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2005/02/28

痛いぞ

 風邪の影響か、寒さのせいだと思う。
 なんか、背中の中程,肋骨の下の方が、ギクリっと筋肉痛。肋間神経痛みたいだけど、力を掛けた時に来るから症状的にはぎっくり腰みたい。
 朝、起きた時から、なんだか、上半身,特に胸と背中の筋肉が疲労している感があったのだが、ゴミ袋を捨てに行こうと手にした瞬間ギク。咳をした瞬間ギク。それも、油断した時に多く発生して再現性が今イチなので、原因が何だかよく判らない。

 今日一日、こんな感じ。 うう……。

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2005/02/27

手応え充分だぞ

 日本SF大会に持ち込んでいるシール企画は、おかげ様で、大会参加者の皆さんから熱烈な支持を頂いている。しかし、そういった支持を受け、企画チームもやる気満々だからと云って、それで簡単に成功すると云うモノではない。企画は水モノ、いろいろな障害も発生するし、予想外の事態、予想以上の数など、外的要因に依ってチームが振り回されることも多い。
 2003年は、シールの台紙の数が足りなかった。東京から大量に持ち込んだシール台紙は一晩目の夜に全て使い切り、那須高原中のパソコン量販店・大型文具店などを端から回ってシール台紙を買いあさったのだが、それでも、言う程の数が集まらなかった。2004年は岐阜と云う県庁所在地が舞台なので、それはないようになんとか回ると思われたが、意外と数が集まらなかった。どうも、東京、それも秋葉原・新宿・池袋あたりに軸足を置いている我々は、物流を甘く見てしまうらしい。
 個人が自分で使う量を近所の文房具屋2軒回ってなんとか手に入れたとすると、100人分を確保する為には、回れる対象の店が200軒必要ということだ。
 これはもう、メーカーに直接協力を仰ぐしかないだろう。

 用紙とともにもっと大変なのが、データをどうやってやり取りするかと云う問題。前回は、受付から作業者へとデータを回すのは、LANも引いてあったのだが、基本的にはUSBメモリを使った。なんと言っても、Win機・Macを問わず、今のパソコンのほとんどに付いている標準規格だし、容量的にも充分。
 しかし、今年は何とかLANを中心に据えたい。
 理由は多々ある。
 ・材料になる共有データを一カ所のサーバにまとめたい。
 ・ユーザから渡されるデジカメデータなども一括管理したい。
 ・完成データもサーバに収めて、増刷依頼にどの機械からも素早く応えたい。
 ・プリンタの空きを少なくする為、ネットワークプリンタを使いたい。
 これは、昨年の反省からも、是非進めたい改革だ。

 2004年2月26日土曜日。休日なのを良いことに、チームメンバーの一人の会社の会議室を借り、みんなでマシンを持ち寄って、ネットワーク構築の第一回実証実験を行なってみた。
 理論的には繋がる筈、機能的には出来る筈、仕様的には読める筈……、というメーリングリスト上の打ち合わせばかりをやっていては見えて来ない、実地の上での不具合や、現場の理屈をモデルに導入し、実用に堪えるネットワークを組む為の、実験立った。
 何故かは知らんが、このシール企画チーム、みんながハブだのルータだの、かなりいろいろな私物を供給できる。「使っていないルータ」が2機、(10BASE-Tだけど)16連HUBが1機、当然のようにプリンタが数台、浮いている2番機3番機のパソコンが2〜3台。それに、現状最前線で使っているノートパソコンなども加え、それを、会社のルータから外に繋がせて頂いて、仮想シール屋ネットワークVer.1である。
 今回は、ルータによるゾーンの切り分け(って言葉でいいのかな? 外に開く部分・開かない部分にファイアウォールで切り分けようと言う話)などを試してみたが、あまりそれは上手くいかなかった。
各マシンの標準ファイアウォール、ノートン等のサードパーティー・ファイアウォール、をいちいち設定し直さないと、相手が見えないのだ。
 こりゃ面倒臭いなということで、結局LAN-DISKを導入。こういう専用サーバは、設定の要もなく、手っ取り早いね。
 ネットワークエンジニア連中に設定検証を任せ、神北は、古いiMacにOS9をインストール。9.0のCDから始めて、→9.0.4→9.1→9.2.1と、順に更新。何故今さらOS9かというと、対象はしばらく前に友人が機種交代で放出したボンダイブルーのiMacなのである。変にパワーの要る設定にするより、OS9として動くマシンを一台用意する方が、役に立つ。このiMacに、受付マシンとして、デジカメデータを確認できるようにPixcelCatを載せる。ここ数年,常に側に置いて愛用しているフリーウェアだ。今でこそロートルだが、90年代半ばであれば、最新鋭機。ちゃんと軽いOS軽いソフトを選んで載せれば、今でもそこそこキリっと動く。
 かくしてLAN-DISKを中核としたシステムを仮に構築。Windows・MacOS9・MacOSXがそれぞれ使えること、問題なく使う為に日本語ファイル名を使わない方が良いことを確認でき、一回目の実地試験は手応え充分だった。

 いろいろやって、6時頃に仕事は一息。落ち着いたところで、ネットワーク中継とテレビのニュースでロケットの打上げを見て、この日の作業は終わり。

 その後、シール企画代表の藤澤くんが誕生日ということで、みんなで焼肉を食いに行く。ワイワイ喰う。

 まだまだ、この企画用の実地検証や、顧客対応の流れは、検討と検証を重ねなければならない。また集まろうということで、この日は、解散。皆さんお疲れ様でした。

 帰りに車で送ってくれた藤澤くんありがとう。

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2005/02/25

いぶかしむぞ

 X51単眼症の幼児が生まれる ロシアという記事が載った。が、あまり信用できないなぁと思っている。
 同時に配信されているらしい単眼幼児(嬰児か?)のホルマリン付けの写真の髪が、あまりにもしっかりとした髪だということだけではない。

 誕生した幼児は前頭部中心に大きな単眼を持ち、頭部に出来た鼻(医師は当初それをペニスであると誤認した)から呼吸し、頭と肩や背中を黒く太い毛が覆っていたという。

 日本でも、坂本龍馬は、生まれたとき既に、背中に濃い毛が生えていたという話があるので、時々、和毛などと云う者ではない濃い髪や体毛を持って生まれでて来る新生児が居るのは良く知られていると思う。英雄伝説に結びつく加藤かは、その人の委号の行き方なので、何とも云えないが、そう云うことはあるらしい。
 しかし、それにしても、この標本の髪は、カツラっぽくないか?

 それと、もう一点。神北の親父の従弟に内科医が居て、その昔、聞いたことがあるのだが、発生学的に「胎児は最初単眼であり、額にある鼻が口の位置に降りて来るに伴い左右に分けられて両眼となる」ということだそうで。神北はこれを、この叔父から30年程前に教えてもらった。
 神北でも知っている程度の事だから、医者の世界では当然の基礎知識だと思っていたのだが、その鼻をペニスと勘違いするような医者なんて、あり得るのだろうか。

 ちょっと、全部がそうなのか、細部のディティールだけそうなのかはよく判らないが、「シロウトのデッチ上げた、良く出来た作り話」の匂いがするなぁ……。

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ジオンの新型だぞ

 『ジオン』と聞いてなにをそうぞうされるだろうか。

 いつも拝読している南極怪獣通信さんにジオンが掲載された。
 要は、ジオンという新薬が開発されたのである。

  品目   ジオン
  コード  OC-108
  一般名  ZIONE/OC-108

……ハァ、Zioneねえ。綴りはジオン公国のZeonとは違うのね。しかし、OC-108って、なんかMS・MAの開発ナンバーっぽいよね。

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2005/02/24

アレが見られるぞ

 3月5日公開予定の邦画『ローレライ』が大評判らしい。

 日本映画専門チャンネルでも、「ローレライ」公開記念 特撮王国Zスペシャル 「研究・樋口真嗣」7作品一挙放送という特集を組むそうだ。で、このラインナップを見てぶっ飛んだ。
 『ガメラ 大怪獣空中決戦』
 『ガメラ2 レギオン襲来』
 『ガメラ3 邪心<イリス>覚醒』平成ガメラ三部作。……うんうん。
 『さくや妖怪伝』……。いいぞ、いいぞ。これを待っていたんだ。
 『ミカドロイド』……。ああ、そんなのもあったわねぇ。
 『宇宙貨物船レムナント6』……。ああ、あったねぇ、見たコト無いけど。

 まあ、ここまでは判る。

 『八岐之大蛇(やまたのおろち)の逆襲』……。えっ!

