« 2004年11月 | トップページ | 2005年1月 »

2004/12/31

実家でマシンメンテだぞ

 12月28日に前の記事を書いたしばらく後、レンタカーを借り出して、実家へと帰った。ということで、今も実家。なんだか、走り出しが調子が悪くて悪くて、横浜で一件用事を済ませて横浜青葉ICから東名に乗り、さすがに港北は何もないので海老名まで走ったところで、休憩。というより、仮眠。いや、熟睡。1時間ほど死んだように眠る。その後、もそもそと起き出して来て、走り始める。28日深夜の下り線は快調そのもの。もっとも、神奈川から静岡に入る辺りで上り線は数珠繋ぎの大渋滞を引き起こしていたが……。
 夜中のドライブの楽しみは、透明牧ノ原SA。お茶どころど真ん中のここは、何を思ったか、イメージキャラクターにお茶犬を採用。身の丈1メートルを軽く超す緑茶犬リョクが売店の入り口で迎えてくれる。こういうところなので、抹茶ソフトクリームが、ハンパでない抹茶の使用量で美味しい。
 その後、浜名湖SAで3時間ほど眠り、朝を待つ。実は、豊田から第二東名へ直接乗り継げるため、愛知県内の所要時間が極めて短縮され、しばらく前までは確実に3〜4時間はかかっていた浜名湖SAは、故郷の町まで2時間か2時間半という、かなり近い場所に変わったのだ。浜名湖SAの近鉄レストランで朝7時からの朝食バイキングを摂り、一気に実家へ。借りた車のゴリラというカーナビは古いので、地図の上では道なき道(田んぼの上だったり、海の上だったり)の伊勢湾岸道を快走。
 と、まあ、普通ならばここでたどり着いて終わりなのだが、今回はちょっと予定が違う。
 約4年前の2001年正月に、実家の母親の三台目のマシンとして購入したiMacが、さすがに古ぼけて来たので、新型のiMacに切り替えるというのが、今回の帰省の眼目なのである。
 実家で母親を乗せて、名古屋駅前のビックカメラへ。
 今までの母のiMacは、450MHzのマシンで、メモリも384MB(増設済み)、今となってはちょっと非力なマシンだ。とはいえ、購入当時は、神北の仕事用マシン(PowerMac G3/350)よりクロックもメモリ容量も大きかった。型落ちのフラッグシップ機と、最新のコンシューマ機。この差は大きい。大きくって悔しい。
 今回、母親用に導入したのは、第三代目、iMacG5の17インチスーパードライブ機。ガクブチみたいな機械だ。1.8GHzでメモリも768MB(増設済み)。
 うう。なんだか速いぞ、このマシン。(なんだかではなぃ、G5の1.8GHz、そりゃ、デュアルCPUとはいえ、G4の1GHz×2のオイラのマシンより、パワーポテンシャルは高いのだ。)オイラの仕事機はフォント突っ込みまくっているし、重いのは仕方ないのだが、スイッチを入れてから立ち上がりまでの所要時間が1/2〜1/3。し……シャレにならねー。
 オイラもデザイン仕事用のマシンの横に、シングルCPUでもクロック速いマシン置こうかなぁ……。
 このマシンと共に、導入したのが、キヤノンのスキャナ・プリンタ複合機PIXAS MP770。スキャナ・プリンタ・コピー、そしてカメラやカメラ用ストレージメディアからのダイレクトプリント。この機械のメディアドライブ、CFカード・SDカード・スマートメディア・メモリースティックのドライブは、ダイレクトプリントのためだけに使うのではなく、繋がったパソコンのメディアリーダー・ライターとして使える。半年ぐらい前に秋葉原のプリンタ売り場でショップ店員に聞いた話では、こういう複合機のことではなくプリンタの話だが、ダイレクトドライブ用のものは、パソコンにつながって働くようにはできていないという話だった。半年で状況が変わったのか、複合機だとそうなのかはわからないが、これはかなり便利。
 さらに、今のこのクラスの複合機は、インクがCMYK独立型なのもよい。黒が2本あるのは、染料系顔料系の組み合わせということかな。安い普通紙に対しても、かなり良好な発色で印刷可能。
 正直な話。この組み合わせ。実売税込み23万円クラスとは思えないほどの高性能なシステムだ。AppleWorksも付いているから、ちょっとした仕事マシンとしても十分。iLife04が付いているから、テレビ録画とか言い出さなければ、このままでAVマシンとしても十分。(もちろん、チューナを外付けすればテレビ録画にも対応可能だ。)
 これからMacを始めようという方への、絶対イチオシである。

 てなわけで、吉田秀彦の闘いを見つつ、実家より、現状報告である。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004/12/28

2004年を総括するぞ

 2004年も、ドン詰まりになって、ハリウッドのデザスタームービーもかくやと云う大地震とインド洋の大規模津波なんてことが起こり、最後まで波乱の年であるようだ。
 まー、こーなると、いつ自分の身の上に災害が降って来るかも知れないわけで、今の内に、神北的2004年を纏めておこうと思う。もちろん私的なまとめなので、世界の出来事とかは無いし、特に10大○○ってワケでもない。一個と云っておこうということを書いているだけだ。

続きを読む "2004年を総括するぞ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004/12/26

ネクサス第1クールの感想だぞ

 毎週土曜日、朝7時30分放映『ウルトラマン・ネクサス』。皆さんは、ご覧になっているであろうか? で、どう見ておられるのか?
 第1話で登場した怪獣の口元のぶわ〜っと広がりっぷりの良さに度肝を抜かれて以来、特撮・CG・合成関係には、神北はあまり不満は無い。むしろ気に入っている。
 放映開始から3ヶ月。今年放映分は一応終了ということで、1クール見てみた感想をまとめておきたい。

続きを読む "ネクサス第1クールの感想だぞ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004/12/25

