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2004/10/14

訃報が続くぞ

 矢野さんが亡くなった。

 訃報というのは、何かかたまって来るケがある気がする。
 クリストファー・リーブに続いて、翻訳家にして、日本SF界の先達の1人、矢野徹さんが亡くなったと云うニュースが飛び込んで来た。紀伊国屋書店のリストで、矢野さんの本を眺めてみると、翻訳・著作・共著ひっくるめて202冊(10月13日現在。入手不可のものを含む)。間違いなく、戦後日本のSFを支えた屋台骨のお一人であったことが、思い起こされる。
 神北自身、ファン活動の中で個人的に面識といえる程の面識を得て、親しく話させていただくような機会には、ついぞ恵まれなかった。ただ、1989年には第二十八回日本SF大会 ダイナ★コンEXを開催した時に、ゲストとしてお越しいただき、実行委員長としてご挨拶申し上げたのが、唯一、直接に言葉を交わさせていただいた機会だった。
 81歳。
 大往生とは言わない。矢野さんのことだから、まだまだ、野心も希望も、きっとたくさんお持ちであったろうから。
 ただただ、ご冥福をお祈りします。

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コメント

なんと言うか、まさに言葉が無いです。

投稿: 酔うぞ | 2004/10/14 07:55

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