 1985年 カラー TV初 …ああ、まあ、そ〜でしょ〜がね〜。

   出演   高橋香具美/永山竜叶/米良健一郎/武田康廣
   監督   赤井孝美/特技監督:樋口真嗣
   製作年  1985年
   上映時間 78分
   カラー  カラー

 いや、そうなんだけどさ。何も間違っちゃいないんだけどさ……。(^_^;)

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木造戦艦の脅威だぞ

 なんと言う事は無いのだが、画像検索エンジンを試そうと思って、適当な単語を放り込んでいる中で、『戦艦大和』と入れたみたら、スゴいものを見つけてしまった。

これを観てくれ!

 戦艦大和の木造模型である。手作りらしい。アップで見ると木目が見える。浮いている、航行している。

 ちなみに、GoogleとAskどちらの画像検索でも、この写真が12ページ目に入っていたのは、どういうツナガリなのだろうか。

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2005/02/23

カバンの時代だぞ

 外出時、セミナー講師などを頼まれた時に使う為に、ノートPCを購入してずっと使っていたが、悪くなるごとに買い直していると、費用がバカにならない。しかも、慣れ親しんだ親指キーボードだと、一台40万円はしてしまう。何とかならねーか?と考えた悪いおじさんがいた。酔うぞさん。山本洋三さんと云う、ニフティFFA FAフォーラムのシスオペさんだ。
 で、何を考えたかと云うと、どうせ、持ち歩くったって、電池駆動させないんなら、ノートパソコンでなくてもいいじゃん。軽量デスクトップをディスプレイやお気に入りのキーボードごと持ち歩こう。……という結論に達したらしい。
 でだ。上に書いたように、この人は、FAの専門家と云うか、物作り現場を自分のフィールドとしている人だ。こういう人が本気になると、こんなものを考え出し、現実化に向けて情報収集とともに、あちこちと交渉に入っているそうな。

 もちろん、こういうものを簡単に作るなら、板金屋に作らせれば手早いのだろうが、「鞄としてのガジェットや細工がちゃんとしてないと、工具箱にしかならん」そうで、ちゃんとした鞄屋を巻き込む為に苦労しているらしい。

 しかし、高機能ノートパソコンよりそこそこ安く、薄型デスクトップクラスの拡張性を備えた、可般型パソコン。電池は持たないので、移動中の使用は難しいが、何処へでも持ち運べる自分用の環境と云うのは、ちょっと便利かも知れない。

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2005/02/22

柔らかい視覚だぞ

 朝日新聞に、こんなニュースが載った。
 ナタデココ、次世代の薄型ディスプレー基板に活用

 ナタデココは99%が水分、1%が繊維質。基板作りの前処理として、ナタデココを圧縮機でつぶし、水分をとばして乾燥させる。繊維だけが残ってカラカラになったナタデココに、特殊な樹脂を注入すると繊維と繊維の間に浸透し、全体が透明な色になる。そこに紫外光を照射すると、柔らかな基板ができる。有機ELの発光材料を張り付けることで、厚さ1ミリ以下の曲げられる超薄型ディスプレーとなる。

 うーむ。ナタデココで液晶ディスプレイ。曲がると云うのは面白い。安いと云うのもいい。安いならば大きなディスプレイを作れるのだから。
 クルクル巻いてあるタペストリーみたいなディスプレイを買って来て、ばーっと壁に掛けると60インチのディスプレイになるような時代が来るのだろうか。軍人さんがそれを作戦卓に敷けば、すぐにコンピュータ地図を使って作戦が練れる。液晶からフィードバックの取れるタッチタイプに仕上げられたら、地図上で指を指して軍勢を動かしたりも出来るぞ。
 早く実用化しねーかなー。

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びっくりしたぞ

そのタイトルを見て愕然とした

ワールドコンやめました

……というドンブラコン日記 by 池田武の書き込みである。池田くんは、ご存知の通り、SF大会に関連して、「ドンブラコン」と称する船を利用したイベントを開催したり、いくつもの大会でスタッフをしたりしている、現在の日本SF大会のキーマンの一人。

 1 2007年の大会実行委員会が、開催を断念した。
 2 2007年の大会実行委員会から池田くんが抜けた。
 3 2007年の大会実行委員会から、池田くんが放逐された

……のどれかかと思ったのだ。いや、池田くんが2007年に日本で開催されるワールドコン(世界SF大会)のスタッフなのかどうかも、よくは知らないのだが、どれにしても大騒ぎだと思ったのだ。

 結局、航空運賃値上げで耐えられないので、今年のワールドコンに行くのを止めたというだけのことだったのだが、なんともドッキリ……。(^_^;)

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2005/02/21

ワンフェスを覗いて来たぞ

 「フィギュア萌え族と化し、日々美少女ガチャガチャを鬼回しする真庭君が、ワンフェスに行きたがっています。一緒に行きませんか?」という古市くんの誘い(SOS?)を受けて、いっぺん行ってみるかということになったのが2週間程前。じゃあということで、2005年無2月20日日曜日。10時過ぎに家を出て、東京ビッグサイトへと出かける。
 10時開場だが、限定グッズ狙いの行列に並ぶような情熱はない、気楽な見物人なので、時間をズラして出かけて行く。12時ちょっと前に到着して、まずは、ブースの端の方をテロっと眺めて、企業ブースの方に。特別展示で例の「スコープドッグ」が来ているらしいのだ。とおもったら、気ていたのは、一部。未完成のアレを運び込むには無理があったか。
 スコープドッグの前辺りで、昨年仕事でご一緒したライターの笠井さん達とお会いする。例によって風邪ひき神北は巨大なマスクをしていたので、マスクを取るまで、誰だか判って貰えなかったらしい(^_^;)。
 しばし、歓談・情報交換後、別れる。
 竹内くんと合流。一緒にボトムズの「腕」の写真を撮っていたら、反対側辺りで、同じように写真を撮る、パトロール中の愛国戦隊大日本の白滝肉男(アイ・スキヤキ)を発見。声を掛けようと思っていたら、一瞬の内に姿をくらまされてしまった。残念。

 うち夫婦と竹内くんの三人で、取り敢えず他のメンバーの消息を確認。古市・真庭、まだ池袋を出発していない。塩坂、まだ横浜市内を出ていない。
 いずれも、国際展示場の駅まで付いたら電話をくれるように頼み、本格的に見て回ることに。
 ワンフェスは始めてだったのだが、ジャンル訳が無いので、ロボット・美少女・AFV・ドール……etc.etc.……。なんでもかんでも、混ざり合っていて、特に目当ての見せとかない限り、全部見るしかない。でも、ジャンル分けされて、おジャ魔女ドレミのフィギュアばかり100ブースとか並ばれても、ちょっと大変かも……。クリエイターもいろいろ作りたいだろうしね。

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2005/02/20

イッツ・ユア・デッスティニーだぞ

 この春、夏に来る(最後の)スターウォーズに合わせて、こんな玩具が発売される。
ダースベイダー
(C)2004 Lucasfilm Ltd. & (R) or TM where indicated. All rights reserved.Used under authorization. *(R),*TM &(C)2004 Hasbro. All Rights Reserved.
玩具宣伝写真

ワギャナイザー
参考資料 ワギャナイザー

 ボイスチェンジャーは、ハイテク玩具のハシリであったワギャナイザーあたりから広く定着して来ている玩具だが、こりゃスゴい。
 何がすごいと云って、これ、大人が充分に装着できる大きさのマスクとヘルメット、そしてベーダー
卿のスーツ胸部のメカになっているのだ。1984年夏、ハワイ州オアフ島で、ドン・ポスト製のダースベーダーマスクを探しまわったものの、エピソードIVとVのブームの端境期であったことと、アラモアナショッピングセンターにあったそういう品揃えがよかった店が、残念なことに壊滅していた(まだ、ショーウィンドウと看板が残っていたが、『近々ブティックが開店!』みたいな貼紙がしてあった)ことから、ついぞ手に入らなかった、ダースペーダーのマスクが、ボイスチェンジャーまで付いて僅か5000円足らず!

