも限りなく少なく、昨年神北が探した時に、満足の行く製品を見つける事が出来たのは、マービテックさんという会社一軒であった。こういうノウハウは、早い話が気配りそのものだ。気配りなんてものは、行き届いている間は在って当たり前、行き届かなくなって始めて窮屈さに気付くと云うようなものだから、いくら書いておいても申し送っておいても、中に1人漫然と仕事をするスタッフが挟まっただけで、全部忘れ去られてしまう。そうならないためには、今少し、みんなで大会に協力する形で、ノウハウを固めておかなければならない。そのために、昨年のスタッフに声をかけて、シール企画のメンバーを募り、今年はそのメンバーで企画を持ち込む事にした。

 冊子型台紙は、1片17ミリ×24ミリという、プリクラサイズのシールを1頁に12枚収容出来る台紙面が9頁あり、全体で108枚のシールを収容出来る。この冊子型台紙一冊分、108枚のシールを集めた人を煩悩王と呼ぶ。SF大会期間中に108枚なんて大変だとお思いであろうが、本気になると人間不可能は無いのである。昨年は、数十人の煩悩王や、二冊集めたダブル煩悩王・トリプル煩悩王も誕生。最高ではシール108枚を4冊分の432枚を集めた煩悩帝が誕生した。
 去年突然誕生したSF大会の新しい楽しみ方であるに関わらず、シール企画は、かなり皆さんに受け入れてもらえた。
 こういう小さなパーソナルシールを交換すると云うのは、早い話がプリクラなわけだが、プリクラしようよと言っても、自分の写真を人に配る事に抵抗感のある人も居る。しかし、プリクラの機械を使わなくても、最近ではこういうシールは自由に作る事が出来る。パソコンとインクジェットプリンタを使い、簡単に自分専用のシールを作る事が出来るのだ。
 そのための簡易なソフトもいくつか出ている。ジャストシステムラベルマイティーと云う製品は市販されているし、ラベル屋のエーワンが自社の用紙販促用に出しているラベル屋さんHOMEという無償提供のものもある。
 こういうソフトを使いこなす事で、たしかに、誰でも自分用のパーソナルシールが簡単に作れる時代になって来ている。しかし、それでも、自分でそういう事をするのはあまり得意でないという人も居るし、会場で唐突にやってみたいと思う人だっている。
 そこで、シールの作成をする「シール屋さん」が登場する。
 昨年は、企画の林立するストリートにある、休憩用の広いスペースに店を出した。今年は、大会の会場に入り、企画のための会議室に登って行く途中の、2階のラウンジにスペースを戴く。周囲は、大会実行委員会がゲームラウンジと名付けた、ボードゲームなどを用意したゆったりとしたペースの休憩系スペースなので、「よし、賑やか死にシールでも作ってみるか」と思って戴ければバッチリである。

 昨日、8月12日は、そのシール屋さんの微調整のためのミーティングだった。メンバーの1人が社長を務める会社からスペースをお貸し戴き、お盆休みで昼から参加してくれた人、仕事が上がってから夕方駆けつけてくれた人を合わせ、何人かの人が集まった。
 受付システムの概略の決定、ミスなく、簡便な注文書の書き方、運用法を相談。さすがにLAN化して繋ぐことは出来なくて、1台のマシンを仮想的に置いて、試してみる。
 神北は、IllustratorとPhotoshopでペロペロっと作るのが、一番楽なのだが、他のメンバーにはIllustratorの習得から始める時間はないので、ラベルマイティーを導入。Mac・Win両用、かつ、大抵の用紙に対応なので、独自の操作感に馴染む事さえ出来れば手早い。
 とりあえずみなさんに、注文書を元に、絵入り、文字入りのシールを作成してもらい、なんとなく感覚を掴む。というか、半分ぐらいの人にとっては、昨年の勘を取り戻すと云う感じが強いが……。

 驚いたのが、昨年用意した旧式のプリンタでは、ちょっとツルツルすぎて読み込めなかったヒサゴの光沢紙が、最新のプリンタでは綺麗に印刷出来た事。やはり、こうしたものは日進月歩なんだなぁと関心。今年は、新旧プリンタを併用するから、注意が必要だな。
 Mac二台とWin二〜三台、要員さえ揃えば、ソコソコに作業は出来そうだ。問題は、SF大会のタイムテーブルが未発表なので、予定がまだ見えてないこと。昨日、大会スタッフに聴いてみたら、まだ最終調整中と言う話。同じ時間に多くの要員の見たい企画が重なったりしたら、何人かに涙を呑んでもらわないといけないかも知れない。予定が立たないのはちょっと辛い。

 ま、てなわけで、日本SF大会では、シール企画を宜しく。
 シール屋さんでは、葉書サイズの用紙1枚(16片)100円で、シールを作ります。
 シールコンテストでは、シールのデザインの人気投票を行ないます。
 煩悩王も、もちろん受け付けます。栄誉のグッズを手にして下さい!
 皆様のお越しをお待ちしてますよ〜。

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