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2005/03/31

充電1分だぞ

 キタぞ来た!
 ついに来た。

 PCWatchに2005年3月29日,東芝、1分で80%の急速充電が可能なリチウムイオン電池という記事が掲載された。
 なんと、1分充電で8割をキープ。1000回の充放電を繰り返しても、蓄電容量が1パーセントしか低下しない。これがリチウム電池だとは信じられないような高性能ぶり。
 今、毎日携帯電話を充電する人が居たとして、3年ほど経っても、殆ど電池の劣化が見られないということだから、3日に一度程度しか充電しない神北では、10年ほぼ性能に変化無く保つ計算?
 これはスゴい。
 東芝さん、はやくこれを製品化してくれ〜!

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チャットしたかったぞ

 すこぶる調子悪い。夜も寝ないで昼寝している状態である。鼻が詰まって、寝ようと思ってもどうしても寝付けないので、「動けるところまで動いて、動けなくなったらぱたっと倒れ込む」という、旧日本軍の進軍のような暮らし方をしている。なんだか、体内の余剰水分の殆どが、正規のルートではなく、鼻の奥から排出されている感じ。
 十数年前、結婚して生活パターンが変わった途端にアレルギー性鼻炎がおさまり、以降は毎年、花粉症の症状なんて、ほぼ無かったのだが、今年はダメだね。どうにもこうにも、苦しい。
 昨日はフランシーヌの日、3月30日。前夜の2時ぐらいから眠れなくなって、そのまま夜中作業し続け、昼過ぎに、会議のために出かけて行ったのだが、講談社に付いたところからダメで、鼻が詰まってまともな声で喋れない。せめて会議が終わるまで待ってくれればいいのに、まいったなぁ。まあ、オイラの身体だからヒネクレなのはしょうがない。
 会議後,メシを喰って帰り着いてからメールチェックすると、しのぶさんから「今日でFSF閉まりますよ」という最終チャットのお誘いメールを頂いていた。僕が多摩豊から受け継ぎ、しのぶさんに託したFSFが、ついに、パソコン通信上から消える日。本当に一時代が終わったらしい。
 会議で約束して来た件の仕事を終わらせて、最後のチャットに行こうと決意。ところが、作業が終わってみたらほぼ11時。『アニメ夜話』の『新造人間キャシャーン』じゃないか。あわててテレビの前へ。だが、見始めて10分と経たずに爆睡。「本日のパネラー紹介」ぐらいまでしか見ていないかも……。
 結局、朝の5時過ぎまで死んだように眠っていたらしい。しまったなぁ。チャット行きたかった。思えば、女房と知り合ったのも、地図屋としてやっていく決意を固めることとなる仕事を橋本純に紹介して貰ったのも、FSFのチャットあればこそだ。
 もう、あの懐かしく過ごし易い、機能的なチャットルームが、世界のどこにも無くなってしまったかと思うと、寂寞とした寂寥感に包まれる。決して戻れない過去になってしまったのだなぁ。
 みんな、集まったのかな?

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2005/03/30

ゼータの鼓動! だぞ

 2004年は、『機動戦士ガンダム』25周年の年だった。そして今年は、その続編『機動戦士Ζガンダム』20周年の年。それにあわせて、2005年5月28日(土)の封切りに始まり、『機動戦士Ζガンダム 星を継ぐもの』とそれに続く2本の、劇場版三部作が並ぶ。最終作の公開時期に関してはまだ明示がないが、ほぼ間違いなく1年ほどの間に3作が並ぶ、ゼータガンダムの年である。「A New Translation」(=新訳)と名付けられた新作、あの富野監督の最新作である。
 Ζガンダム大好きなひとも、いわゆる「ファーストガンダム」なら知っていると云う人も、ぜひ、初夏の公開時には劇場で、20年目の「新訳」を目撃して頂きたい。

 で、宜しかったら、昨年のGUNDAM HISTORICAに引き続き、講談社から刊行されるZGUNDAM HISTORICAを、ご愛読戴きたい。

 てなことで、今年は、ゼータの年である。そう思っていたら、それこそ思わぬ方向から、また一つのゼータの鼓動が伝わって来た。
 Zeta 1.0のリリースが間近に——改めて新鮮なBeOS由来の機能という記事が2005年3月26日にITMediaに載った。
 このZetaと名付けられたドイツ製のOSは、過去、BeOSと呼ばれていたものの末裔で、部門買収等の結果,今やドイツで開発されることになったものだ。だが、どこに流れて行こうと、BeOS譲りの図抜けたパフォーマンスの高さは変わること無い。それどころか更に磨きがかかったようで、メディアOSとして、非常に高性能な環境をユーザに提供する。
 既に、日本語かな漢字変換システムとしてCanna(かんな)が搭載され、Officeスイートも搭載されているので、日本での使用にも、さしたる支障はない。

 奇しくもZの年にやって来た『Zeta』そのパワーを早く見たいものだ。

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2005/03/29

悪魔の声だぞ

 ロシアで、エクソシストによる悪魔払いの儀式の最中、悪魔付きの少女が発した言葉が録音された。ロシア語なのだろうから何を言っているのかさっぱり判らんが、なんだか凄い。
 いつもオカルト形状法のソースにさせて貰っているX51に2005年03月29日、悪魔祓いの最中に悪霊の声が録音される ロシアという記事が掲載された。この記事から、くだんの音声データも入手できる。
 

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2005/03/28

ちえらぼに行って来たぞ

 3月ももう終わろうという今日この頃、皆様,いかがお過ごしでしょうか? 2日ほどぶらぶらしていたら、「体調でも壊しましたか? 仕事修羅ってますか? 神北情報局更新されませんが……」と電話がかかって来た神北です。ぼくは(たぶん)元気です。