 うーむ。ココロ引かれる。

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2005/02/19

ガンツ先生にお願いだぞ

 Jess : 日本語小論文 評価採点システムわご存知だろうか。採点者に依って評価にバラツキが大きいことが何より問題とされる小論文問題の採点を、構成円滑に行なうシステムとして、現在注目されている機械に依る文意・表現力解析システムである。つまり、デジタルガンツ先生である。

■評価基準■

* 修辞
文章がよく書かれているか評価します。具体的には以下について評価します。

* 文章の読みやすさ
* 語彙の多様性
* ビッグ・ワード(big word, 長くて難しい語)の割合
* 受動態の文の割合

* 論理構成
アイディアが理路整然と表現されているかを評価します。

* 内容
与えられた問題文に関連した語彙が用いられているかを評価します。

* 注意事項

* 改行を適宜、入力して構いません。評価に影響はありません。
* 満点は「修辞」、「論理構成」、「内容」で与えた配点の合計で、ディフォルトで10点です。
* 「字数制限」がある場合は、該当する欄に文字数を入力します。
* 評点だけでなく、作成した小論文の診断情報を表示します。
* 「毎日新聞」の社説やコラム(「余録」)で理想とする小論文を学習しているため、科学技術分野における「内容」の評価が適切でない可能性があります。
 というお話しなので、早速、どれほどのモノか試してみることにした。用は、この情報局の文章を、デジタルガンツ先生に読ませたのである。すべて、『修辞配点=5 論理配点=2 内容=3』という標準配点とし、「設問」はタイトルを入れることにした。

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2005/02/18

「ゲーム脳」脳だぞ

 寝屋川の小学校乱入教師殺傷少年が、小学生の頃からゾンビと戦うゲームが大好きで、級友達にクリア法を伝授する程だったと云うエピソードから、また、「ゲーム脳」という言葉が歩き出した。
 べつに、定説と云う訳でもない、とあるオヤジが思いついただけの「ゲーム脳」と云う言葉が、さも厳密な定説・真理のようにマスコミを賑わし、報道している側は誰一人として、ホントに「ゲーム脳」があり得るという確証も掴まぬまま、決まり事・当たり前のようにこの言葉を使っている。

 日本はいつから、こんな付和雷同型のマスコミしかいない、気味が悪い国になってしまったのだろうか?「ホントにそうか?」という目線を常に保ち続ける、あらゆることにウラを取らないと気が済まない記者根性と云うものは、もはやこの国には存在しないのだろうか?

 「ゲームのために、脳(精神)が自由な活動を抑制され、本来働くべき公徳心や公共心が起こらず、平気で人を殺してしまうようになる」というのは、「遊ぶと人を殺したくなるゲームがある」と云っているのと同じではないか、これは「見ると殺人者になるビデオ」とか、「読むと人を殺す本」と同列である。普通,それは、ホラーと言うものだろう。

 ちょっと、考えて欲しい。

 たしかに、寝屋川の少年が「ゾンビと戦うゲームにのめり込んでいた」こと、「ひとを殺したこと」は事実なのだろう。(もちろん、マスコミが近い人たちの話としてそう言っているだけで、ゲームに関しては身近にそれを見ていた記者がいる訳ではない。)
 しかし、今日日の少年の多くは「ゾンビと戦うゲーム」とか「宇宙人と戦うゲーム」とか「公国軍の赤いヤツと戦うゲーム」とかが、結構好きなのではないのか? ゲーム脳主義者たちが言うように「ゲームに脳の活動を抑制する力がある」のなら、どうして、大多数の同世代の少年達は、人を殺さないのだ?
 同じぐらいの濃さでハマり混んでいる少年ぐらい、いくらでもいる筈だぞ。

 因果関係を否定する事例件数の方が爆発的に大きくないか?

  また、ゲームが怪しいのならば、それと同じだけの確率で、好きなテレビ番組、好きなマンガ,好きなネット上の場所、好きな芸能人……に、因果関係が結べるモノがあるのかも知れないぞ。では、何が問題かと云えば、もちろんそれは判らない。
 どう考えても「判らない」とするのが、科学的な態度と云うものである。
 でも、「ゲーム脳」という言葉を金科玉条として振りかざす「教祖さま」とその「取り巻きのマスコミ」によって、少年は「ゲーム脳だったから人を殺した」という世論が作られかけている。

 これは、そんなに単純な怪奇事件なのか?

 「ゲーム」なんていう、外挿された単なる一条件が人を殺人者に育てるなんて言うコトを、信じていいのか? もともと人格形成に大きな影響があるとされていた家庭状態・家族関係といった項目より、スクリーンの中の戦い方が、より影響が大きいと云う珍説に、どうしてマスコミは疑いの目を向けないのか?

 ちょっと気味が悪い。マスコミが「ゲーム脳」脳に掛かって、「ゲーム脳」意外,考えられなくなっていることが気味が悪いぞ。

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新作能だぞ

 独立行政法人、日本芸術文化振興会の 公園情報に因ると、美内すずえ作 漫画「ガラスの仮面」より 新作能『紅天女(くれないてんにょ)』という公演があるらしい。

 う、うーむ。国立能楽堂である、コクリツ、“ National Noh Theater”である、クニタチではないのである。
 2月24〜25日。来週か…。
 しかし、能向きなネタであろうとは思うが、正面切って紅天女か、ハァ……。

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2005/02/17

人の意思が世界を変える……かもしれないぞ

 人間の意思と云う物が、世界を変える。というと、エコな話かと思われるだろうが、もちっとオカルトな話。
 X51未来を検知するブラック・ボックス - 時間は逆行するかという記事によると、9.11インドネシア津波の直前に、ランダムに0か1を吐き出し続けているコンピュータ(当然だが、一定時間内に0と1は、ほぼ半々ずつ出る筈)の、出力結果がずれたと云う。

 この箱が初めて話題に上ったのは、あの忘れ難い9.11事件の時である。箱はちょうど二機の飛行機がWTCに突入する4時間前、それまでにない大きな反応を示したのだ。

しかしその時、まだこの箱が示した結果を誰も信じることはなかった。単なる偶然に過ぎないとして、やがて忘れ去られた。それは彼ら科学者にとって当然の態度である。しかし更に驚くべきことが起こったのは昨年、12月のことである。それは人類史上に残る未曾有の大惨事となったインドネシアの津波の直前である。この黒い箱は、その時も再び、かつてない程の、大きな反応を示したのである。

 さらに、この機械を使った別の実験では、人間の意思が機械の作る乱数に影響を与えていると云う結果を得ているらしい。

それは単にコンピューターの単純計算によって1と0をランダムな数列として吐き出すというもので、その一連の数値を結んだパターンからグラフを作り、プリントアウトされる。そしてこの場合、通常の確率ならば、0と1はそれぞれほぼ同率で出現するため、グラフは直線に近いものとなる。しかしそこに何らかの偏差が生じた場合、グラフは緩やかな曲線を描くという仕組みになっている。