誰が敵やら味方やら……だぞ

 そろそろ、新しい端末もいいかなーと、自分のケータイのキャリアであるボーダフォンのショップを覗きに行った。
 ボーダフォンのショップは何軒かあるが、神北がよく行くのはボーダフォン 秋葉原中央通りというお店、中央通り沿いで、秋葉原駅から末広町の交差点の方に歩いて行った、旧T-zone(現ツクモ)の道を挟んで向い側(西側)の、ドトールの並びの店。
 店の前には、今度新発売になる3Gケータイ数機種のモックアップをを一堂に並べ、大プッシュ中のお兄ちゃんが。
 ケータイというものは、結局、実際に触ってみないと判らない。特に、最近の格好良ければ善いんだろうケータイになると、スタイリッシュという名目のもと、筐体とボタンの高さが同じツラツキに揃えられていて、死ぬほど押し辛いものが多い。半分はキーの出っ張りで液晶がこすれるのが嫌なのだろうが、そんなのは液晶と直接触れないような突っ張りを液晶面脇に作れば良いだけだ。結局は、考えが甘い、ユーザの利便性を置き去りにしているとしか言いようがない。
 さすがに、そういうケータイが溢れ過ぎたことに危機感を感じたのか、スタイルの中にボタンの出っ張りをうまく組み込んだものも少しづつ増えて来たが、それにしても、まだ押しにくいものが多い。
 かつて、J-Phone初期にあった、パイオニアの全面液晶でスタイラスペンの付いた端末が使い易かったのだが、その理由は、ソフトウェアキーボードとスタイラスペンの組み合わせが、たった10コ余りのキーを必死になって押しているより、余程日本語入力が素早かったことだ。今はどうしても、テンキーでアルファベット26文字とか五十音を入れさせようとするが、液晶が安価で省電力になっている現在、入力用の液晶を備えボタンを極力廃したた任天堂DSを細くしたようなマルチ液晶ケータイとかあっても良いのではないか。
 さて、この12月から順次ボーダフォン端末としてデビューと相成った、くだんの新作3Gケータイである。神北が最初に買ったコンピュータ富士通FM-7の心臓部であるMB68E09マイクロプロセッサ(富士通製)のライセンス元、最初に買った外国製パソコンであるMacintoshや、シャープのハソコンX68000の心臓部であるMC68000マイクロプロセッサの製造元、そして今使っているマシンの心臓部PowerPC-G4の製造元である、モトローラが2機種を提供している。
 パソコンでアドレス・スケジュールが管理出来るという、いわゆるスマートフォン機能を備えた機体で、卓上ホルダーという充電とデータ共有のための付属品(所謂クレドールだね)があって、そこからパソコンにつなげば、PCリンク機能が使えるというのを、兄ちゃんは大プッシュ。
 そこで神北、兄ちゃんににこやかに一言。

 「パソコンと繋がると云うからには、当然、縁も縁も無いIntelだのWindowsだのじゃなく、オイラの使っている、同じモトローラ製のCPUの入ったPowerMacG4で使えるんだよね?」

 兄ちゃんの顔が凍り付いたことは、言うまでもあるまい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004/12/24

豪華絢爛剣劇絵巻だぞ

「いいか、よく聞け。俺の名は無斬祭之介」
「むざん……まつりのすけだとぅ?」
「どんな字を書くのだ?」
「わからぬのは当たり前だ。むろん真実(まこと)の名ではない」

 本を紹介する。
 いや、新ヒーローを紹介する。

『時の剣 隻眼の狼王』赤城毅(光文社カッパノベルス 本体895円+税)

 面白い。面白過ぎる。過ぎるほどに、なお面白い。
 いやもちろん、どんなに面白くても面白過ぎるということがないのが、エンターテイメントである。主人公の立ち居振る舞い。辿った人生はもちろんのこと、脇役、時代設定、カタキ役、どれひとつとっても、望むべくもないほどおさまりが良い。

 三代将軍家光の御代。熊本の、死期を迎えた宮本武蔵のもとに立ちよった青年、無斬祭之介。この六尺を超える大男は、師の臨終の床を警戒する武蔵の弟子たちを難なく押しのけ、武蔵に面会する。二人は旧知の友であった。
 死の床に際した武蔵は、かつて剣の道を歩む友と認めた男、尾張柳生、柳生兵庫助利厳(やぎゅうひょうごのすけとしとし)の危急に際し、身体の動かぬ自分になり替わり、尾張へ赴いて欲しいと切望する。
 尾張柳生の危急とは、江戸柳生の嫡男、柳生十兵衛に謀反の疑いがあるというものだった。一切関わりのない祭之介に代役を頼むことを詫びる武蔵に、十兵衛が本当に恐るべき野望を抱くならば、わが敵がやつのもとにはせ参じるのは必定、そうなれば柳生兵庫助の闘いは自分の闘いだと断じ、祭之介は、武蔵の頼みを快諾する。
 それが二人の今生の別れであった。旧き友の頼みをもう一人の懐かしき友に託し、肩の荷を下ろした武蔵は、その数日後、静かにこの世を去った。
 かくて、剣豪宮本武蔵を介し、柳生十兵衛の陰謀と相対することとなった無斬祭之介の闘いが始まる。

 じつはこの本、一見、何がタイトルだかよく判らない。本自体は、ほぼ『時の剣 隻眼の狼王』赤城毅とだけ書いてあるだけの真っ白いカバーの本なのだが、帯(コシマキともいうよね、しかし、これは帯なのか? 帯高が新書判の2/3もあるんですが……)には、そのタイトルや作者名のどれよりも大きな文字で、『おれがやつを斬るか やつがおれを殺すか』と入っている。この装丁だけでも、尋常じゃない。
 だが、中身はもっと尋常じゃない。
 まず主人公、無斬祭之介。こんな名前の奴ァ居ねーよと思う間もなく「わからぬのは当たり前だ。むろん真実の名ではなぃ」。あのなオッサン、ワシャかなわんよ!(大平透さんのハクション大魔王の口調で読んで下さい。)
 一事が万事、ことほど左様に、この調子。いやはや、トンでもない主人公がやって来たものだ。なんといっても、無敵、無茶苦茶、無遠慮。その上、あろう事か不老不死である。
 柳生十兵衛に組みするのは、怪しい老人、骨嚙無限斎(ほねがみむげんさい)。
 祭之介も祭之介なら、この無限斎も無限斎であろう。こんな人をバカにした名前、ショッカーの大幹部のノリである。しかも、彼の配下には、転魔と呼ばれる三人の、いや三匹の怪人がいる。蜘蛛人間アンカブート、蝙蝠人間フッファーシュ、蜥蜴人間スィフリーヤ。もう、まさにショッカーではないか。