 未来の扉を開くのはいつの時代もヘンなヤツら。ということで、秋葉原NECCAで開催された、NTTの若手エンジニアによる研究成果発表イベントちえらぼへ行って来た。2005年3月26日土曜日のことだ。
 ちえらぼの概要は、事前告知用BLOGちえらぼで見て頂きたい。
 11時の開場直後に入った会場は、文化祭展示と見本市展示の間ぐらいの出来。というより、本来,文化祭レベルの予算しかないところを主宰者の努力でちゃんと見せているという感じかな。金を掛けまくって目を引く訳ではないが、よく出来ているという感じ。
 まだ早いので、そう人も多くなく、ひとつひとつの技術展示をその開発者本人から聞けると云うベストコンディション。
 

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2005/03/25

初物写真だぞ

 2005年3月24日、気象庁から、運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)によって撮影された初画像が、公開された。
 可視光線による写真と、いくつかの赤外線による写真(ちなみにこれは、赤外3チャンネル)が公開されている。
 とても、くっきりとした写真で、どれも美しい。特に赤外3チャンネルの雲の様子は、とても鮮やかで、地圏・水圏・気圏の三圏を持つ地球という天体の凄みが伝わって来るようだ。

 まずは、おめでとうございます。

 赤道上空の静止軌道から、やっと、ちゃんとした気象情報を自前で確保できるようになった。
 ここ数年、ただでさえ肩身の狭い思いをしている宇宙関係者がみんなぴりぴりしていた。やっと上がったロケットに搭載されていた衛星が、ちゃんと軌道投入に成功し、目的軌道から鮮明な写真を送って来ることで、どれほど多くの宇宙開発関係者が胸を撫で下ろしたかと思うと、単なる一市民でしかない我が身ですら、ほっと一息である。

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2005/03/24

ケモノだぞ

 2005年03月24日に、Excite世界びっくりニュースロンドンを騒がす謎の獣という記事が掲載された。
 飼い猫を家に入れようとして庭に出たところ、ラブラドールレトリバー程もある巨出すなネコ科の猛獣に飛びかかられた男性が居るというのだ。
 ちなみに、この男性は、なんとかこの獣を退けて傷だらけになって逃げ込んだ自宅から通報し、駆けつけた警官隊のうちの一人が、この獣を目撃したと云う。
 ロンドンというか、イギリスには、かなり根強い『ビースト伝説』がある。とはいえ、ホームズの有名な一遍に『バスカービルの魔犬』があるように、基本的には、巨大なイヌ科の猛獣というのが、イギリス人の好みらしい。だから、「ロンドン郊外で巨大なイヌ科の動物に遭遇」というのは、さすがに「ロンドンの古い建物で幽霊に遭遇」よりは、ぐっと数が少ないものの、いつも途切れるコト無く伝わって来る、怪奇ニュースの定番のようなモノだ。
 しかし、ネコ科というのは、なんだか、ロンドンではかなり珍しい気がする。
 続報があったら嬉しいなぁ。

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2005/03/23

買収劇の裏側だぞ

 ライブドアとフジテレビの買収合戦の話。いろいろいろいろ、ロクでもないことを考えた。

■外資二割以下の根拠は何?■

 電波法で、放送局は、20パーセント以上の外資を入れてはいけないという決まりがあるそうだ。
 ライブドアは日本の会社だが、自社株を担保に米国のM&A会社から借り入れた資金を大量導入しているので、これに引っかかるのではないのかという話だ。もし引っかかるとしたら、ホリエモンという人も、能天気な行き当たりばったりの仕事のしかたをする人だと言わざるを得ない。
 しかし、ホリエモンの仕事のしかたは横に置いて、この法律、今の御時世に如何なものかと思う。外国人に放送報道の根幹を握らせてはいけないと云うのが、どこまで意味があるのか、何とも理解し難いからだ。
 たしかに、他国の国益に供する目的(もしくは日本の国益を害する目的)で報道をゆがめられるということがあっては由々しき事態ではある。しかし、民放は一つではないし、今のところNHKもある。更に云うならば、今やインターネットもあるわけで、放送を外国人がにぎるということが、云うほど日本の国益に反するとは思えない。
 それより逆に、国の入れたがらない情報をシャットアウトし易い環境を維持するという、国家による情報操作の為に、外資をご遠慮願っていると云う可能性はあるまいか?
 どうも、この、放送局の外資導入は2割以下と云う法律の根拠が判らない。
 あなたはどう思う?

■筋書きを描いたのは誰?■

 今回の報道合戦で、各放送局が微に入り細を穿つ詳しい解説をしてくれるお蔭で、あまり株式市場なんて知らなかった日本人が、今回、いろんな単語を教えられた。株式というものに関する基礎概念も、仕組みも、随分と国民の理解が広まったと思う。
 そうなってろ、あらためて思うのだが、ホリエモンという面白社長が、バラエティーを大の得意とする放送局相手にアメリカ式買収を仕掛け、双方が法律の限界まで使った丁々発止を繰り広げるという、面白いドラマを通じて、日本国民に株式市場というものを理解させるプロジェクト委員会がどこかにあって、その委員の一人が書いたシナリオに沿って、全てが動いている、という可能性はないものか?
 そのための前フリとして、まず、ホリエモンにプロ野球の球団を買おうとして、失敗させるところから、話が始まっていたとしたら……。例の、ホリエモン四面楚歌な状況も、一大教育プロジェクトの教材の知名度を上げるためのモノだったとしたら……。
 そんなことをして、何か良いことがあるのかと云うと、政府にとってはとても良いことがある。株式の知識を付けた一般大衆が、預金を投資に回すようになると、日本経済の金の回り方が変わって来るのだ。
 もちろん、預金された金は、銀行が運用している訳で、結局、株式市場へと流れ込んでいるのだが、それをやり損なうと、銀行は潰れてしまうかも知れない。こうなると、政府は(ペイ・オフ施行以降は限度額までに限られるとはいえ、)社会不安を抑えるために税金から預金者に補償しなければならない。それが、直接一般市民が投資を始めてくれるならば、別に、投資家が株式市場でどんな赤字を出そうが、政府の知ったことではない。
 銀行の赤字はどこかで補填しないといけないが、一般国民の赤字は自己責任の名の下に、一線も出費するコト無く、頬っ被りができるのだ。なんと便利。
 利殖の方法なんテェ物は、幾つも在って、各自が自分に合わせて選ぶことが一番の筈なのに、なんだか、猫にも杓子にもなんでもいいからどんどん株をやらせたがっている風潮と、その中で起こった有名放送局買収劇の裏側に、そういう胡散臭さを感じる、今日この頃。
 あなたはどう思う?