そして1970年後半、ジャーン博士はこの装置を用いて、人間の意思が装置の結果に影響を及ぼすかどうかという実験を行った。博士は道行く人をつかまえ、機械に念を集中するよう頼んだのだ(具体的には博士はグラフの先頭を持ち上げ、末尾を下ろす事をイメージするよう、被験者に頼んだ)。

そして結果、装置は見事に反応を示したのである。

 おもしれ〜〜。

 なんとも、ニューサイエンスな人の好みそうな話ではあるが、SFファンとしては、コードウェイナー=スミスの「黄金の船が…おお!おお!おお!」に描かれた『運のよさと云う確率を変動させるエスパー』が思い出される。
 9.11の4時間前にこの機械が反応したのが、時間を遡って来た情報なのか、「これからやるぞ」というテロリストの意思の反映なのか、なんとなくそれを察した人々に因る怯えなのか、それは判らない。津波の前に反応したのが、時間をさかのぼった恐怖や驚愕・悲嘆のせいなのか、地殻に溜まったエネルギーによる地磁気の揺れなのか、それも判らない。

 もちろん、この実験に使っている機械と云う物に関しても、1970年代の電子工作技術を考えると、今の物より極端に不安定で、偏った値なんて簡単に出たのかもしれない。もっと極端に言えば、測定・判定方法が間違っているとか、この先生方がすべからく詐欺師でやっていることは全部眉唾物のインチキという可能性もある。(というより、そうでない可能性の方がホントに僅かなんだが(^_^;))

 でも、人間の意思を数値としてコンピュータにインプットできる可能性があるなら、それはそれで面白い。その入力出来るのが個人でなく集団無意識だとすると、アンケートなんて一瞬で済んじゃうよね。
 もっと飛躍して、その人間の意思が時間を遡るのであれば、もっと面白い。機械の精度を上げれば、予知機械ノストラ君の完成である。

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闘病生活だぞ

 いや、闘病と云っても、戦っている相手は(たぶん)インフルエンザ。
◆月曜日は何ともなかった。
◆月曜日夜、先週土曜日の駒八会参加者から、「インフルエンザ発症しちまったい」という報告。というか警告。げ、おれ、ずっと隣に座っていたじゃん。(^_^;)
◆火曜日朝、猛然と喉が痛くなっていた。とはいえほとんどタンが出ない。ノドが乾いて行く感覚。
◆火曜日日中。お茶とビタミンCタブレットと、龍角散のど飴の一日。龍角散のど飴が瞬く間に消えて行き、ある時ふと、「もう甘い物いい」と悟る。砂糖を摂ったので、賢くなって悟ったのだろう。胃も動いていないのか、昼飯を抜く。(一回貸しである。ドコかで1日4食の権利を得たわけだ。らっちー)ちなみに、喉に触れると扁桃腺がパンパンに腫れている。
◆火曜日夜、さすがに何か精を付けないと保たないので、女房を駅に迎えに出たついでに近所のファミレスで肉を喰う。といっても、ランプステーキ660円だけど。
◆火曜日夜、帰って来て、扁桃腺の腫れが退いているのを確認。逆にちょっと熱っ気を感じた。熱を測ったら体温38.4度。こりゃ、本格的にインフルエンザっぽい。
◆火曜日夜中、タンが出始めた。1時間おきに起きてはウガイ。夜半を過ぎた頃からタンや鼻水に血が混じる。炎症を起こした粘膜が破れたんだろう。そんなに咳き込んでもいないんだが、たまにこういうことがある。
◆水曜日未明、熱下がらず。
◆水曜日朝、食欲無し。
◆水曜日午前中。出勤した女房の分の掛け布団もかぶり、むちゃ暑の状態で3時間程眠る。
◆水曜日昼前、熱を測ったら、37度台の随分低い方まで下がっている。大量に寝汗をかいたので、シャワーを浴びて、出かける準備。
◆水曜日昼、近所のコンビニで、味わいカルピスと龍角散のど飴と、マスクを買う。この日一日、顎髯にマスクの怪人だが、このマスクの効果は絶大。鼻も喉もすごく楽。
◆水曜日昼、何だか食欲がないが喰わないと死ぬので、吉野家で豚丼(並)を食う。屈辱的である。育ち盛り(ウエスト中心)の四十三歳児が『(並)』だぜ、ナミ。
◆水曜日午後、講談社で打ち合わせ。この日は、参加者の多い顔合わせ会議なので、出ないわけにはいかない。ずっとマスクしっぱなし。
◆水曜日夕方、この日は、T-con 2003以来の仲間が集まって、北牧場でジンギスカンを食う日。既に集まった面々から電話。まだ会議中。
◆水曜日20時、ジンギスカン組から解散通知。残念。そのしばらく後、会議終了。
◆水曜日夜、数人で、会議流れの食事。
◆水曜日22時、帰途。埼京線で赤羽を越えたら座れた。
◆水曜日23時、帰宅。依然、喉と鼻は調子悪い。熱は37度台下の方。ふつう、36度8分でブッ倒れる熱に弱い神北としては、今日は異常に保った方。腰の方にドヨヨーンと痺れるような疲れが来ないおかげらしい。
◆水曜日夜中、前日より頻度は少ないものの、ウガイを繰り返しつつ暖かくして寝る。
◆木曜日朝、まだ食欲があまりない。毎日2食では、平安貴族のようでおじゃる。
◆木曜日午前、なんとなく眺めていると、友人のBLOGやMixi日記に異様に風邪、インフルエンザの言葉が増えている。出版関係者として、世間に鈍感なのはナニだが、流行性感冒だけは無縁で居たかったなぁ……。

 さ、ウガイしてこよ。

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2005/02/16

機械どもが降った日だぞ

 機械が、降って来た。まあ、機械と云っても、物理的にディスプレイケーブルを切り替えるだけの、原始的な切り替え機である。今の物は、ソフト的に切り替えている上にブースティングしているので、映りが安定しているが、コイツは、バシっと結線を切り替えるのみ。時々、上手く映らないなんてこともあった。
 しかたないので、数年程前にブースト型のメカ(メカブーストと呼んでやってくれ)に切り替え,今やそれもワキに退けられ、さらにブーストタイプの安定した4連切り替え機に置き換わっている。
 その、使わなくなって久しいスチール製の機械が、今朝見たら、マシンルームの床に転がっていた。未明の地震のせいらしい。180センチサイズのラックの上に乗せてあった奴が、気付いたら落下していたのだ。そういえば、なんだか「ゴトン」と云う音がしていたなぁ。
 寝室で寝ていたからよかったようなものの、もうちょっとで死ぬところだったらしい。(^_^;)

 あー、びっくり。

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2005/02/15

自分も出来ないクセに!…だぞ

 日本経済新聞社の日経ネットに、サマータイム制度、首長の8割が賛成・生産性本部調べという記事が載った。
 またまたサマータイムである。勘弁して貰いたいものだ。

 こんなことを言っているマヌケな首長どもは、年に2度、家中の時計とビデオ、パソコン、エアコン、その他内蔵時計を持つ全ての電子機器・電気製品の時間を、全部ずらさなければならなくなると云うコトをどう考えているのであろうか?
 「毎週、録画している『水戸黄門』が、時間がずれた為に取れていなかった」という全国のご老人達の苦情をどう対処するつもりなのだろう?
 御上の決めたことだ。自分でやれ! か?
 新製品の自動対応機器に全部買い替えろ! か?

 ふざけんじゃねー!
 買って来る経済的余裕の無い貧乏人は、苦労しろって言うのか? 嫌なら金出せってか? 作り付けの自動風呂わかしシステムなんぞともなれば、自動対応の為には工事が必要になるんだぞ。

 ハナっからそういう制度を前提にしていない日本の技術文明に、こういうコト(サマータイム)を取り入れると云うのが、どれほど大変なことなのか、ちゃんと考えてもらいたい。
 今日日、居間と台所と枕元の時計と、自分の填めている腕時計を直せば、それで良しなぁんて時代では無いんだぞ。
 サマータイムに賛成する政財界のお歴々は、いったい、自分の家で、何個の時間設定を修正すればよいのか、ちゃんと把握できているのか?