 武蔵の死の場から始まった豪傑の物語は、一瞬にして、魑魅魍魎の徘徊する魔界の物語に転じる。無論言うまでもなく、この書き出しと云い、登場人物と云い、山田風太郎の『魔界転生』の換骨奪胎というか、壮絶なオマージュである。しかも、私には赤城毅が読者にこう語りかけているように聞こえる。「どうだ? こっちの方が面白いだろう?」
 いや、ホントに面白いんです。ムチャクチャなんです。こんな面白い話、一巻でまとめてよかですか?! 山田風太郎の風太郎忍法帖と呼ばれる一連のシリーズの柳生十兵衛像をはるかに上回るような、壮絶な野望を持つ十兵衛と、軽くその上を行くヒーロー無斬祭之介。
 2004年も後一週間と迫ったが、まだこれを読んでない人が居られるなら、是非、今年最後の一冊にこの本を読んでいただきたい。西暦2004年、平成16年と云う、現代が産んだ、最新の剣豪ヒーロー。その時代性に触れ、エンターテイメントの底力を感じて戴きたい。


蛇足

 主人公無斬祭之介のインパクトありありの名前。かつて佐々木功主演で東映が世に問うた怪作『妖術武芸帖』の主人公、婆羅門の妖術使いと戦った鬼堂誠之介(きどう まことのすけ)を思わぬ者は、同世代には居まい。そういえば、赤城さんは、同い年であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004/12/21

精神年齢を占ったぞ

 無料占い貴方の精神年齢をチェックという、簡単なテストをしてみた。その結果、私の精神年齢は、43歳おっと、=実年齢じゃんか!
 ホント判りよい人間ってことか?>オレ

 ちなみに、下は神北の結果

続きを読む "精神年齢を占ったぞ"

| | コメント (10) | トラックバック (1)

マンダム親子だぞ

 『マンダム親子』と云うギャグ漫画をご存知か?
 金持ちで金持ちで金が余って剰ってしょうがないと云う親子を主人公に、毎回、金が欲しい貧乏人相手にこの2人が無理難題を吹きかけたりいろいろするお話し。『ダメおやじ』後半で蘊蓄マンガに開眼する前の古谷三敏が描く、金と人の心の物語……ていうか、赤塚派のギャグマンガのエスカレーションの妙の見本みたいなものなんだが……。
 よくバカ金持ちの例えに使う「手近にあったのでお札で尻を拭いた」類のことをマンガのキャラが毎週やっていたことに関しては、始祖とよんでもいいこのマンダム親子、別にアニメ化されたわけではないが、白木みのる師匠が歌ったイメージソング『銭ドルソング』というレコードまである。この歌は歌で、シミるぞ。
 このマンダム親子。連載当時の1970年代の日本には、当然こんなバカ金持ちが存在する筈もなく、「いい味を出したキャラ」に過ぎなかったのだが、1990年代に至って、それを地でいくような「停電したからお札を燃やして明りにした」ようなバブル長者の逸話が半分「カッコいい話」として伝えられるに至り、日本人も質が落ちたなぁと思ったものだ。
 まあこの頭の足りなさそうな運だけのバブル長者どもは、一瞬の栄達の後、借金地獄へと凋落して行ったので良しとして、マンダム親子の話である。実は、このマンダム親子のキモチを、庶民のあなたもひょっとかしたら味わえるかもしれないと云う朗報である。

傷んだ紙幣トイレットペーパーに 全国初“大分オリジナル”

 やるな、大分県。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バックアップ体制を整えたぞ

 秋葉原で、ちょっとした買い物をした。FR-DK1というRATOCの製品だ。通称名REX-Dock
 というのも、どうにもこうにも、HDD上のデータのバックアップが遅くてたまらないのだ。それも当然の話で、1992年当時、40MBのHDDに対し、MOの規模が128MB。システム丸ごとを3種類、MOに持ち歩き、状況によって、自分の一番都合の良いシステムをがーっと書いちまえば、誰のMacintoshでも自分のFEPが使える手慣れた環境を無理やり手に入れられたのだ。(と威張っているが、今このMOの容量なら標準的な128MBのUSBメモリ同等である。)さて、しばし時が遷って、HDDが200〜300MBになって来た頃、CD-Rと大容量MOが、その2〜3倍の容量で拮抗していた。この時点でも、まだ1つのディスクのシステムが1枚のメディアに余裕で入ったのだ。
 しかし、もっと時が遷って2004年現在。売られているハードディスクは、80GBを実質上の下限とし、上限は250〜300GB。それに対し、CD-Rは640MB、DVD-Rでも4.5MB。非力だ。これでは、あまりにも非力なのだ。
 かくして着脱型のHDD、REX-Dockの導入と相成った。
 有り難いことに、MacOSXからは、ブートドライブとしても使用可能なFireWire、つまり IEEE1394接続機器だ。(ちょっと安価なUSB2.0版も在る。)
 今、一番値段がこなれている160GBのHDDも一台買い込んで来た。スライド式の上蓋を空けて、着脱用の小型ケースにHDDを詰め込み、データと電源の結線をすればもう終わり。一瞬にして、リムーバブルドライブ、つまり160GBのバックアップ媒体が完成である。ドライブ筐体の方にメディアをガッしゃんと突っ込めば、それで良し。起動中の抜き差しにも対応している。もちろんこれ、リムーバブルなメディアとして使っても良いのだが、160GBの容量を持つ立ち上げディスクとして使っても良いんだそうな。至便この上ないストレージシステムである。
 さらに、優れ物なのが、このシステム、メディア筐体の方がオスコネクタ、受けるドライブ筐体の方がメスコネクタになっている。ということは、もし、着脱時にピンがひん曲がることになっても、被害を受けるのはメディア筐体(1コ1500円チョイ)の方であり、すぐに別のメディア筐体に中身のHDDを移してしまえば全く問題なく使えるという仕様だ。まあ、そうそう、そんな荒事が起こらないだけの、しっかりした工作精度をもった機械であり、操作時には軽妙な着脱感があるが、安全性・フェールセーフに充分に留意した姿勢に好感が持てる。