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2005/03/22

蛋白質さまのおかげだぞ

 蛋白質二題。一つは、肥満防止の蛋白質。もう一つはアルツハイマーの原因蛋白質を分解する酵素の分泌を促す蛋白質。
 この2つの情報は、一日違いで、同じアメリカのネイチャー・メディシン電子版に載ったそうだ。今、医薬関係の発表形式としては、これが標準かな?

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2005/03/21

体調不良に破動砲だぞ

 調子が悪い。
 週末からこっち、風邪だか鼻炎だかよく判らないが、とにかく寝難い。眠れないから起きているのだが頭は寝ぼけていて仕事にならない。で、疲れ果てて昼間眠ってしまうので、また夜が眠れない。
 アンタ阿呆ですかと自問自答したいぐらいだ。
 ゆうべ、眠れないので、ついついファミリー劇場で劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を見てしまった。サーベラー総参謀長萌え〜である。TV版の『宇宙戦艦ヤマト2』では、ただの黒髪になってしまっていて、残念キャラなので、サーベラーはやはり、劇場版である。
 で、その後もなかなか眠れなくて、はなをかみ続けて、朝方明るくなった頃にやっと寝付けた。昼頃目をさましてテレビを点けると、古代君と島君が、ファミ劇は新作ゲームの発売に同期してヘビーローテで『ヤマト』を回しているらしい。こんどは劇場版『宇宙戦艦ヤマト』である。番組表を見てみたら、その後にまた『さらば……』があるらしいが、こちらはご遠慮被る。そうそう『ヤマト』ばかりを見続けて暮らしては居られないではないか。

 で、鬱々としながら眠れなかった昨夜、というか今未明。NewNotePad Proの最新版2.2が発表されたので、乗せ換える。シェアウェアとして、もう10年以上愛用し続けているソフトで、Mac用のメモソフトの最高峰の一つである。
 だが、前の形式のデータを最新版に受け継ぐのに、少々手間取る。自動変換で形式変更できるようになっているのだが、この部分が何故か上手く動かないのだ。神北のメモの容量がでか過ぎると云うのもあるのだろうが、「デカ過ぎてダメ」と云ってくれるならともかく、ウンともスンとも云わなくなってしまうと云うのは困る。
 しかたなく、旧形式ファイルを「読み込み専用」形式で開いておいて、新しく造ったファイルに、メモのタイトルウィンドウどうしで、フォルダ単位・ファイル単位に、ごそごそとドラッグ&ドロップでコピー。これだと簡単に上手くいくのだ。
 ちょっと、参ったものだが、開発者のヒサどんさんはしっかりした開発姿勢でやって来られた方なので、行っている間に対処版が出るだろう。だから、このまま待っていても良いのだが、時に最新鋭ソフトを乗せたくなるではないか。今がその時だったのである。

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2005/03/20

なんとネクサスが面白いぞ

 奇跡は、訪れる。

 半年目にして、始めて、歯切れのいいストーリーの『ウルトラマンネクサス』を見た。
 確かに結ばれた絆、涙で送る女、戦いに逝く男、消し飛ぶ悪。
 ここまで歯切れがいい話が、半年目にして始めてと云うのがちょっとなんだかなぁとか、ウルトラセブン以来繰り返されたヒーロー磷付処刑だが、ヒーローの絶対性を確立させないシリーズ構成で突然行なうってどうよとか、幾つかの前々からのツナガリ的な面に目をつぶり、今回だけを評すれば、建った一言、かっこええ!

 シチュエーションが、始めにシーンありきで構成されたのか、あそこまでかたくなだったイラストレイターが改心しているとか、異次元まで人質になりに連れて来られたねーちゃんの立場はとか、フッ飛んだ点を幾つか残すものの、すごくウルトラマンらしいウルトラマンを見たという気がしている。
 また、来週からイジイジくんに戻らねばよいが……。

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結婚式だぞ

 友人の結婚式に出て、披露宴でなんだかマイクを借り受けて挨拶をし、二次会に参加し、三次会で近所のカラオケルームに入った。といってもこの3次会は、歌いに入ったのではなく、広いテーブルがあってゆったり座れる場所で、いろんなことを打ち合わせ。もー。ファンダム活動ってやつは、時と場所を選ばないからなぁ……。

 で、今日の感想その1。

 まさかずっと、本名がその名前だと思っていたヤツが、偽名使いだったとは知らなかったよ。(^_^;)
 いや、偽名と云うと失礼か。普通もっとメジャーな方の読み方をするので、本名の読み違いをミスリードしていたんだな。ヤツは。お〜もしれーじゃねーか(^_^;)……。

 感想その2。

 新郎とオヤジさんが、全体の印象そっくり。おふくろさんが、顔の骨格と表情が似ている。弟さんが、声とイントネーションとゼスチャーが全く同じ。妹さんが同じ顔。うわー、そっくり一家。
 一方,新婦のご両親や家族も、とても気さくそうで、人当たりのいい方達。この2つの家で育った息子さんと娘さんなら、さぞかしちゃんとした家庭を築けるであろうと思わせる、安心感があるご一家。

 感想その3。

 先週の駒八会で、3世代前のIllustratorのことを教えて欲しいと云って寄って来た友人。前回は、参考書として買ったという本を一冊も持って来ていなくて、正確に自分が何で困っているのかさえ説明できずに、敗退。でも、今週も逢ったのだが、「苦しんでます」というばかりで、やはり本も何も持って来なかったようだ。先週のあれは、からかわれただけなんだろうか?