 てゆーか、そのぐらいの事態を理路整然と考えられない奴は、辞めろ!

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2005/02/14

バカが戦車でやって来たぞ

 呆れた。唸った。感心した。
 小太郎ぶろぐの2月11日の記事、電動車椅子を改造して子供に戦車を作った男という記事に載った親子の話。

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末期症の匂いだぞ

 ウルトラマンとガンダムと仮面ライダーという、巨大ヒーロー・巨大ロボット・等身大ヒーローが、シリーズとしてそろい踏みをしている昨今。膨大な先行作、先輩ヒーローを背負ったこの3作の末裔も、それに対抗しなくてはならない新作陣も、独自の色を出すためにいろいろと難しいのは判る。だが、ちょっと間違っているんじゃないのと云う作品が多すぎないだろうか?

 あるアニメ監督が、「最近は、作品ごとにチームが変わり、しかも1チームが継続する仕事が1クール・2クールと云う短期ばかりなので、チームワークという勘働きのネットワークが構築される前に終わってしまう。4クールあれば、気も合って来て、ツーカーの仲になって来る監督・脚本・絵コンテが、一体感を持つ頃には最終回が終わってしまう」というようなコトを仰ったとか。
 映画にしてもそうだ。昔は、本数も多かったし、会社に所属しているスタッフ・キャストが、会社の枠内にひしめいていたから、何かと云うとチームを組むことが多かったし、チームの中核層は監督名を取って「○○班」「○○組」なんて呼ばれながら、結構長いことチームとして動いていた。

 しかし現在、劇場に掛かる本編映画もテレビアニメも、短期・単発というケースが多い。製作チームもその度に集めると云う形らしい。少なくともそう云うことが増えていると聞く。それは確かに、よい才能がよい才能と組むチャンスなのだろう。チームの枠、会社の枠、業界の枠が薄れ、異業種参入を含めていろいろな人がいろいろな業界で結びついて作品を残す。これは面白い。神北のようなヘッポコ地図描きですら、面白いチームの本作りに参画できると嬉しいし楽しい。誰だってそうだろう。
 だが、こういう新造チームが、こなれて来て円熟期を迎える頃にはまた解体して別の新造チームへと形を変えていると云うのは、よいことばかりではない気がする。

 何が言いたいかと云うと、「「「監督の意向を過剰に汲んだ脚本」の意向を過剰に汲んだ演出」の意向を過剰に汲んだ……」という、過剰・過剰…の繋がりで、「バランスを取る」ことを仕損なっているのではなかろうか、間に立ってバランスを取る人が居ないのではないか、と言うことだ。
 そうした過剰の繰り返しが、最終的な映像になった時点で末梢の演出ばかり肥大させ、全体としての構成を掴み損なっているという説を取る方が理解し易い作品が、最近多見されると思うのだ。

 まあ、こういうコトも、多少であれば、面白いエッセンスでいいのだろう。しかし、いつもいつもパッツンパッツンに張りつめ続けていては、視聴者の興味の意図の方が、先にプッツリとイってしまうのではなかろうか。そして、そうなってからでは遅い。
 だからこそ、中核にデンと座って、交通整理とか、各員の間のバッファ役の出来る人が居なければならないのだと思う。それが、スーパーバイザーなのか、監督なのか、演出なのか、シリーズ構成なのか、進行チームなのか、そこは判らない。が、そういう潤滑油が無くなり、視聴者からの手触りまでガサガサしているような作品が、今期も比較的多い気がする。

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2005/02/11

牛丼の日だぞ

 『牛丼への愛を、ありがとう。』と、書かれたパンフレットが、目の前に有る。吉野家の一日限りの牛丼復活。当然、食いに行きましたともさ。しかし、そこにあったのは、よ〜くよ〜く煮込まれたいつもの牛丼とは違い、あまりの回転のよさに煮込みの足らぬまま形状をしっかり止めた肉と、それを買い求める長蛇の列だった。

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音撃だぞ

 テレビ朝日、日曜朝8時(東京放映時間)の『仮面ライダー響鬼(ひびき)』が面白い。何だか知らないが、久しぶりに、型破りでかっこいいヒーローに逢った気がする。
 このところ、神経症的な仲間同士の争奪戦ばかりで、「主人公も含めて、バカはみ~んな消えちゃってください、それが一番平和ですから」というような、お話が続いたが、今度は、悪い怪人が居て、正義の味方が立ち上がるという、納得の行く主人公だ。
 仮面ライダーは『クウガ』終了以来、数年の彷徨の末、やっと、主人公が、主人公としての立場を確保したと言える。
 今年は面白くなりそうだ。
 とはいえ、こん棒(太鼓のバチ)で殴り掛かったり、カプセル怪獣みたいな式神を使ったり、前の『剣<ブレイド>』の終わりの方に半分ゲストのようにして出て来た森継さん(我々世代にとっては永遠のモロボシダンである)に影響されたというか何かを伝染されたというか、来るところまで来たような印象も無くはない。しかし、知恵とプレゼンテーション能力に欠け、不良高校生程度の社会性しか持ち合わせていないニートどもの呆れた群像劇よりは、桁違いにおもしろい、というか、ワクワクする。初めて『仮面ライダー』という作品に出会った時のような、『週刊少年サンデー』誌上に連載された石ノ森章太郎『仮面ライダーBLACK』で、光太郎の話を聞いた先輩が「お前の話は、俺が子供のころマンガやテレビで観た『仮面ライダー』そっくりだ。お前はこれから、仮面ライダーになれ」と語った時のような、『仮面ライダークウガ』が始まった時のような、「イマ、トンデモナイコトガハジマロウトシテイル」という予感めいた期待が高まっている。
 しかし、そろそろ、シリーズ作ではなくリメイク版の『仮面ライダー』が観たいぞ。今の時代の解釈で、世界征服を企む悪の秘密結社と改造人間を描いたらどうなるのか、ちょっと楽しそうではないか。

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2005/02/10

キーボードの皮を換えたぞ

 ここをお読みの皆さんに伺いたい。

 あなたは、キーボードに水物をこぼした経験は、お有りだろうか?

 神北は有る。それも2度。
 一度目は、1990年のことだった。FM-16βでチャットをしながら、呑もうとしていた牛乳を、ブチまけたのだ。FM-16βのキーボードに。
 慌ててチャットを落ちて、キーボードを分解し、流し台に持って行って水洗い。しかし、この頃の富士通のマシンは非常に丁寧に造られていた。
 16-βのキーボード筐体の上面は、キーの位置に5〜6ミリの穴が開いた一枚板で出来ている。そして、キーは、その穴にちょうど収まるピストンとキートップの組み合わせで出来ている。スイッチに直截、ノッチが付いていて、そこにキーを一個ずつ嵌め込むタイプの現代の安造りのキーボードとは全く違う、極めて堅牢かつ行き届いた仕組みだ。この仕組みのおかげで、キートップの上に盛大に降り掛かった牛乳は、すべて、上部に留まり、内部の電子回路は完全に保護されていたのだ。
 もちろん、通らなかったと云っても牛乳をそのままにしておくと、嗅覚的に大変なことになりそうだったので、大量の水を丁寧に流して、キーの下の牛乳は流し切ったが、それでも、裏側(内部側)には、一切水気は染み出して来ない。恐るべき工作精度だった。
 うむむ。流石はFMRとかFMVではない、ホンモノのFMシリーズの最終型高級機。キーボードとは斯く有るべしというポリシーを感じる傑作であった。