 てなわけで、この製品。神北印のオススメである。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

こじんまりとクリスマスだぞ

 2004年12月18〜19日、毎年参加している東京の地方コン、SFクリスマスに参加して来た。毎年百数十人集まっていたのだが、今年はパーティー時点でも80〜90人、合宿まで参加は50〜60人という、えらくこじんまりとした集まりだった。
 まあ、その連中がその団体で直接開催するわけではないが、中核メンバーの何人かが来年の日本大会に絡んでいる、まあ、言ってみれば2005年の日本大会を占うコンベンションの一つなのに、なんでこう人数が少ないんだろう? 来年の日本大会に少なからぬ宇宙軍のメンバーが絡んでいるって思われていないのかな? 
 神北は、1977年以来、ずっと企画集団TDFという団体を作って、地方コンのダイナ★コンや、第二十八回日本SF大会ダイナ★コンEXを始めとしたいろいろなイベントを開催するなど、そこで様々な活動して来たわけだが、他にも、CJFC(クラッシャー・ジョウ ファンクラブ)とか、吾妻ひでおファンクラブしっぽがない等にも参加していた。その中でも一番長く、また今に至るまで続いているのが、宇宙軍なわけで、その主催のSFクリスマスと云えば一種のホームフィールドである。
 で、行ってみたら、名札に書いてありました「退役一等宇宙兵」……?! なんだか、「前の期が終わった時に、最後の発行物で『これで終わるよ』と書いたのに、金を振り込んで来なかった奴は、外れたんだヨ」とあっさり言われちまいました。しくしく。云われた場で持ち合わせがなかったので、あきらめて退役軍人としてクリスマスの一夜を過ごすことに……。

 じつは、先週中は、丸鍋大外郎くんからの仕事が修羅っていて、二日ほど1時間仮眠とパソコンの日々の後、最後の一日半は完徹、土曜昼過ぎにデータをメールで送って、その足で会場入りだったので、着いた時には、既に一本目の企画、野田昌宏大元帥・宮本昌孝さん・横山えいじさんによるテーマ企画『私の好きなこの一冊・Favorite One!』が始まっている。三人のゲストの皆さんが読書遍歴の中で、いかにして「この一冊」に出会ったかを語ると云う、波瀾万丈の人生×三人分という、全くもって豪勢極まりない企画。作品に人在り、人に歴史在り、面白かった。
 企画の後、しばらくうだうだして時間を待つと、パーティー。今年は簡単に別けて「昼間企画+パーティー」「全部+パーティー」かという2パターンの参加方法が在るのだが、基本的にこのパーティーに出無いという人ては珍しいから、ここには全員が顔を揃えると云うことになる。(「パーティー抜き」という選択肢もあるが、実際的じゃない。)昼間の企画にお出になっていたのだ大元帥や宮本昌孝さんが所用で外してしまわれたため、横山えいじさん・畏友小倉信也くん・中田雅喜さんなどが、企画のあるゲストとして挨拶されていた。いつものように、横山信義さんの顔も見える。
 こじんまりしていたことと、まあ、費用の関係から、あまり絢爛豪華なご馳走づくめと云う風ではなかったか、参加者層の高齢化のためか、それでもちょうど良い程度に腹が満たされる。嗚呼、ここにもファンダム高齢化の波が……。
 とはいえ、久々にのんびりしたコンベンションである。パーティーが終わるとその足でPX(酒保、宇宙軍だからね……)へ。話し込んで燃え上がってしまう。小倉くんの企画とか行きたかったのだが、時間的にちょっと無理があった。残念だ。

 途中、部屋に戻る竹内紳介とともに彼の部屋に行き、しばし話し込む。90年代の前半に失明したものの、持ち前の行動力で1人でロサンゼルスのワールドコンへやって来て、周囲をびっくりさせた男、竹内は、1980年代からこちらの日本のSFシーンのあちこちでキーマンとなって来た男で、九州の地元に引っ込んで15年近く経つが、未だに彼奴どうしていると日本中の仲間が気に掛けてくれると云う、非常に幸せな男だ。神北とは、同年で、お互い一緒の地方で一緒に何かをするということは殆ど無かったのだが、互いに頼まれれば聞いてやるという関係で、二十年以上仲良くやっている。まあ、男の大厄を越える歳になると、ファンダムに残っている同い年の奴はかなり減っているので、貴重な同志の1人である。

 竹内の部屋から戻ってみると、まだPXは大騒ぎ。なんだかんだと4時半ぐらいまでうだうだする。徹夜続きの割に身体がなんとかもっている。今年の初頭にダイエット生活に入って以来、あまり摂らぬようにしていた炭水化物を、ここ二三日解禁してしこたま喰ったのが効いたのか? やはり徹夜には食って対処か? とにかく、凝りゃこのまま焼き切れるとマズイので、とにかく寝部屋の空いているところを見つけて適当に布団を引きずり出してゴロン。一瞬にして死んだように眠る。

 携帯電話に入った竹内の朝メシ喰いに行こうと云うモーニングコールに起こされるまで夢一つ見なかったのは、さすがに身体が疲弊していたからか。どう考えても老人向けとしか思えないアッサリとした日本青年館の朝食を摂り、荷物を持ってクロージングへ。
 クロージングは例によって、いろんなグッズの大放出大会。今回、なぜだか木枯らし紋次郎グッズが大量にあったのは何? SF=サムライ・フィクションったって、紋次郎はヤクザもので侍じゃねーぞ……。

 かくして、2004年のSFクリスマスは終わった。そのまま神北夫婦と塩坂くんは、秋葉原方面へと移動して行ったのだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004/12/15

テンプレートが掲載されたぞ

 株式会社ラティオインターナショナルさんという、パソコン周りのいろいろな仕事をしておられる会社がある。10月23日に見に行ったワールドPCエキスポ2004でブースを出しておられたZAMというミニアルバム作成キットの発売元だ。(エキスポだぞという、10月25日の記事では触れられなかった。これは、その直後の友人の結婚祝い宴会用に、この製品を使って神北がサプライズ・プレゼントを仕掛けたからだ。)

 さて、ZAMとは何か。切れ目・折り目の入ったA4のシール用紙1枚で作る、 縦75mm・横72mm・厚さ7mmの小さな小さなミニアルバムである。今はまだ試験投入期間と云うか、量産試作の段階で、東急ハンズ等での扱いはあるものの、秋葉原のパソコン量販店等では販売されてないので、残念ながら目にする機会は多くないが、商品としては、そろそろ完成の域に達している。なんと云っても、このシールの粘着面どうしを張り合わせる形で内ページを作って行く作業自体が、簡便ではあるがワクワクするものがあって楽しい。唯一の問題は、表紙が印刷出来ないことで、これはハードカバーの表紙が完成形で付属しているためだ。また、この表紙の所為もあって、2冊セットで1050円と云う、ちょっと高い商品であることが悔やまれる。葉書用紙程度の厚紙を織り込む形で安価で印刷出来るような表紙が登場すると、価格的な面がこなれて来て、もっと使い易くなって来ると思う。