 感想その4。

 三次会ではなく、シール企画チーム「SEALS」打ち合わせ。方針を、一番自分たちが健全に行ける方向に定める。その他にも、いろんな確認,摺り合わせ。SEALSのチームとしての結束力は、とても気持ちいい。簡単な打ち合わせで、全員が同じ方向を向ける感じ。
 今回の新郎新婦とも、打ち合わせに参加。一日お疲れだったろうに、ご苦労様でした。

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2005/03/19

静かなる疾走者だぞ

 MYCOM PC Webに、2005年3月17日、こんな静かに時速80キロ! - 燃料電池バイク「ENV」の開発に成功という記事が掲載された。


 英Intelligent Energyは、水素燃料電池で駆動するバイク「ENV(Emissions Neutral Vehicle)」を発表した。プロトタイプとして開発が進められたものの、今後も実用化を視野に入れつつ、さらなる改良が重ねられていく。

 という記事なのだが、バトルホッパーを洗練したようなラインは、21世紀のバイクという主張が見える。

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2005/03/18

正体不明だぞ?

 Excite世界びっくりニュース大型で獰猛な新種のカブトエビを発見 (2005年03月18日13時16分 - ロイター)というニュースがある。
 カブトエビ(Triops)というのは、普通,こんなの。もう一ページ上げておくとこんなの

 しかし、アイダホ州兵で生物学者のダナ・クイニー氏が発見した新種は、そんなものではない。

 羽をつけたカマキリによく似ている。
 他のカブトエビと異なり、新種は脊椎を有する。
 他のカブトエビと戦うのに充分な機能を備えている。
 食虫動物で、小さいカブトエビをわしづかみにして、食べてしまう。
 体長7.6センチの鮮やかな色をした甲殻類。
 数年〜数十年休眠状態で、砂漠の乾湖に水が溜まると姿を現す。
 乾季の間、後で食べるために別種のカブトエビを下腹部に固定する。
 カギ状に曲がった腕が何本も生えている。
 尾は二股にわかれている。
 トルコ石色の生殖器を備えている。

 記事は、「クイニー氏は「非常にクールな生物です」とコメントした。」と結んでいるが、何これ? 

 脊椎を有したら、まず甲殻類じゃないじゃん? ギーガーのエイリアン?

■追加情報■

 写真があった。

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アーバンハイキングだぞ

 昨年の『ガンダムヒストリカ』に引き続き、今年も『Ζガンダムヒストリカ』に絡ませて頂けることになり、このところ、護国寺詣でが続いている。
 最長,2時から9時までなんていう無茶苦茶な会議があったりもするのだが、基本的に、ウィークデーの午後の会議で、上手くすると充分に明るいうちに護国寺で身体が空くことがある。
 で、先日,夕方日が暮れて来るまで2時間近い時間が取れたので、トコトコ都内を歩いてみた。目標地点は秋葉原だが、時間が問題ではないので、いささかふらふらと歩いている。
 護国寺からまっすぐに春日通りを目指し、春日通りを道なりに歩いて行けば、かねやすの角で本郷通りに折れるだけで自動的に秋葉原まで連れて行ってくれるような気もするのだが、もう少し、彷徨う。
 まずは、護国寺駅から江戸川橋駅ちかくまで、真っ直ぐに歩いて行く。途中,鳩山記念館なる建物がある。いや、建物というより大邸宅だ。旧鳩山一郎邸であり、今は一般公開されているらしい。
 江戸川橋からは、江戸川につかず離れず、一本北側の道を東へ歩く。意外と、この道沿いにも出版社とか多い、石切橋のところで江戸川沿いの道へ。高速道路を見上げながら、トコトコ歩く。やがて、江戸川が90度近くぐにっと曲がっている大曲辺りで、飯田橋駅方面へと続く堤防沿いの道に別れを告げる。
 大曲の手前(西側)から小石川竹早高辺りを目指し、一旦北上。峻険な登山道(^_^;)を昇る。ここいらへんは、昔、友達の家があってよく通ったが、もうちょっと地理感が失われていて、昔よく使ったのではない道へ入り込んでしまう。帰って来て地図ソフトで見ると、春日二丁目の竜閑寺と多福院の間にある陸橋で、東京メトロ丸ノ内線の地上露出部分を越えたらしい。このあたりは、舗装こそしてあるものの、アップダウンの凄さでいえば、ホント山道である。
 ここからは、春日通をトポトポ歩く。中央大学理工学部の脇を通り、春日局の銅像を眺め、後楽園の裏を通り、文京区の施設であるシビックセンター向いて歩いて行く。醜悪な公共建築物のハシリのようなビルで、ソロシップの艦橋みたいな形をしている。どこかの大学の卒業式があったらしく、晴れ着を来た若人達が群れていた。ここで白山通りを跨いで東富坂を昇ると、真砂、本郷である。春日通をそのままずんずん歩いて行くと、左手に桜木神社が見えて来る。この桜木神社の裏に、かつて朝明館(ちょうめいかん)という旅館があり、もンのすごくよく利用した。コンベンションで使える旅館は東京にもいくつかあるが、神北の出入りしていたクリコン等の合宿は、なにかといってはここだった。バブル末期に地上げで消えたという話を聞いたが、本当かどうかは確かめに行ったことがない。確かめに行ってなくなっていたら寂しいのだ。いや、確実な筋から更地になっていたと聞いているので、往時の面影のままの玄関がまだあったら、返って怖いが……。
 この朝明館は、「すいません、一晩中大騒ぎしまして」「い〜え〜、SFさんですから」なんていうようなことを言われるほど,SF慣れしていただけに、寂しいものである。かつて、この旅館の廊下に「行きつけの宿があっても良いじゃないか」という全国旅館組合か旅行会社のポスターが貼ってあったが、神北にとって、東京随一の行きつけの宿は、他でもない、この旅館自身だったのである。
 本郷三丁目の交差点は、「かねやすの角」として知られている。東西の春日通りと南北の本郷通りが交差する南西の角に建つ「かねやす」は、江戸から続く老舗で、「本郷も、かねやすまでは、江戸の内」と謳われたように、当時のお江戸はここで終わっていたのである。
 ここで、本郷通りに沿って南下を開始。この道は、徐々に東向いて曲がって行き、秋葉原へと通じる。もっとも今回は、このまま神田明神の南側を抜けて本郷通り・神田明神通りといってLAOXザ・コンピューター館の方に下りるのではなく、蔵前橋通りを通って神田明神の北側を抜け、末広町方向へと進んだ。蔵前橋通り、特に嬬恋坂より上(西)の方というのは、神北の秋葉原ライフの中では、あまり使わない道なので、ちょっと歩いてみようという気になったのだ。
 嬬恋坂で南に折れ、太い割には○○通りと云う名前のない中央通りより西側の昌平橋へ抜けて行く道に入る。昌平橋から先は外堀通りなんだけど、外神田の辺りも外堀通りって呼んでいいのかなぁ?
 この道は、とってもよく慣れている。この道から一歩入った所にある昌平童夢館(しょうへいどうむかん)という、幼稚園・小学校・図書館・公民館を合わせたような施設を、2000年の日本SF大会ゼロコンの実行委員会で、イヤというほどよく使ったのだ。久しぶりに、童夢館の前を通ってみる。あまり替わっていない。秋葉原に於いて、ここまで変わらない街区と云うのも珍しいかも知れない。
 とはいえ、ここまで来れば、もう、よく見知った秋葉原である。全長約5.7キロ。大都会の真ん中を歩いたアーバンハイキング、今回はここまでである。
 