 二度目は、時は流れて2003年。日本SF大会を開催する為に籠った塩原温泉で起こった。お茶だった。フとした拍子に、PowerMacG4に付けたアップル純正キーボードにお茶をこぼしてしまったのだ。
 こちらはイッパツだった。
 基盤の上に直接スイッチが並び、それぞれのスイッチにあるノッチに直接キートップがカチッと挟まっている様式の現代風のキーボードなので、キーの隙間から入った液体は直接基盤上を流れる。慌てて_USBを引っこ抜き,丁寧に陰干ししたが、何かショートしたらしく、二度とキーボードが動く事はなかった。いや、その表現は正確ではない。「多くののキーが死んでしまった」と云うべきだろう。大量の作業の為にわざわざ持ち込んだパソコンがこれでは全く使えなくなってしまう。翌日、近所の郊外型パソコンショップで安いUSBキーボードを買って来たのは言うまでもない。
 だが、買って来たからと云ってそのまま全ての機能を使える訳ではなかった。田舎のパソコンショップではMac用の物がなく、Windpws用のキーボードしかなかったのだ。ご存知のように、Macのキーボードには、メディアオープンキーが付いている。DVD-Rドライブのトレイをオープン・クローズするキーだ。しかし、それがWindows用のキーボードには付いていない。スタッフには何人もMacユーザが居たのだが、誰も、わざわざウィンドウズキーボードを繋いだときの対処のしかたまでは知らなかった。
 しかたなく、CD-ROMを使うときの為だけに、メディアオープンキーだけはなんとか生きている前のキーボードを並行してUSB接続し、無理やり2日ほど使った。

 塩原温泉から帰った次の日に、早速、新しいMac用キーボードを買いに出たのは云うまでもない。

 で、その時に、もうこういう事が起こらないようにと、防御策を講じた。シリコーン樹脂製のキーボードカバーを掛けたのだ。こういうカバーは、それこそ、FM-16βにミルクを掛けた頃から有る。89年の日本SF大会を一緒にやった時か、その直後にみんなでよくバソコンを持ち寄って情報交換していた頃に、樽高冬くんのX68000には、たしか既にこれが掛けられていた。しかし、当時のキーボードカバーは、値も張り、厚い素材で透明度も低く、ゴワゴワしていたので、神北的には、ちょっと二の足を踏んでいたのだ。
 ところが、最近の物は薄く、透明度もかなり高い。キートップが見にくくなるということはなかった。
 このキーボードカバー、凄く調子よく使って来たのだが、1年半弱を過ぎて、遂に使い物にならなくなった。まず、よく押すキーの部分が徐々に伸びた所為か、最初は全てのキーにしっかりと被っていたカバー全体が変形し、キーの上に浮き上がってしまった。また、スペースバーやコマンドキー・オプションキー・コントロールキー等の最もよく押すキーに至っては、ついに穴が開いてしまった。
 穴が開いたと云うと、劣化して割れたような印象の言葉になるが、そうでは無い。この薄いシリコーンゴムの皮は、さらに薄い薄い材質を重ね合わせたような形になっていて、一枚一枚,薄皮が剥がれて分離し、最終的に擦り切れたようになって穴が開いたのだ。
 しばらくは、キーの上に盛り上がってキートップが読みにくくなった物でも、擦り切れた部分に小さな穴が開いた物でも、我慢して打っていたが、加速度的に症状が進行してキータッチのミスが急激に増加し始めたので、そろそろ限界と感じて買い直す事にした。
 2003年7月から2005年2月だから、約18ヶ月。2000円弱のカバーなので、1ヶ月100円程の保険料だったと云う訳だ。
 先日秋葉原で購入し、取り替えてみると、同じ型式番号なのに、ちょっくら使い勝手がよくなっている気がする。キートップもビッタリくっついていて、見易くて押し易い。こういうものでも、ホンの少しずつ進化するらしい。ELECOMPKB-MAC6と云う製品である。
 使い勝手も昔通り。キー入力がかなりし易くなった。

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祝第一勝だぞ

 サッカー、ドイツワールドカップへの道、アジア最終予選B組初戦。日本代表の勝利、おめでとうございます。素直に嬉しい。
 昨日、帰宅してテレビを付けたら後半始まっいた。「あ、勝ってるな、よかったよかった」と言っていたら直後に同点ゴールを入れられて、チョイとヒヤヒヤした。
 最後の最後で大黒が投入され、最後の最後で劇的なゴールを決めたのをリアルタイムに見られて良かった。ホントは、数キロ先の埼玉スタジアムで声を枯らすのが一番良いのだろうが、そこまでのパワーはでない。スマン。ものぐさファンでスマン。
 しかし、代表チームに、ああいう『決戦兵器』を最後まで取っておける余裕があるって、いいよね。そしてそれが決定力に直接結びついたことが何よりいいね。
 もちろん、最初から余裕の試合で大量リードを取れるのが一番いいんだが、そんな巨人軍みたいな一人勝ちが許される程、世界の壁とか世間の風とかは、ナマヤサしくないってことなのだろう。
 まだまだ先は長い。今後の試合も、ぜひ頑張って貰いたい。

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2005/02/09

元年者だぞ

 元年者という言葉がある。本来は、ハワイ最初の日本人移民を指し示す言葉で、明治元年に3年年期の農場労働者として海を渡った百数十人の男達を示す。文化格差・言葉の壁等に悩みつつも、途中で帰国したものは40名にとどまり、100人以上が3年間を勤め上げ、さらにその内60名程はその後、北米に移民している。残った40名の多くはハワイ人の女性と結婚し、本当の意味での「移民」となったという。明治政府とハワイ政府の間で取り交わされた条約に基づく官約移民に先行すること約20年。現代日本最初の海外雄飛のパイオニアたちである。
 で、今日の話は、それとは全く関係なく、1989年の元年者、平成元年のSF大会、ダイナ★コンEXを開催した第二十八回日本SF大会実行委員会と手塚治虫さんの話である。

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2005/02/08

メールの設定に泣かされたぞ

 少なくとも、ここを読んでいる皆さんは、メールをお使いのことと思う。人によっては複数、それも10コ近いメールアドレスを使い分けている人も多いのではなかろうか。会社がくれた仕事用のアドレス。趣味の仲間の連絡用のアドレス。何かのサービスに加盟したらくれたのでなんとなく使っているアドレス。面白がって取ってしまったアドレス。接続プロバイダーを乗り換えたものの、前のアドレスを捨てるに忍びなく、メール会員として残したアドレス。etc……。
 神北も、通信を始めて17年。ご他聞に漏れず、様々なメールアドレスを使っている。途中,いろいろあって捨てて来たアドレスや、シスオペ退任の時にニフティにお返ししたアドレスもあるが、一度取ったアドレスは基本的に捨てない方針でやって来た為、今ではこうなっている。
 しかし、何年使って来ても悩まされるのが、メーラーの設定という奴。特に、古いものは、プロバイダの方でシステム変更が入ることもある為、たまに酷い目に合わされることがある。

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2005/02/07

現代死角文化研究だぞ

 まずは、未識 魚(みしき さかな)さんという、なんだか、難しい学問をしたり、エッチ絵を描いたりしている人のサイトで見つけた、一年ほど前の書き込み。▼ 2004年2月17日 無意味の痛みを読んでみて欲しい。
 なんだか、ナルホドと思わせる学説が載っている。理不尽な苦労を強いられた者が、自らその経験に意味付けをして正当化してしまう。「○○は苦しかったが、今となっては良い思い出だ」「○○の苦労が、今の俺を形作っている」まあ、ここまでは、可愛そうな目にあった本人が自分を壊さない為の保護措置だから、可愛そうではあるが本人が納得できるならば別に構わないのだが、ここからが怖い。「だからお前もひとつ、苦労してみろ!」
 う〜む。
 その苦労が正当な努力で結果に繋がっているのならともかく、無意味な事なのに幸せの礎がそこにあるように言われ、強要されたのでは、堪らない。
 これは、一種の詭弁である。しかも、詭弁を使った本人が完全に騙されているから、本来の論旨に説得力が無いにも関わらず、話し方と態度によって納得力が生まれている。

 しかし、こういう高度な詭弁に対する警戒は、現代日本に於いてはあまり必要ないかも知れない。国会中継を見ると、もっともっと乱雑な、筋の通ってない事がハナっから明確な、詭弁にもなっていない詭弁が、議論をするためな国民の中から選ばれた国会議員どうしの間でまかり通っているのだから。

 ちなみに、詭弁,言いくるめ、ごまかしに関しては、詭弁のガイドラインというページが面白い。是非ご参照あれ。

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2005/02/06

三菱重工御乱心だぞ

 まずは、東京新聞の経済ニュースを一本読んで欲しい。つづいて、それに関する企業からのニュースリリースである。
 うーむ。前田建設ファンタジー営業部と云う先行例にきっかり乗る形で、三菱重工がやっちゃいましたってカンジ?