 で、10月に買って来たZAMには、Windows用のミニアルバム作成プログラムがダウンロード出来るURLが記載されていたが、Macintosh関係はソフトが用意されていなかった。ここで神北が百戦錬磨の現役プログラマなら、「ちょっとプログラム作っといたヨン」と言えるのだろうが、流石に、15年前にプログラマを辞めて以来、云うほど本格的なプログラミングをしていないので、今や手に馴染んだ言語が無い。(ToT)
 んで、どうするかと云うと、 Adobe Illustrator テンプレートを作った。地図屋仕事で鍛えた技法をいろいろ使ったというわけだ。
 このテンプレートは、結構気合いを入れて作ってあって、これを使えば、 Illustrator 上で配置画像をポンポンと置いて行くだけで、誰でも簡単にアルバムを作れるというもの。フールプルーフに、印刷には影響しないページ数や見開きの左右どっち面かを示す表示が入っていて、それに従って張り込めば、初心者でも結構苦労無しに Illustrator ZAMを作れる。
 折角なので、ZAMの開発元にお送りしておいたたら、ZAM関係のパブリックドメインのデータZAM活用アートの一つとして、サイト内に掲載していただけることとなった。感謝の極みである。
 Illustrator 8用、CS用の双方が用意してあるので、ZAMを試される方、使われる方は、是非ご利用していただきたい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004/12/13

2004年最後の駒八会だったぞ

 毎月第二土曜日は駒八会。今月は、12月ということで、忘年会である。いや、特に忘年会と幹事が銘を打つわけではないが、勝手に忘年会のつもりで多くの人が集まる。
 ちょっと呆れるぐらい駒八が混み合う。
 その中で、いろんな事があった。

 面白かった第一は、塩坂くんが提案した、駒八会をファングループとして連合会議に登録しようと云う話。実は、先週一緒に車に乗っているときの雑談の中で、連合会議の作る星雲賞参考候補作のリストは、アニメ・マンガ関係に抜け落ちが多過ぎるのではないかという話から始まったこと。
 星雲賞は、日本SFファングループ連合会議で、毎年前年に日本で発表(連載・連続放映等は完結時)されたSF作品に対して与えている、日本に於けるSFに関する賞として最も権威あるものの一つだ。毎年、年が変わってから連合会議に所属しているファングループに候補作の提示を求め、それを連合会議が集計したものが、参考候補作と云われる。簡単にノミネート作としないのは、抜け落ちを考慮し本投票の候補に「その他」として、自分ま推薦するものを直接書く事を許しているため、「この中から選ばれる」ノミネートとは違うと云うことから。連合会議に上がって来る推薦作品は、それぞれの ファングループで検討している物であり、連合会議では、それを精読するなりして、SFに関係ないものや対象期間から発表時期がズレている等の相応しくない推薦が無いかということを確認し、集計して上位何作かを参考候補作とする。これの中から、SF大会の参加者による投票によって年次最高の優秀作を選び出すというのが、星雲賞の趣旨だ。SFを愛して止まないファンによって選ばれるわけだから、ある意味、最も素直なファンの嗜好の結実した結果と云えよう。その基礎作業である参考候補作の選出に一番寄与し易い方法が、自ら候補作を提出するファングループの一つとなる事なのは、云うまでもない。
 一方、駒八会である。ゼロコン企画局の打ち合わせの後の飲み会を引き継ぐようにして開始したのは、2000年夏にゼロコンが終わった直後だから、足掛け5年丸4年と云ったところか、以来、毎月1回、雨の日も風の火も台風も、基本的に第二土曜日にJR秋葉原駅昭和通り口からほど近い駒八秋葉原店で定期的にSFファンが集まる場となっている。少ない時でも10人前後、多い時は50人を超える参加者を集め、SFの作品やSF大会に関してがんがん話し込んでいるんだから、極めて真面目に月例会を開催しているSFファンの集まりである事は云うまでもない。
 活動歴もあり、活動も活発なSFファンの集まりであれば、ファングループとしての連合会議への登録に障害はあるまい。「あとは言い出しっぺの法則に基づいて君が代表連絡先になるだけだよ」と塩坂くんをけしかけたのが先週の土曜日。早くも一週間でそれは実行に移され、満場一致の賛成と、偶然今回参加していた連合会議の牧紀子議長の裁可を経て、無事に連合会議への加盟が認められたという運びだ。

 面白かった第二は、先月、雲魂で山本裕之くんに云われた、「大きい実行委員会・小さい実行委員会」という話で盛り上がったこと。神北や昨年の実行委員長だった熊倉くんは、日本SF大会と云うと、いつでも2000人参加者が訪れても良いだけのものを想定し、それなりの実行委員会を構築しようとする。だが、昨今、1000人を割る大会も多く、もっと小型の実行委員会で回せるのではないのかという指摘。
 実は、この指摘を山本浩之くんから受けた時に、神北には彼の言っている事の真意がよく理解出来なかった。というか、小型化された実行委員会の動きが見えて来なかった。
 小型の実行委員会と云っても、実際に日本大会を回す人的資源がさほど少なくて済むわけではない。云ってしまえば、実行委員会内に作業担当者までを置くか、中枢部だけを委員会として外部へのアウトソーシングを進めるかと云うこと。その違いにしか過ぎない。また、そういうアウトソーシング先、いやもっと有り体に云ってスタッフ外の大会協力者の層を厚く持てるのは、実績を積んだ地方コンベンション等の実行委員会など、阿吽で動ける人間関係が既に濃く形成された繋がりを持っていないと、言った・言わないやった・止めなかったの応酬になってしまうと考えるのだ。
 それを避けるために、昨年のT-con 2003などでは、スタッフ内の権限の明確化や、部署・作業部会別のML(メーリングリスト)による指示・報告の明示化を推し進めた。「あの人がやっててくれる筈」とアテにしていて後からアテが外れるより、「やっているかどうか確実に把握出来るシステム」を構築する事で、「○○部門の事は○○MLを、△△作業のことは△△MLを、それぞれ見れば、どうやって作業が進み、どこまで進んだかが把握出来る」というやり方で確認出来るように組織を組んだ。もちろん、百人からの人間が居ると、指示・報告・相談の記録をMLに残す事の重要性を理解出来ないという人もいて、電話や口頭で仕事を進めているがいつまでもMLにその情報が上がらないということも発生する。こうした記録漏れ等の多少の混乱は生じたが、T-con 2003はこの方法で、大会までの約3年間を乗り切った。
 しかし、T-con 2003のようにスタッフの人的資源を豊富に集められる大会は、幸せなのである。いつもそうとばかりは限らない。そういう苦しい場では、組織内情報の流れるフレーム構造を明確にする労力すら勿体ないので、もっとスタッフ間のツーと云えばカーと答えるの意思疎通に頼っても良いのではないか。山本浩之君の意見は、突き詰めるとそういった意味だと云う事は、しばらく考えて判った。既にそう云う繋がりを持って濃密な連携関係にあるチームならば、情報インフラに手間を取らせるより業務に集中させた方が良いのではないかという意見だと思う。
 しかし、オイラはそうまで割り切れるかと云うと、まだ神北にはチョイと怖さが残るなぁ。
 結局は、大会運営には王道は無いので、いろんな方法論があるぞという話なのだが、だからこそ、話し込んでおく必要は高い。特に組織の構造なんてものは、いざ現場に挑んでからでは、もう間に合わない事もあるからだ。まあ、こういう話をしようにも、相手にそれなりの経験が無いと、何を云っているかチンプンカンプンなのだろうけど……。

