ペンタブだぞ
実は、先日の日曜日に、秋葉原で買い物をした。ワコムのIntuos 3 PTZ-630だ。
出た2日後に買っているから、釣られる魚としては、入れ喰いの類だろう。
ペンタブレットとしては、同じメーカーのアートパッドIIという代物を持っているが、これは10年前の代物で、当然アップル・デスクトップ・バス(ADB)仕様であり、現在の神北のMacにはそのまま繋ぐことが出来ない。更に云えば、描画面がハガキサイズという、ミニマムな仕様であり、最近の表示画面が大きくなっていることを考えると、非常に実用度が低いと云わざるを得ない。
だから、今回は、その反省を元に、描画面が倍のサイズのA5版サイズあるのものを選んだ。無論、細かいタッチの再現のみをを云々するのであれば、A4サイズの描画面を持つもう一段上位機を導入するに越したことは無い。しかし、敢えて、描画面A5サイズ(全体サイズは横長B4を少し左右方向に切り詰めた程)のPTZ-630にしたのは、ペンタブレットが入力の中心ではないということから、机の上をあまり広くとられたくなかったという欲求のせいだ。
で、どんなものかというと、Adobe Illustrator CSのトレース作業に関しては、俄然スピードアップしたように思う。(新しいデバイスで張り切っているだけかも知れないが……。)無論、今迄そうしていたようにマウスでもそこそこのコトはこなせるのだが、マウスを持つようになって二十数年。鉛筆を持って四十年。やはり、微妙な線を描く時に、鉛筆型デバイスならではという微妙なラインを素早く取り出せることが強みだ。
まあ、そこに留まらず、もっといろんな使い方をしてみたいのだが、取り敢えずは、修行あるのみ。
ちなみに、このペン、吉井宏くんもBLOGで云っていたが、ちょっと太すぎ。太い絵筆や万年筆ぐらいあって、握るのが大変という気がする。また、ゴム質の滑り止めが柔らか過ぎて、指の中でペンが踊るのもちょっと難点。メンソウ筆や鉛筆といった感覚で使いたいユーザもいるのだ。アートパッドIIのペンの方が使い易かったのは厳然たる事実。機構の問題で太くせざるを得ないのかも知れないが、別売のものでも良いので、細いものを希望したい。
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コメント
店頭デモ見てきました。
オプションのインクペンが心持ち細いので試してみてもいいかも。微妙だけどね。
投稿: kemo | 2004/09/24 11:33
このペン、構造的に、握り部分が太く筆尻が細い典型的なペン型をしているので、一番手っ取り早いのは、ケシゴム側を使うこと。次に、ゴムを剥がしちまうことだと見た。
ただ、このゴムが、ずれることを防止する為、筆側面のボタンの足下で桁を跨ぐような複雑な構造になっていて、スッポリ抜くことがなかなか容易ではない。製造工程としてゴムのカバーを被せてから、ボタンを後で嵌め込む方式なんだろうけど、中がどんな構造か読めないから、このボタンをどう外すかが判らない。
ぼたんにさわらなくても、ゴムカバーをカッターできりとればいいんだけど、不可逆加工って勇気要るから、なかなか踏み切れない。
テなことで、今のところ、太いのを我慢したり、ひっくり返したりしながら、使ってます。
ちなみに、プリセットをいじるのが面倒臭いので、キーボードショートカットとの併用を止められない為、まだタブレット上のボタンを使いこなしてはいません。
投稿: 神北恵太 | 2004/09/25 07:06