風邪ひきさんだぞ
今日は、夫婦揃って風邪を引き、夫婦揃って医者へ行き、夫婦揃って一日寝ていた。
内科の医者へ行くのは随分久しぶりなのだが、今の医者って、「ああ、君,それは風邪だよ」みたいな余談と偏見の診療はしないんだね。むかしは、医者が判断を下す前に、如何にコンパクトに自分の症状を羅列するか、出会い頭が勝負みたいなトコあったのに。
症状を一つひとつ聞いてゆき、水を向けるように、こんなのはあるか、あんな症状はあるのかと、患者の状態を引き出すように聞き,最期の常套句である「他に何か変わった事ありますか?」と聞いて来るまでに、相当時間を割いてくれる。
こういう、かさにかからない問診医療って、安心感があって良い。
薬にしても、こうだ。
「鼻水を抑える薬を入れましょうね」
「あ、先生,鼻水を抑えると、鼻と喉が乾いて却ってしんどいんですよ」
「ああ、そうですね。そういう副作用出る人も居ますから、じゃ、この薬は抜いておきましょう」
と、患者の意見を聞きながら身長に処方箋を講じてくれる。これは有り難い。
それと比べると、何年か前に行った整形外科は酷かった。
「ああ、チミ、それは通風だよつうふう! ビールの呑み過ぎだよ」
「先生,ワタシ下戸ですが」
「あ、え? あ、そう。でも、尿酸値高いんだよ、間違いなく。じゃ、血液検査しよう」
この血液検査が大変だった。神北の静脈は出にくいのだが、それにしても、左右六カ所以上にぼつぼつ針を刺して全部外し、なんとか、ちょっと細めの静脈に当たったらしくて少しゆっくり採血完了。その後、
「神北くん,君、家、あそこだろう。ここから帰る途中に検査センターがあるから、これ、君の検査試料、持って行ってくれ」
な、なんだかなぁ……である。で、結果の出た四日後にまた行ってみると、
「ああ、結果が出とるよ。見てみようね。そんなもの歴然,尿酸値が……。あれ? 低いね??」
インドメタシン入りの発布剤を安く処方してくれるのでしばらく通ったものの、そのうちまたいい加減な事を言い出したので、結局行かなくなった。
なんたか、この地方では有名な先生だと云う話で、大学とかでも教鞭を執っているそうだが、こんなのに教えられたら、ロクな医者になれませんぜ全く。自分の学歴や職歴をこれ見よがしに院内に張り出している医者は信用すべからずと云う、典型。マイったまいった。
テなわけで、寝たり起きたり。なんとかKWINSのセットアップの出来たザウルスで遊ぼうと思ったが、こちらはTCPエラーの続出。どうも、調子が悪い一日だった。
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コメント
わぁ。今読むまでずっと、神北さんは痛風ちゃんなのだと思い込んでおりましたー。
T3直前会議in秋葉原あたりだったと思うけど、かなり辛そうに足をひきずっておられて、「どうもそうらしいんだよー」と、確かにうかがったと思います。
たまたま4日間の検査待ちの時にピンポイントでお会いしたってことなんでしょうか。
でも、診立てが違ってよかったよかった。食餌制限がキビシそーですものね?
お医者行くことないくらい健康なのが一番だけど、いざという時に頼りになるホームドクターがみつかると安心ですね。
奥様も神北さんも、お風邪お大事に。
(スパム対策の為、メルアドを変えました。)
投稿: うちうせんかん | 2005/01/22 12:35
いやー、違っていたのかどうかは判りません。
症状としては、確かに6月末〜8月頭の間、左足の親指が腫れ上がって歩けなくなるという、典型的な通風の発症を3年間繰り返しましたから。
結局、医者が思った程の慢性のものではなかったというか、僕の身体がしぶとかったというか、尿酸値を引き下げていたということでしょうねぇ。
でも、発症後に尿酸値が下がったとしても、一旦炎症を起こした指は、半月はパンパンに腫れていますし、一月ぐらいは関節の奥の方にうずくような炎症感が残ります。
ところが、昨年の夏はこの症状が出なかったのです。今は少し戻しましたが、15キロのダイエットで軽くなっていた神北は、2004年の夏は発症していません。食事のパターンが変わったのも大きいと思います。
ちなみに、最近の通風のコトを書いているサイトによると、「細かく食事制限を気にしていると帰って気に病んで疲れが出ちゃうから、ホドホドに……。って記述に変わって来ているようです。
投稿: 神北恵太 | 2005/01/22 13:16