裁くぞ
被告の量刑、コンピューター任せ 山東省で「電脳量刑」という記事がasahi.comに掲載された。
電子頭脳に裁かれるという訳である。アクダマンの裁判マシーンである。いや、あんな格好はしていないか……。
この裁判マシーン、山東省のある街の人民法廷で導入されたそうだが、人間の裁判官より公平感を持たれているようで、3月からこっち190件の量刑を下し、控訴は出ていないとか。
機械が人の量刑を判断することに関して、まあ、それで本当に良いのかどうかは誰にも判らないだろう。が、第一審であり控訴審は別にある訳だし、簡素化とスピードアップが図れるのであれば、これはこれで、 司法と言う公共サービスにとっては正解の1つなのだろう。
このマシーンに、地域の祭のためのカレー鍋に毒を入れたケースや、宗教の教祖として信者に命じて毒ガスをまかせたケースを入力したら、何分ぐらいで、何と判断するであろうか? 許可された以外にこっそりと政治献金を受け取る政治家は、どう裁かれるのだろうか?
基本的に、1300例程の刑事事件と判決を、分類、データベース化したものがあり、その裁定の上に、人間の裁判官によって対象懸案の情状酌量の度合いを入力すると、量刑が決定されるらしい。
チョコっと、法学部の学生かだれかが、日本版を作ってみないかなぁ……。
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