 他にも、結構いろんな話をした。今年最後の駒八会。午後5時から11時までいて7000円ほど。二時間で2千円強だから、やはりここはリーズナブルである。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004/12/10

後からは止めて欲しいぞ

ケーブルテレビに入っている『日本映画専門チャンネル』で、先月末から毎日、ゴジラ完全放送29作品(1954-2002)・26日間連続という企画をやっている。で、結構毎日見ているのだが、周りにもそういう人は多いらしい。(亭主に毎晩付き合わされて悲鳴を上げている主婦も居られるようだが……)
 しかし、この企画を出した人間は、バカではなかろうか。
 この企画、中心にあるのは、ゴジラ映画を、二年前の『ゴジラ×メカゴジラ』から1954年の『ゴジラ』まで、順に遡りつつ毎晩放映と云う、不思議な放映順を取っているのだ。
 最後に真打ち登場でゴジラという思惑は見えるのだが、たとえば、よく考えて欲しい。84年の『ゴジラ』から『ゴジラVSデストロイア』までのシリーズは、前の作品を受ける形で、歴史が(作品世界が)繋がっているのだ。02年の『ゴジラ×メカゴジラ』も03年の『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ』という続編がある。(今回のシリーズでは放映されないが)
 ましてや、その前のゴジラとなると、キングギドラが新怪獣として登場する作品が複数あったり混乱してはいるが、基本的に前の話というのは歴史の一部として受け入れるることが、設定のお約束になっている。それを活かしての「モスラは一度、ゴジラと闘い、これを破っております」とかの、前からのお客様へのサービスシーン・サービス台詞が、後から順に見ていてはなんだか判らないではないか。
 「そんなことみんな知ってて当たり前」というイっちゃったゴジヲタ君が立てたのか、「ゴジラって見たコト無いけど、映画なんて独立していて当然でしょ?」とかいう役立たずが片手間仕事で立てたのか知らないが、なかなかにツラい。
 ツラけりゃ見なきゃ良いんだと云う話もあるが、なんか見ちゃうんだよなぁ……。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2004/12/08

ふたたび『ゴジラFW』の話

 先日に引き続き、『ゴジラ ファイナルウォーズ』の話。
 先日の神北の書き込みにレスってくれたバウムさんが、観に行って来た模様。その感想については、バウムさんのBLOG、美しき野の大きな樹ゴジラ ファイナル・ウォーズをお読み戴きたい。
 基本的にバウムさんにも面白がって観ていただけたようだ。
 ただ、一カ所、神北と意見が違うところがあった。

 でも、いいじゃないですか、SFなんて、基本的に大ぼらなんですから、つきつめて考えていったらどっかで破綻するのは、見えてます。

 というのが、神北とは異なる部分。
 神北は、「SFならば、一度付いた嘘は、責任もって最後まで付き通さなければならない」と考えている。それが出来ないものは、SFではないと云って良い。
 だから、「ビキニの放射能を浴びて、古代水性爬虫類の生き残りが巨大化」というウソを付き通すのはそれで良い。「同様に、アンキロサウルスの生き残りが巨大化」も(少々強引ではあるが、別に)構わない。
 だが、、そうやって恐竜の生き残りが怪獣化している世界で「恐竜生存説を唱えた真船博士が学会を追われる」(『メカゴジラの逆襲』)のだけは許し難い。
 ゴジラが居ることが前提の映画で、ゴジラの存在を否定しているからだ。
 お解り戴けるだろうか?
 現実世界≠物語世界は構わないのだ。だが、物語世界≠物語世界はいけない。自分の付いた2つの嘘が、互いに否定し合っている。つまり、「嘘をつき通せていない」のだ。
 まあ、これは、SFに限らず、あらゆるフィクションで一番いけない事だ。

 たとえば、この時期にカップルで観るのに最高に相応しい『ブルー・クリスマス』というSF映画がある。これは、珠玉のSF映画で、娯楽作としてよく出来ているが、どこも破綻はしていない。つまり、よくできたSFは破綻しないのである。
 むしろ、設定やストーリーの破綻は、SF以前の問題である。
 今度の場合、X星人のモチベーションと云う、別にSF設定でもなんでもない部分が、一番破綻していた。過剰に執拗だったり、理由も無くあっさり馬脚を現したり、間が抜けていたり狡猾だったり、ものすごくお天気やさんな宇宙人なのである。
 幸運なことに、この破綻はアクションシーンの迫力で覆い隠され、勢いで見せてしまっている。それでも面白いから許しちゃうのだが、決して良いことではない。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2004/12/07

ギャンブル王誕生だぞ

 タイトルは『パチンコ必勝法』だったか。中学生ごろに読んだ筒井康隆さんの短編で、ノーベル賞ものの科学者がパチンコ屋にやって来て、釘の位置や向きを丹念に調べて紙に書き写し、何やら難しい計算式を解き、玉を弾くための特製の機械をハンドルに装着する……というお話しがある。最初それが誰だか周りのものは気が付かないが、指摘する者がいて、面白がってテレビ局が中景にやって来る。パチンコ屋の主人は、科学の力で根こそぎ持って行かれるのだと頭を抱え、世間は世紀の大勝負だと固唾をのむ……。
 筒井さんお得意の、疑似イベントものの掌編である。