 「月面開発公社からの依頼で汎用人型建設ロボットを作る」て、どうして「月面開発」なんだ? だいたい、建設機械がなんでビームライフルで武装してんのよ……という疑問は、かつてゼロ戦とかを造って太平洋戦争でがっぽがっぽ儲け捲った軍需産業コングロマリットとしての三菱財閥のイメージに重なるから、『地球連邦軍』って言うクライアント名を避けたんだろうということは判るが、こりゃあ安易な二番煎じだよなぁ。
 思い切って、「宇宙人の侵略を受けちゃった地球。」「救うのは、三菱重工の最新技術だ!」「よーし、ガンダム緊急量産!」ぐらいのスッ飛んだストーリーにした方が良いんでないかい?

 だいたい、今の二十歳過ぎの学生諸君って、ファースト(いわゆる『機動戦士ガンダム』。1979年放映。)シリーズに、思い入れってあるの?
 なんだか、見事に外しましたって感じがするんだけど。

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アルデンテじゃないぞ。

 みなさんは、自動パスタ茹でマシーンを見たことがあるだろうか。いや、『自動パスタ茹でマシーン』というのは、今、神北が勝手に呼んだだけで正式名称ではないのだが、そうとしか云えないような機械が世の中にはあるのである。
 もちろん、神北は見たことがある。それどころか、そのマシーンが茹でたパスタを食したことまであるのだ。マシンにはうろ覚えだが、『オート・アルデンテ・マシーン』みたいなことが書いてあったと思う。
 場所は、秋葉原デパート。1階のほぼ真ん中にペッパーランチが出来た、その辺りから駅の改札に抜ける通路向いて因っていった店の一番端、通路の脇にある店だ。
 店名は失念した。
 いや、できることなら、この店に関することは全て記憶から消してしまいたい。

 まあ、聞いて欲しい。
 先週の水曜日,打ち合わせを終えた神北は、秋葉原デパート3階のガンダム屋さんで妻のむらさきと合流。まずはメシを喰うことになった。で、階段を下りていると、「パスタ屋オープン」のポスターがあるではないか。
 取り敢えず、パスタと聞けば行ってみるしかない。しかも、こうまで詠う以上、相当な自信なのだろう。そう思って、1階で店を探した。
 あった。4席ほどしか無い小さな店だが、「立ちパスタ屋」とかいう看板が。ふむむ。立ち食い蕎麦のパスタ版と云うわけか。とりあえず、カウンターに座る。神北はホワイトソース系、むらさきはミートソース系のメナューを注文。すると、店員がこういった。
 「プラス50円でパスタサラダがありますがどうですか?」
 とにかく、サラダは大量に食う方なので、注文する。
 ……と、サラダはすぐに出て来た。総菜売り場によくあるカップ容器に入って。中身は、まさにパスタサラダ。パスタをマヨネーズ系の味で和えたモノだった。特に、野菜が入る様子は無い。パスタメニューの付け合わせが、パスタですか?
 ち、ちょっと、思っていたパスタ屋さんじゃないかも……。

 だが、並行して進んでいる事態は、それどころではなかった。

 注文を受けた店員は、ある機械の前に行ってスイッチを押した。その機械こそ、くだんの、『自動パスタ茹でマシーン』である。形状はこうだ。
 まず、ソフトクリームマシンほどの大きさの白い箱を想像して欲しい。下の一部が切り欠かれていて、パスタ皿が3枚ほど積み重なっている。で、その上である。一人前と云って云えなくは無い80〜100グラムほどの細いパスタ束が、10〜20束ぐらいセッティングされた。円筒状の巨大な透明アクリルの物体が置かれている。よく見れば、これが、機械にパスタを供給する為の、巨大なリボルバーであることが見て取れる。
 店員がこの機械のスイッチを入れたら、どうも、上の円筒からパスタが機械内部に落ち、自動的にゆであがって出て来る仕組みらしい。一度に一つの機械で茹でられるのは一人前らしく、2つの機械を同時に動かした店員は、ゆであがるのを末間に、ミートソースとホワイトソースのレトルトをあっため始め、手のあいた所で、マガジンを下ろして、使った分のパスタの詰め直しをしている。
 で、三分ほどで茹で上がったパスタが皿に落ちて来たら、レトルトを切ってソースを掛け、調味料をチョイと振って出来上がりである。
 仮にも、パスタ屋で、アルデンテを標榜するマシーンが作ったパスタである。なんだか面倒臭げな店員の動作と相反して美味しいかもと、僅かな機体を持って口に運んでみる。
 ファーストインプレッションは悪く無かった。割と美味しいソースだ。だが、破滅は突然やって来る。喰ってみてびっくり。

 パスタがゴムのようだっ!!

 歯を立てたパスタは、アルデンテのプチプチと云う歯ごたえではなく、スルメイカのような歯ごたえのものだった。いや、そりゃ、噛み切れるよ、パスタなんだからさ。でもね、でもね、でも…………。

 取り敢えず、食い終えて席を立った神北は、むらさきにこう言った。
「なんか、美味しいもん食べにいこうぜ」

 ま、そういう話。

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2005/02/04

ノーミュージックへっちゃライフだぞ


 iPod Suffuleを持って出掛けるのが一つのスタイルになっている。といっても、この2~3日のことである。珍しいオモチャを持った子供みたいなもので、そのうち飽きて持ち歩くのをやめても良いように、ヘッドフォンは2000円程度の安いものを使っている。わざわざ買ったのは、自分の耳が、あの耳の入り口に半分入れるタイプのイヤフォンを入れていると痛くなるのと、奥まですっと入れるようなイヤフォンだと外音が聞こえ辛くて歩きながら使うには怖そうだったからだ。いろいろ試してみた上で、結局、耳掛けタイプの物に落ち着いた。これ、メガネをしている人には鬱陶しいかも知れないが、神北にはちょうど良かった。
 ドライブ用に編集してあったCDにして3~4枚になるプレイリストを持ち歩き用にそっくりそのまま流用したのだが、基本的に好きな曲ばかりで、どれを聞いていても楽しいので、シャッフルで困るようなことは今のところ起こっていない。
 そもそも240曲ぐらい入るとか云う触れ込みだが、実際には70曲ほどしか入れていない。そんなに多く入れるほどお気に入りの曲はないし、USBメモリーにCD-ROM一枚分ぐらいは場所を開けておきたいからだ。
 という訳で、便利に使っている。iPod SuffuleとLinuxZaurusの組み合わせで、いつでもどこでも音楽とネット環境のある生活に入った訳だ。有難いことである。

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スタッフ必読書だぞ

本を紹介する。
『鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」セブン-イレブン式脱常識の仕事術』勝見明(プレジデント社 1,238円)ISBN4-8334-5007-0 C0034 ¥1238E

 ビジネス書である。しかし、ビジネスマンが読もうがどうしようが知ったことではない。私がこれを薦めるのは、日本SF大会をやろうとしている人。今現実に準備を進めているスタッフ。そして、そこにジョイントするような企画を持ち込もうとしている人たちである。