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2005/03/17

谷川俊太郎恐るべしだぞ

 ココログの人気サイトを出版する、ココログブックスというものがある。今度、ここでフクダカヨ絵日記という人気ブログをもとに『傘が首にかかってますけど〜フクダカヨ絵日記』という本が出たそうだ。
 フクダカヨさんは、ディレクター業の傍ら,イラストレーターとしても活躍しておられる方らしい。
 で、どう云う繋がりなのかは良く知らないが、仲良くしている先輩ということなのだろうか、帯が凄い。

「天下国家は嫌なことだらけ、でも人生の細部はこんなに楽しい!」

谷川俊太郎

 おお、谷川俊太郎さんだ。軽妙洒脱というのはきっと、この人のこう言う短文の為にあるんだなぁ。
 谷川さんは、恩人である。いや、向こうは「お前なんぞに御を施した覚えは無い、シッシッ!」と仰るかも知れないが、恩人である。全てのSFファン、全てのアニメファンにとっての恩人である。
 谷川俊太郎作詞・高井達夫作曲の『鉄腕アトム』という歌を、歌えないという人は、現代日本に於いてはむしろ少数派なのではないだろうか。例の「♪空を越えて ラララ」である。
 神北としては、子供の頃ソノシートで聞きまくった『ロボットマーチ』という劇中歌も好きだ。ロボット達の活躍を謳い上げる軽快なマーチのラストの「♪壊れるまで進め」という歌詞が、『鉄腕アトム』という作品内のロボット達を端的に表している。
 造られた機械だが、喜怒哀楽と人格を(実は人権も)持っている存在。だが便利に使われ、使い潰されたりもする、差別的な扱いを受けている存在。その矛盾や悲哀を幼児にも判らせてしまうこの歌詞は、すごい。

 しかし、本当に凄いのは、それからもう40年も経っているのに1931年生まれの谷川さんは、1963年のアトムから、今回のこの帯まで、一貫して、カッコイイ日本語の最前線で、いまも現役というところだ。

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ちょっと気落ちしたぞ

 仲良くして頂いている皆さんはよくご存知のことだと思うが、神北はオッチョコチョイで、ちょくちょくヘマをする。
 気付かないうちに、またひとつ,やってしもうた……。

 友人の日記を読んでいたら、「こないだの会合はなんだったんだ〜」という感じの書き込みがあった。
 ネタを練り、話がまとまるようにちゃんと仕込んで行ったにも関わらず、当の会合の場で、自分達以外がメインってコトになっちゃった。自分達メインでやるつもりで時間もかけて段取りを付けて行ったのに。そっくり持って行くなら、最初から全部やってくれよぅ。……という話。
 もちろん、それで暴れ出す人なら、もう話は簡単なんだろうが、「今回は呑んでおこう」とちゃんと配慮ある判断をして貰っている。

 むむ。忸怩たる思い。

 実は、神北もその席に居たのだ。で、その部分、余りにもさりげなく話が進んで、完全にスルーしていた。

 技量も経験も半端だけど、呼んで貰った以上、少しでもしくじりの無い方向に物事を転がして行くお手伝いをしようと思っているのだが、それすら出来ていない。オイラは何のために、あそこに居たのやら……。
 これでは、役立たずではないか!

 しばし、消沈反省。

 ちなみに、くだんの日記に直接レスっても、周りに何の話か確定させて「今回は呑んでおこう」という彼の気遣いを無にするだけ。誰にとっても良いことではないので、そこには書かなかった。だが、ないがしろにすべき話ではないので、抽象的に要素だけ取り出して、自分のブログに上げておく。
 これは、彼からの大きな借りだと思った。オイラにそういう機会が訪れるのかどうか、よくは判らないし、10年先になるかも知れないが、何とか良い方向で返せることを考えたい。

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2005/03/15

マスコットキャラだぞ

 青森県むつ市をご存知だろうか?
 我々,昭和30年代生まれは、昭和44年の進水後、核燃料の装荷等を経て、昭和49年、洋上にて初臨界を達成後、原子炉出力約1.4 %で放射線漏れが発生した悲劇の原子力船むつをストレートに想起するかも知れない。しかし、その原子力船むつも、平成に入ってから、原子炉をディーゼルに換装し、今や大型海洋観測研究船みらいとなっている。
 しかし、今回は原子力船むつの話ではない。
 産経Webの2005年3月11日の文化・芸能ジャンルに、人気キャラが女性警官に 青森・むつ署のHPが話題という記事が掲載された。
 そのキャラとは、青森県出身の漫画家、武井宏之さんの作品『シャーマンキング』のヒロイン恐山アンナ(きょうやまあんな)である。
 テレビ東京でアニメ化された時のキャラクターボイスは、言わずと知れた林原めぐみ閣下。オープニングテーマとエンディングテーマ、主題歌を2曲とも歌った。
 そもそも原作からしてジャンプ最強のかかあ天下で、主人公の浅倉葉(あさくらよう)たち一行の誰ひとりとして、彼女には逆らえないと云うキャラクターだ。
 むつ署のWebサイトへ行くと、その最強少女が、婦警さんのコスチュームで、マスコットキャラになっている。