 さて、Exciteニュース『電撃ギャンブラー3人組、勝ち逃げ成功』という記事が載った。(日本語訳:野中モモ)
 6日、ロンドン発ロイター伝に因ると、ロンドンのリッツ・カジノで130万ポンド(2億数千万円)余りを獲得した3人組には、勝ち分を返す必要はないと警察が発表したそうだ。

 この東欧出身の男2人女1人の3人組は、携帯電話に隠したレーザースキャナーを使用して、ルーレットの予測を行なったそうだ。携帯はコンピューターに接続されていて、ボールとルーレット盤のスピードを計測して、当たる可能性の最も高い数字を割り出すことができるのだそうな。
 もちろん、玉やルーレットに対して(光圧以上の)何らかの働きかけをするものではないので、インチキ・イカサマの類ではない。普通目で観て予測を立てるところを、機械の力を借りたに過ぎない。
 ロイターは「彼らはルーレット盤が3回まわり、掛けへの参加が締め切られるのに間に合う十分な速さで計算を行うことができた。」と云っている。
 当然だが、カジノ側が捜査を要求したそうだ。彼らの財産は一旦凍結され、3人は逮捕されたらしい。しかし警察は土曜日になって「この事件はすでに解決済みであり、3人組は法を冒していない故に金は彼らのものである」とロイターに語ったそうだ。

 コンピュータの力を利用して、ルーレットの出目を読む時代、到来である。
 『パチンコ必勝法』の博士は、結局、周りの大騒動を余所に「千円スった」と言い残して帰って行くと云うオチがついているのだが、こいつ等は本当に儲けちまったんだなぁ。士郎正宗の漫画に出て来るような、物体運動の精密把握とシミュレーションに長けた戦闘サイボークが実用化された暁には、カジノも大変になるかも知れない・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ゴジラ ファイナルウォーズ』を観たぞ

 2004年12月6日月曜日。ゴジラ映画最終作と喧伝されている『ゴジラ ファイナルウォーズ』を観に行って来た。当然のように有楽町の日劇である。
 ちなみに、神北のゴジラ映画に対するスタンスを言っておくと、一作目の1954年の『ゴジラ』ほど見事なSFになるのならともかく、ビオランテ以降の「怖いゴジラを描こうとしたんだけど、怪獣対決もやりたくなっちゃいました。そうするとゴジラの方が人類の味方でいてくれないと、それより強そうな新怪獣が出し難くって、気が付いたらゴジラがどっち付かずの上に、設定とシナリオが破綻してました」というような中途半端な作品より、怪獣総進撃・怪獣大戦争のような、「がんばれゴジラ!地球の平和を守り抜け!」型の怪獣プロレス行け行けドンドン映画の方が好きである。
 その目で見て、今回の作品『ゴジラ ファイナルウォーズ』は、大成功の傑作であった。時間いっぱい、驚き、喜び、怒り、笑える。とにかく楽しいぞこれは!!

■■—————————————ネタバレ—————————————■■

続きを読む "『ゴジラ ファイナルウォーズ』を観たぞ"

| | コメント (7) | トラックバック (3)

2004/12/05

ディスプレイを運んだぞ

 友人に、古いディスプレイを譲ることになった。7〜8年前のイイヤマの17インチだが、まだまだ問題なく写る。
 しばらく前に古いMacintoshが壊れたというので、先日、ちょうど一台で物があると云う数年落ちのMacを右から左で手配させて戴いたのだが、実は、ディスプレイも古いモノが駄目になっていて、ディスプレイ一台、通信環境一本で、毎回、MacとWinにディスプレイとLANケーブルを挿しなおして使っているというのだ。
 そりゃ堪らんでしょということで、ディスプレイと、買って来たモノのレイアウトの都合で使わずにおいてあった100BASEのLAN用ハブをお持ちすることにした。

 だが、さいたま市の神北宅から横浜郊外の友人宅まで、17インチのブラウン管型ディスプレイを運ぶとなると、さすがに車でないと運べない。塩坂くんに車を出して貰う。ケロロの終わる頃に塩坂くんが迎えに来てくれて、荷物を積んで出発。これが、外環自動車道が通っていれば楽なのだが、都内を抜けないとならないのでちょっと大変。
 塩坂くんの車には、最近設置したETCが装備されているので、早速近場のランプから高速に上がろうとしたのだが、何と偶然にも、料金所のETC専用走路が工事中。残念。
 北池袋から銀座方面経由で用賀経由横浜方面へ。首都高はまあ首都高としては流れて(普通なら6割のドライバーが銭返せと云いたくなる程度)いた方なので、1時間半程で目的地へ。

 さて、現場について、作業。ディスプレイを設置して、Macの本体を傍へ移し、Win機と両方が一度に使えるように設置。塩坂くんには、先日買ったLAN工具を使って、イーサのケーブルを作って貰う。両方のマシンからのLANケーブルを一旦ハブに繋いで、1本しかケーブルの付かないADSLモデムへ持って行く。
 「これで、ADSLモデムにルータ機能が付いていれば動きますし、もし付いていなければ、ルータ・ハブを持って来ているので、そっちを使って分岐させましょう」
「前回、おいらが確認したところでは、ルータ機能があるようだったので大丈夫だと思うけど、もし上手く行かないようなら譲ってね」
 という話をしたが、まあ、そう心配するコト無く、ADSLモデムには確かにルータ機能が付いていた。塩坂くんの作ってくれたケーブルを使ってルータ(ADSLモデム)とハブと二台のマシンを結ぶと、両方から同時にネットに繋がり、サイトを観に行けた。結構便利な物である。しかし、ADSLモデムにルータ機能持たせるなら、そこでせめて2〜3本のケーブルを繋げるようにハブ機能も持たせておけよォ。

 さて、てなことで、取り敢えずのネット対応を確認。だが、よく見てみると、Macにセキュリティー関連のモノが何も入っていない。
 持ち主に聞いたら……「入ってる筈ですが」というものの、実際には何の設定もされていない。
 ところが、主は、何を慌てているのかというのんびり顔。
 Winマシンの方も、3ヶ月無料お試し版を入れたままで、そろそろ期限が切れそうになっているのがそのままになっている。こちらはクレジットカードを持って来て貰って、即座に一年分の権利を買い足し。
 自分のやっていることがスッ裸で星条旗を振り回しながらファルージャの街中をへらへら踊って歩いているようなモノだとは、まったく思っていないらしい。
 マイッたなぁ……。どっと十年は歳喰ったぐらい疲れた。
 「頼むから、今日、今からでもいいのでパソコン屋に飛んで行って、店員に『ノートン一式くれ』と云って買って来て、すぐに全部インストールして下さい」と懇願。