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2005/02/03

いつか来た道だぞ

 ひさしぶりに、チョイとアジっておく。

 ニフティ時代からよく知っているココログ仲間に玲 一文くんという男がいる。お互いもう、いいオヤジである。
 この彼が、先日やっと松戸詣でをしたらしい。
 MS IgLooの感想となんだか興奮してよく位置的な整理が出来ていなさそうな探訪記が掲載されている。
 『機動戦士ガンダム』直撃世代オヤジの、ピュアなハートが、すっかりジークジオンしている。

 いや、どんなにオイラは連邦派だ。男はGMだよ、ガンダムだよと云う人間でも、MS IgLooを堪能すれば、ジークジオンを叫ばずにはいられない。それが人情と云うものである。
 なんせ、ジオン男の純情が戦場に昇華して行く様、人類革新への希望が散華する様を描かせれば地球で随一(神北情報局調べ)の今西監督の、魂が叫ぶようなストーリーと圧倒的なビジュアルに、泣かない奴は生きていけない、燃えない奴は生きる資格が無い。

 まだの人は、すぐ松戸に飛んでいくべし。飛べなければ電車で行くべし。バンダイミュージアムは駅から近いぞ!
 どうしても、遠くて行けない人は、ローソンでDVDが発売されるから、少々高いと感じようがなんだろうが、とにかく買うべし。こうまで奨める意味は、観れば判る。

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2005/02/02

緊急事態だぞ

 参った。
 愛用して来た、○○@zanbot.netのメールアドレスのサービスを、「アッと!キャラ.net」さんが終了すると云って来た。神北的には、仕事の上からはそう重要なモノではないが、ココロの成り立ちの上で極めて重要な位置を占めるアドレスだけに、ちょいと痛手。
 なくなるのは、まだ1年以上先である。その間に用意をしておけと云うお達しだろう。その態度たるや,さすがというかあっぱれというか、感心するものがある。
 だが、このサービス、数がどのぐらい行っていたかはよく判らないが、少なくとも、そのアドレスに思い入れの深い人が多く集まっているのは間違いない。「あっぱれあっぱれ」で済むものではない。
 神北だって、どうせ無くすぐらいなら、このドメインを買い取ってでも、使い続けたいと思うぐらいだ。

 ちなみに、この「アッと!キャラ.net」というサービスは、NTTだかその子会社だったかとサンライズが組み、数十種類のドメイン名を用意すると云う、面白いメールサービスだった。この文章の最後に一覧を付けておくので、見てみて欲しい。

 エウーゴ.netとか、百式.netなんてぇのも面白いが、ちょっとどうかなというものもあった。アナハイム・エレクトロニクスは、「.com」でしょうとか、竹尾ゼネラルカンパニーは「@takeo-general.net」 じゃなくって、絶対「.co.jp」でしょ……っていうあたりが、気に掛かっていた。ホワイトベースがあるのにキングビアルが無かったというのも悲しい。
 しかしたとえば、「gihren」というアカウント名で「gihren@a-baoa-qu.net」というアドレスを取れば、メールを「ア・バオア・クーのギレンである……」と書き出せるのだ。総統派の人間にはナミダチョチョギレルほど嬉しいぞ。
 がんがんセールスして売っておいて、今さら止めるとは何事だと云った所で、どうなるものではないのだろうが、 こんな粋な遊びを止めちまうのは、全くもって惜しい。

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2005/02/01

「もっと読む」ぞ

 西暦2005年2月1日(火曜日)。今日は、「もっと読む」の日である。
 いろいろと読んでみたい。
 といっても、読書日記を書くのだなんて思ってはいけない。神北の「読み」なんてロクでもないモノなのである。

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帰り道だぞ

 2004年の日本SF大会G-conの打上合宿は、犬山の犬山館と云う旅館で行なわれた。2005年1月30日,日曜日。我々は、その帰途にあった。
 息に一緒だった武田くんは、今年の大会の打ち合わせのために飛んで帰りたがったが、相手が上手く捕まらないため、取り敢えず、昼飯までは一緒に行こうということになる。
 結構頑張って走りつつ、あと30分で付ける程度まで近寄った頃に、沼津港のさかなや千本一に連絡。しかし、日曜の昼時ということで、来て待っている客も多く、3時までの昼の営業に入る事は無理との話。しかし、3時から5時まで休む所を、休日は4時から開けると云うので、4時半に予約。
 取り敢えず、2時間近く時間が空いてしまったので、沼津インターを降りた所にある万葉の湯へ。普通は風呂に入ってからメシを喰ったりするんだが、さすがにこの後,うまい食事をしに行こうと云うのだから、メシを後に回したくは無い。風呂より先にメシを喰う。手に巻くロッカーキー、テーブル、メニューの3つのバーコードを順にタッチして、誰の金で何処のテーブルから何が注文されたのか瞬時に把握するシステム。さすが、便利である。海老名のCASAのおばちゃんに見習わせたい。
 メシを喰って風呂。垢擦りタオルやシャンプーブラシ、ひげ剃り等が、ドンとワゴンに置いてあって、好きなものを取って行って使って良い。使い終わったものは、ワゴンの下の回収ボックスに入れればよい。ボディーシャンプー等も揃っている。至れり尽くせりである。
 身体を洗い、さっぱりした所でお湯に。「外は寒そうだからしばし身体を温めてから」という藤澤くんに外に出てすぐの浴槽は水風呂だから、気をつけるように注意。ここの唯一不思議な点は、各種サウナから水風呂までが、チョイと距離があって不便な事だ。
 風呂にいる間に、武田くんは、この施設の無料送迎バスで沼津駅を目指す事になり、離脱。と思ったら戻って来た。「バスは毎正時発だって」時計を見ると、三時を少し回った所。残念!
 結局、4時までは待てないというので、タクシーを呼んで急ぐ事に。うーむむ。
 風呂から上がった我々は、仮眠室(リクライゼーションルーム)のリクライニングシートに座ってみたり、マッサージ機で身体をホグしたり、色々。
 4時を回ったので、慌てて千本一に。とはいえ、カーナビ様が不思議な道を指示してくれて、例によって沼津漂流スカイハリケーン状態。
 とはいえ、コチとらだてに何度も千本一に通ってネーので、既に沼津の道は判っている。カーナビに半分従い、半分無視しながら港を目指す。
 1月末の5時前の沼津漁港。かなり陽は長くなっているものの、そろそろ夕景と云う海の見える席に案内された我々は、もう慣れたもので、定食と刺身の盛り合わせを注文。
 もちろん食いまくりですよ。あー。幸せ。この時の為に生きて来たと思う。

 生シラスと生桜エビ
 生シラスと生桜エビ。新鮮じゃないと食べられないモノ。

 刺身盛り合わせ
 刺身盛り合わせ。3150円なり。5人ならちょうど良い量。

 ぶり照り焼き定食
 ブリ照り焼き定食。なんと、大きめのブリの切り身がダブル!

 さて、食事を終えて我々は再び帰ろうとしている。が、なんだか身体が重い。走り出したものの、満腹感と昨晩の睡眠不足から、どうもパワーが出ない。しばらく走り、足柄SAでレストイン足柄に入る事に。
 ここは、630円で風呂と仮眠室を2時間使える。4000〜5000円で部屋を取って一泊する事も出来るが、取り敢えずは仮眠でいい。風呂は何時間か前に入っているので、仮眠室に直行。横になった途端に死んだように眠り、気付いたら2時間経っていた。
 この施設初めて使ってみたけど、うーむ。これは便利だなぁ。

 この後,藤澤くんに送ってもらってうちまで帰って来た。月曜休みを取っているからということで、藤澤くんは、自宅を越えて、都内〜埼玉の3人を送ってくれた。ありがとう。

 うーむ。面白かったぞ。

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