 う〜む、逆らえまい、逆らうまい……。 やるな、青森県警。

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こんな携帯が欲しいぞ

 少し前の記事だが、2005年3月12日のITmediaモバイルに、CeBIT 2005:謎の「プロジェクター携帯」現るという記事が載った。ちょっと面白い、二年後程度を視野に入れた試作品である。

 今日日は、男の掌なら握った手の中に収まる程度のpreminipremini-Sのような超小型端末もあるわけで、逆に標準的なモノよりちょっと大きいということは、その分、普通には無い機能や長持ちする電池を詰め込めると考えれば、こうした展開もアリだろう。
 さすがにバーチャル操作面は単色なので、ウェブブラウジングとかには向かないが、広いと云うのは、押し間違いや読み間違いを防げるので歓迎だ。後は、ここに一文字当たりの画素数が格段に多く必要となる漢字が乗るか、アプリケーションとして何を詰め込められるかが、最大の問題点だろう。
 また、煌煌と照明を点けることが好きな東アジア圏と、ちょっと仄暗い部屋で間接光を好む欧米圏では、通常の生活の中で明るさが随分違うので、このバーチャル操作面の見え方も、ちょっと気に掛かるところ。

 ま、技術的な考察を脇に置いても、こういう007映画に出て来そうなハイテク小物って、楽しい。このところ、面白い携帯端末の出ないボーダフォンが、そろそろこういう一発逆転を狙わないかなぁ。

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これは、マズいぞ

 私は、科学技術やそれに伴う実装技術、マン・マシン・インターフェイスの方式と云うものは、たしかに、キーとなる発送が存在する場合もあるが、並行進化で、最終的に似るものがあるというのは、充分に理解しているつもりである。
 しかし……。ここまでそっくりは酷いだろう。
 いや、もし知らない方が居られるのならば、オリジナル・プロダクトの方を見ておいて貰いたい。

 いや、ここまで同じだと、「真似てない」と言い切るのはとても大変だと思うのだが、ここの会社は、平気らしい。
 「なんちゃってiPod shuffle」法的に問題ナシと台湾企業という話だ。

 うーむ。別に、iPod shuffleと同じ真っ白にせずに、銀パソ系・真っ黒硬質系・鏡面メッキ系など、いろんなバリエーションがあり得るんだから、似せなくても良いのにねぇ。

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2005/03/13

コナがクるぞ

 春うらら、風はまだ冷たいが、日差しがさんさんと降り注ぐ公園でピクニック……なんて小さな楽しみを奪われてしまった国、日本。
 今まさに、花粉症の季節である。
 周りにも、大変なことになっている人が多い。
 神北は、もともと、アレルギー性鼻炎の気があったのだが、結婚からこっち、女房が栄養のバランスを考えていてくれるのか、わりとそういう失調系の症状は出ておらず、毎年春にはティッシュが手放せない生活をしていたのが嘘のように、症状が治まっている。
 だが、今年の花粉は流石に凄いらしく、無傷と云う訳では済まなかった。

 いつもの10倍の花粉が大気中を漂っている。これは、ドライアイの眼にとっては、おお事である。ただでさえ涙の出ない体質なのに、普通の量ですら済まない程の洗い流すべきものが、飛んで来るのだ。花粉症の反応なのか眼球が擦れる物理的なものなのかはよく判らないが、もう、眼球が真っ赤に血走って、時に痛烈な痛みを伴うこともある。
 そう云う時は、常日頃持ち歩いている目薬をさして、しばし、じわわ〜〜んと染み渡るのを待つ。
 まあ、鼻水が止まらなかった勤め人時代に比べれば、鼻の下が擦れて痛くならないだけ,随分楽なのだが……。

 しかし、今は、良い時代である。15年以上昔の勤め人時代、まだ、40〜50人ぐらいの部署でも5人程度しか花粉症に罹らなかった頃、先頭を切って鼻をズルズルいわせていた神北は、流行の先端を突っ走っていた。たが、トップランナーは孤独である。柔らか保湿ティッシュなど影も形もない時代で、鼻の頭は真っ赤っか。周りも理解なんて全くないから、「いつまでも風邪が治らないのは弛んでおる証拠」なんてことを思っているし、口にまでする。
 突然止まらなくなるから、トイレからロールを一個貰って来て脇に置いて鼻をかみながら仕事を続けていたら、上司がある日、業務日誌の意見欄にこんな意見を書いて来たことがある。
 「席で鼻をかみ続けるのはみっともないから、トイレに行ってかんで来るように。エチケットです」
 当然、カチンと来た神北は、ご意見をお返しした。
 「5分と空けずに鼻をかまざるを得ない状況で、トイレと往復ばかりしているわけにはいかない。そんなものを強要するのがエチケットなら、そんなエチケットなど、糞喰らえです」
 翌日、上司からのレスポンスは無かった。

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2005/03/10

『失踪日記』だぞ

 書評である。
 『失踪日記』吾妻ひでお(1140円 イースト・プレス)
 青臭いことをいっぱい書いては消し書いては消している内に、少々日が経ってしまった。
 実は、きわめて私的なことながら、神北は「しっぽ」だ。学生時代に、吾妻ひでおファンクラブ「しっぽがない」の名古屋支部のメンバーになったのだ。1980年代前半、77年のアメリカ映画『スターウォーズ』(日本公開は78年)を契機に一気に燃え上がったSFブームが最高潮に達し、吾妻ひでおさんといしかわじゅんさんが、それぞれの掲載誌上で、丁々発止の誌上合戦を繰り返していた頃のことだった。
 その頃の吾妻さんは、神懸かっていた。その頭脳にSFの神が降臨し、筆先から産み出されるものは、ストーリー漫画、エッセイ漫画、そしてイラストまで、濃いSFファン達を喜ばせる。まさに、SF時代の寵児であった。
 しかし、黄金期は、長くは続かなかった。80年代末、角川スニーカー文庫などを中心に燃え広がった『ファンタジー』という言葉が『SF』というピカピカのメタリックな世界を覆い隠した。そして、吾妻さんは、我々の前から消える。いや、編集さんやアシさんの前からも、家族の前からも、消えるのだ。 

