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2004/11/10

切れないぞ

 エンジンの力で小さな鋸刃を駆動させ、押し引きの動作を機械に任せてしまう文明の利器チェンソー。しかし、その取り扱いは危険度が高く、うっかり刃を当てて自分を怪我させてしまう人も多い。そこで、開発されたのがこれ。
 日経ネットデサント、チェンソーで切れない服という記事にある、「フォレストレンジャー」というシリーズ。ズボンやレガース(ズボンの上から着る脚部の防護服。などがあるが、どれも、7ミリ厚の分厚い素材で、チェンソーの刃が当たると、内部の特殊綿が飛び出してチェーンソーの回転部分に絡みつき、止めてしまうのだという。一種のリアクティブアーマーみたいなものである。さらに、その下のなる裏地には、ケブラーが使われていて、身体を保護するようになっているそうな。ケブラーといえば、防弾チョッキにも使われる強靭繊維。これなら、停まったものの刃が当たって皮膚が裂けるなんてことも防げるだろう。
 詳しくは、デサント昨年のリリースの5月8日の チェーンソー用防護衣の開発についてというPDFファイルをご覧戴きたい。
 このデサントと言う会社。この技術を活かして、更に、スケート用の転倒時のエッジによるケガなどから身を護るための耐切創スケート用アンダーウェア「Racy(レーシー)」なるものも開発している。
 スポーツなんてしないけど、スポーツウェアメーカーのこういう技術力には、ちょっと感心だ。

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コメント

いいなあ、これ。上着があれば通り魔にも有効かも。
ケブラーなら口径にもよるけどピストルの弾も止めれます。
刃物にもピストルにも大丈夫なら、欲しいぞ.
ただケブラーってアイスピックみたいな尖った物は刺さっちゃうんだよね。

投稿: 名古屋 | 2004/11/11 00:57

 チェンソー持ったホッケーマスクの怪人にでも遭遇しない限り、これでなくて、普通の防刃防護服や防弾チョッキで充分だと思うぞ。
 あくまでも、これの新しい点は、チェンソーという機械に特化した危険防止機構なんだから。

投稿: 神北恵太 | 2004/11/11 01:08

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