訃報が続くぞ
矢野さんが亡くなった。
訃報というのは、何かかたまって来るケがある気がする。
クリストファー・リーブに続いて、翻訳家にして、日本SF界の先達の1人、矢野徹さんが亡くなったと云うニュースが飛び込んで来た。紀伊国屋書店のリストで、矢野さんの本を眺めてみると、翻訳・著作・共著ひっくるめて202冊(10月13日現在。入手不可のものを含む)。間違いなく、戦後日本のSFを支えた屋台骨のお一人であったことが、思い起こされる。
神北自身、ファン活動の中で個人的に面識といえる程の面識を得て、親しく話させていただくような機会には、ついぞ恵まれなかった。ただ、1989年には第二十八回日本SF大会 ダイナ★コンEXを開催した時に、ゲストとしてお越しいただき、実行委員長としてご挨拶申し上げたのが、唯一、直接に言葉を交わさせていただいた機会だった。
81歳。
大往生とは言わない。矢野さんのことだから、まだまだ、野心も希望も、きっとたくさんお持ちであったろうから。
ただただ、ご冥福をお祈りします。
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コメント
なんと言うか、まさに言葉が無いです。
投稿: 酔うぞ | 2004/10/14 07:55