 失踪であった。

 この本は、失踪の発端から、ホームレス生活、いったん家に戻った後の二度目の失踪、肉体労働をした時期、その後、アルコール依存症に陥り入院した時期、それぞれの時代を後からマンガとして綴った、日付こそないものの、まさに「日記」である。我々がバブルの余韻と狂躁に振り回されていた十年間に、全く別のものに振り回されくたくたになり、それでも透徹な視線で自分と周囲を見続けていた、あるクリエイターの自分との戦いの記録である。
 吾妻さんの怖い所は、それを、かつての傑作『不条理日記』と同じテイストに包んでいる所だ。自分の身をナマで曝け出すだけの劣悪カンチガイ私小説的な自意識過剰漫画ではない。ちゃんと笑いとオチが用意されている。漫画やSFや可愛い女の娘に対する捨てられぬ愛もちょこっと盛り込まれている。漫画を描く以上はちゃんと面白くしようと云う、漫画家吾妻ひでおの意地でも矜持でもあろう。裸の自分を曝け出すことに抵抗を感じる人間としての羞恥でもあろう。しかし、理由が何であれ、そのまま暗くとりとめも無く曝け出すより、一冊の面白い漫画として完成させる方がどれほど大変か。まさにそれは、誰の眼にも明らかである。成し遂げる吾妻さんの出力の太さに感嘆する。

 とにかく、買うべし。まず読むべし。読めば判る。

 ちなみに、この本を深く知るためのネット上の記事を2つ、ご紹介しておく。

 秘密の本棚 連載第六十三回「失踪日記」 /いしかわじゅん(コミックパーク)

 『失踪日記』売切続出!/竹熊健太郎(たけくまメモ)

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2005/03/08

トップは厳しいぞ

 産經新聞ZAKZAKに、2005年3月7日付けで、“プレステ”久多良木副社長「降格」に衝撃 後継の目も消え…という記事が乗った。
 次期ソニーのトップと目されていた久多良木さんが、思わぬ降格と云う話だ。
 しかし、この時期に来るかどうかはともかく、ホントにこの降格、「あり得ない」と思っていたのなら、ちょっと脳天気過ぎるのではないかと思う。
 もちろん、衝撃を受けたのが、本人達なのか、この記事を書いた記者なのかは判らない。が、予兆は誰の眼にもハッキリ見えていたのではないかと思う。

 ソニーは、この冬、携帯ゲーム機PSPを手に、任天堂DSと一騎打ちを演じ、敗退した。
 いや、出荷台数や金銭的な収支等,数的なことは良く知らない。しかし、ソニーは決定的に敗北した。それは、ひとえにこの久多良木さんに起因する。

 日経BPの2005年1月25日の記事に「それがPSPの仕様だ」、久多良木SCE社長がゲーム機不具合騒動を一蹴というものがある。良く知らないと云う方は、一度ご覧頂きたい。
 真っ先にソニーの携帯ゲーム機を手にしてくれた恩人と呼ぶべき初期のユーザたちに対し、取り出そうとしたメディアが飛び出して行くと云う、トンでもない実装と相成ったPSPのメディアドライブの件などを、「仕様です」と云ったのは、どう見ても、判断ミスだ。ここは、誰がどう見ても謝罪し、時間が掛かっても対応を約束し、開発の盲点だった不具合を見つけてくれた初期ユーザに感謝するべき状況だった。
 残念ながら、久多良木さんとそのブレーン陣は、そういう読みの出来ないチームだった。斬新なコンセプトの携帯ゲーム機は既に開発費が掛かり過ぎていて、それ以上の出費が認められないというような内部的事情があったのかも知れないが、その弱点を曝け出してでも繋ぎ止めるべき、重要な顧客として、自社の新製品に飛びついてくれるソニーファンを認識していなかったということだ。
 そういうユーザを味方に付けることで、初期の対応費以上の利を取ると云う王道の経営が出来ないのであれば、それを要求される、日本を代表する企業のトップに就くべきではない。だから、この冬の「仕様」発言で、この人の将来は、既に断たれたようなものだった。今さら衝撃を受けるような事態ではない。

 神北はかように愚考する。あなたはどうお考えだろうか?

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放送を拒否されたぞ

 毎度お馴染み,ネタをよく頂いているX51の2005年3月8日の記事、「サッカーの試合で少女がゴール → 地雷で爆死」 - 国連の新キャンペーンに批判が集中 米が、ちょっと気になった。

 サッカーでゴールを決めて喜ぶ少女 → フィールド内の地雷を踏んでしまう → 爆発,少女爆死、周りのチームメイトも吹き飛ばされて負傷 → 観戦していた少女の父、亡骸を抱き起こして号泣 → 「もし地雷がそこかしこにあったら、あなたはそれに耐えられますか?国連を支援してください」

 このCM映像、確かに殺伐とした映像らしい。アメリカ人の普通の家庭でよくあるであろう、子供の試合を家族で応援に来ると云う光景が、直接、地雷の爆発まで繋がって行くのだ。ショッキングではあろう。日本で同じ物を作ったらどんな騒動になるかと考えると、否定論も判らなくもない。
 しかし、全米のテレビ業界からノーを突きつけられる程、マズい映像なのかと云われると、神北はよく判らない。マズかろうがなんだろうが見ておくべき映像なのではないかと云う気がするのだ。

 アメリカにおける問題点は、「テロが身近になっている昨今、子供達を脅えさせる」という理由だ。

 しかし、本当にそれでいいのか?