 その後、4時ごろ、友人宅を辞して、わりと近所に住んでいる柳澤さんに連絡を取る。
「あそぼーぜ」
「いいよー。今日、6時ごろから武田くんと栗原さんと横山さんがウチに来るの。それまでいる?」
「OK、みんなの顔も見たいし。寄ります」

 柳沢宅にお邪魔。前にセットアップした柳澤さんのマシンを触っていた塩坂くんが、愕然とした声を上げる。
「き、今日はこんなんばっかりだぁ」
 柳澤さんのマシンは、今年の春に行なったのを最後に、OSのセキュリティー更新も、ウィルス避けツールも、なにもバージョンアップしていなかった。
 せめてもの救いは、プロバイダのウィルスメールチェックを使っていたので、ウイルスメールが来難いようになっていたこと。
 しかし、GIFファイルやJPEGファイルに偽装して、Webページをブラウザで読むだけで侵入して来る悪辣なコードがあることなんか、全く知らなかった模様。
 偶然今日まで無事に済んでいても、明日駄目になるかも知れませんぜ。

 というトコロで、柳澤邸およびその後の話は、塩坂くんのブログに譲ろう。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2004/12/03

はめたらしいぞ

 ココログのアクセス解析の中に、どこのサイトから人が来ているかをパーセンテージで見られるリンク元ランキングというものがある。このランキングを見ていて、玲一文くんのオタクの心 シタゴコロというサイトを見つけた。2004.11.28 ハマったぞという記事で、神北情報局を見つけたというような事を書いて貰っていたのだ。
 玲一文くんといえば、ニフティで毎晩一緒にワイワイやっていた仲間だ。最近では、SF大会の参加者名で確認する程度だが、あの頃わざわざ1分ナニガシの課金を払ってニフティのSFフォーラムまでやって来ていた連中というのは、みんなドッコイ生きているんだなぁと関心。
 笑うのは、彼のBLOGを読んでみると、グランセイザーとか、秋葉原とか、なんだか、自分もよく書いていたり好きだったりするテクニカルタームが、多見されること。
 まあ、同世代だからなぁ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

マイティージャックまであと一歩だぞ

とにかく見てくれ! Windows Media Playerで見れる筈だ。

 X-48 Red Eagle Navy Plane Can Dive Under Water

 米海軍の新型機レッドイーグルが、海中から飛び出して、そのまま高空へと急上昇するムービーである。「信じられないなら、信じられる日が来るまで黙っちょれ!」みたいなアオリが入っているようだ(英語には全く自信がない)が、ホントに信じられんなぁ。

 海中から飛び出して、ジェット噴かして急上昇なんて、日本のアニメのロボットなら、別にびっくりもしねーけどさ。なんだか、ゲリー・アンダーソンの新作リークじゃないか? と思っちゃうような映像。
 とにかく、見ておくべし。

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2004/12/02

スターチャイルドは骨太だそ

 宇宙人の死体ビデオという物は良くある。また最近では、宇宙人の死骸やミイラだという物もいくつか登場した。だが、こういうものの常で、「科学者に依頼して徹底した検査を行なっている最中」という状態がずっと続いて、その内、「誰かが盗み去って実物が無くなってしまった」となるのがオチだ。
 しかし、これはちょっとマジメな調査がされつつあるらしいという話。
 X51.orgに掲載された謎の奇形頭蓋骨 - 「スターチャイルド」は何処から来たかがそれ。
 なんでも、随分昔にメキシコで発見された奇妙な頭蓋骨をロンドンのホロウェー王立大学科学研究所というところで調査をしてみたところ、母親は人類だが、父親の遺伝情報はわからなかったんだそうだ。ただ確実なことは、この頭蓋骨、通常の人間の骨よりも異常に硬く、通常のDNA情報を取り出すための方法では溶かすことができなかったんだそうな。
 ちょっと、面白い話だ。続報があることを期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

書きモノするぞ

 1989年のダイナ☆コンEXの時に総務局長を務めてくれた渡辺くん(またの名を丸鍋大外郎とも言う)は、元を正せば高校で一緒にバカやっていた仲間で、今、東京の編プロ勤め。珍しく彼からライター仕事を貰ったので、ここのトコロ毎日パソコンの前に座って文章を捻る毎日。
 しかし、調べモノの半分がネット上で済んでしまうと言うのは善し悪しだ。
 もちろん、ネット上の情報なんて、ちゃんとした物かどうかはあやふやだから、幾つもの情報ソースを並行して眺めて、自分で情報のクリーニングをしなければならないし、本当に必要な突っ込んだ情報は書籍の中でネット上には目次程度ということも多々ある。その時その時の求めている情報の深さと、時間と、精度とを天秤にかけつつ、どこまでをネットで済ませるか、どこからをネット外で調べるかを見極めないといけない。
 しかし、それ以上に厄介なのが、ネット上に広がっている情報は、関連情報から関連情報へと繋げて行くと、いつの間にやら今のテーマには関係ないけど興味深いことが山のように発見されてしまうことだ。
 勿体ないので、1つのフォルダにブックマークして、とりあえず保存だけしているが、もちろん、この忙しい時にいちいち読んでいる暇はない。願わくば、ヤバすぎたり、サイト主が飽きたりして、再訪するまでに消えているようなことがありませんように。

 こうした執筆環境がやがて音連れる事を予見し、ネット上での発行や引用とそこに生じる権利関係の報酬問題、改訂に関するバージョン管理などまで、全てを考えた執筆環境として、1974年にテッド=ネルソンが概念を提示した「Project Xanadu」というシステム構想がある。だが、こんなに時間が掛かってなお、Xanaduは上手く行っていない。(その一部ずつの考え方、たとえばハイパーテキストやハイパーリンク(つまり、ウェブだな)、バージョン管理などと云ったことは、個別に実現していたりするのだが……、引用に対する正統な課金などの面で今一歩踏み出せていないらしい)
 やはり、Xanaduは幻の理想郷なのだろうか。

 ちなみに、SFファン&情報技術者な人向けのトリビア。テッド=ネルソンは『まごころを君に』のラルフ=ネルソン監督の息子だそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年11月 | トップページ | 2005年1月 »