現代死角文化研究だぞ
まずは、未識 魚(みしき さかな)さんという、なんだか、難しい学問をしたり、エッチ絵を描いたりしている人のサイトで見つけた、一年ほど前の書き込み。▼ 2004年2月17日 無意味の痛みを読んでみて欲しい。
なんだか、ナルホドと思わせる学説が載っている。理不尽な苦労を強いられた者が、自らその経験に意味付けをして正当化してしまう。「○○は苦しかったが、今となっては良い思い出だ」「○○の苦労が、今の俺を形作っている」まあ、ここまでは、可愛そうな目にあった本人が自分を壊さない為の保護措置だから、可愛そうではあるが本人が納得できるならば別に構わないのだが、ここからが怖い。「だからお前もひとつ、苦労してみろ!」
う〜む。
その苦労が正当な努力で結果に繋がっているのならともかく、無意味な事なのに幸せの礎がそこにあるように言われ、強要されたのでは、堪らない。
これは、一種の詭弁である。しかも、詭弁を使った本人が完全に騙されているから、本来の論旨に説得力が無いにも関わらず、話し方と態度によって納得力が生まれている。
しかし、こういう高度な詭弁に対する警戒は、現代日本に於いてはあまり必要ないかも知れない。国会中継を見ると、もっともっと乱雑な、筋の通ってない事がハナっから明確な、詭弁にもなっていない詭弁が、議論をするためな国民の中から選ばれた国会議員どうしの間でまかり通っているのだから。
ちなみに、詭弁,言いくるめ、ごまかしに関しては、詭弁のガイドラインというページが面白い。是非ご参照あれ。
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コメント
「お前もひとつ、苦労してみろ!」とは、「叩かれないで一人前にはなれない!」といって、アムロを殴るようなものですな。さらに、ハロ(レプリカ)で遊んでいたカミーユを「どうして、素直にごめんなさいがいえないんだ!」と殴るわけですな。
投稿: 八潮 | 2005/02/07 13:17
まあ、アムロもカミーユも、それでもちゃんと育ってますから、「意味がなかった」のかどうかは微妙ですね。
あれでアムロが強くもないのに不貞腐れただけの軍人になって、ジャブローでゴロマキをしていたとなれば、無駄だったんでしょうが、ちゃんとスーパーエースに育ってますからね。
また、カミーユについては、社会の常識を知らない生意気なガキだったのですから、ウォンさんが正しいです。しかも、反撃を試みてますから、ありゃボテくり舞わされて当然です。
ガンダムの世界に於ける「お前もひとつ苦労してみろ」は、シャアのやった隕石落しです。
投稿: 神北恵太 | 2005/02/07 14:38
え、えすえふたいかいわあのたいかいもこのたいかいもつらかったけどいまとなってわよいおもいでだ・・・
そうか。無理矢理そー思いこんでいたのか・・・。
投稿: うちうせんかん | 2005/02/08 00:33
うちうせんかん様。
大会で配偶者を見つけたり、友達を増やしている人は、十二分に『その苦労が正当な努力で結果に繋がっている』例だと思うぞ。(^_^;)
投稿: 神北恵太 | 2005/02/08 00:48