 実際に、子供が遊んでいる村はずれの空き地に、地雷が埋まっているかも知れないという国は、まだかなりの数に上る。
 というのは、地雷は非常に安価で、しかも設置後は人件費も要らずに何年も敵の侵攻を邪魔できるという、非常にリーズナブルな兵器なのだ。このリーズナブルさの裏返しとして、戦闘が終わっても地雷原が残ったままになると、何年経ってからでも被害が発生することがあると云う、非常に厄介な兵器でもある。遠い過去の戦いの呪いに何十年も子々孫々祟られているようなものなのだ。
 本来,地雷原とは、敵の侵攻を阻止するために一時的に設置するものだった。そのまま地雷原を残していると、戦況が変わって自軍の進撃の時に邪魔になってしまうことがある。そのため、地雷設置時に一つづつの地雷の埋設位置を記録したシートを作り、必要が無くなった時点でその記録シートに従って自軍で撤去処置をすると云う、慎重な使い方をする兵器である。
 だから、設置部隊が潰走したり、全滅したりして、埋設記録が無くなると、その場に手の付け辛い地雷原が残ってしまうことになる。だから、地雷と云うものが開発された当初から、兵器運用の面から云うと、これはきわめて扱い辛い、そして慎重に運用すべき装置だった。
 しかし、カンボジアなどにおける地雷運用は、そんな生易しいものではなかった。ポルポト軍と政府軍の戦いは、長年にわたり、激しく戦線を変化させながら、ほぼカンボジア全土を覆った。その上、教育が行き届いていない兵により、記録シートを作成せずに適当に作られた地雷原も多い。そういった地雷原の上に、さらに何年か後の戦闘で地雷原が作られ、さらにその何年か後にもう一層設置されるといった、多層地雷原すら存在するそうだ。
 こういう国では、今でも地雷原は、きわめて身近な問題だ。地雷原の撤去は、つい先日まで、人の手と眼無しには進まないため、人手が得られないまま何年も「地雷原 危険 立ち入るな」という立て札を立てて、出入りを禁じるに留まっていた。日本で開発された地雷探知・除去ロボットも導入されつつあるが、数の問題もあって、カンボジア全土から地雷の脅威がなくなる日は、まだまだ先と云われている。

 もちろん、こういう国は、カンボジア一国に留まらない。内戦のあった多くの国に共通した問題なのである。そういう国では、まだ、地雷などと云うものを理解することも出来ない子供から、安全とされていた範囲内で野良仕事をしていた大人まで、様々な人が、その被害に遭っている。
 しかも、国連のCMではそこいらへんをボカして少女が死んでいるが、本当の地雷原の怖さはそこではない。対人地雷の目的は、兵を殺すことではない、負傷させることなのだ。負傷兵は当然前進できない。そのため、人員のマイナスが発生する。しかも、それだけに留まらず、野戦病院まで後送するために、足をやられて歩けなくなった兵一人に対し、担架をかつぐ兵が最低二人ずつ必要になる。これで、人員マイナスは、兵器にやられた人間の3倍に達する。
 対人地雷とはそういう兵器なのである。しかし、何とか生き延びたとしても、足を失った人には、一生義足の生活が待っている。

 こういう危険を抱えながら暮らしている人々が、世界にはまだかなりの数存在する。そして、内戦が続く地帯では、そういう地域が逆に増えてさえ居る。
 この世界観に立つ時、くだんのCM映像は過剰に過激なものとは云えないと、神北は思う。CM放映に尻込みするのは、何だか、自分たちは大丈夫と云うアメリカ人の驕りが見える気がする。
 自分が平和な生活を維持した上で、ありもしない理由をでっち上げてまで他国に兵を送った国にとって、このCMは、直視する必要のある映像なのではなかろうか。世界は、見えている程綺麗でも、安全でもない。その一端を自分たちや、自分の祖国が引き起こしているのだとしたら、その国民には、その脅威を直視する義務があるのではないのか。

 今、本気で地雷に付いて考えないと、21世紀は、非常に暮らし辛い、南北問題を抱えた階層社会になってしまう気がする。この国連のCM、たしかに、スポーツの試合をしている少女が死んでしまう映像はショッキングだが、肝を据えて日本でも放送で流してもらいたいと思う。少なくとも、日本もイラクに関しては、他人事ではないのである。

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ボーダフォンが落ち目だぞ

 ASCII24の2005年3月8日の記事電気通信事業者協会、2005年2月末の携帯電話契約数——今月もボーダフォンが5万件以上の減少によると、ドコモが24万件超、AUが18万件超の増加にも関わらず、ボーダフォンが5万件超の減少傾向だそうだ。
 キャリア内のCDMA系への乗換え件数を見ても、あまり良くない。全体契約件数規模では1.3倍程のAUに倍近い差を付けられている。
 とはいえ、これはまあ、仕方ないかなと云う気がする。
 ボーダフォンには今、是が非でも乗り換えたいと思う魅力的な端末が、無い。それどころか、2〜3年程前の機種から乗り換えると、前の機種よりあからさまに使い難くなりそうなのだ。
 もちろん、端末の機能は進化している。メモリは大きくなり、動くソフトが増加し、電話帳も、どうやって使えば良いか判らない程の人数を収容でき、着信音も綺麗。付属機能も格段に増えている。
 しかし、それを操るためのインターフェイスはどうだ? 今ボーダフォンの流れとしては、綺麗で大きくなった液晶を傷つけないために、ボタン面の平滑化が進んでいる。筐体面からボタンの頭が飛び出さない設計である。別に、ボタンの周りに窪みを作り、押し易さを維持した上で、こういう造りになっているのであれば、それは構わない。しかし、今の傾向はそうでは無い。筐体とボタンが一切の凹凸も継ぎ目もを持たない平面に見えるように作られている。これが、スタイリッシュなのだそうだ。
 しばらく前に「ボーダフォンの携帯はダサい」と云われたことが原因で、ほぼ全ての端末メーカー、少なくとも二つ折り携帯のメーカーは全てが、この形式に走った。もちろん、スタイリッシュも結構だろう。スマートにスタイリッシュに使いこなすのであれば、こうした携帯は便利な小道具だ。今日日は電話帳の入力などはパソコンで済ませて、上下左右キーと決定キー、通話と切断、この7つのキーしか触らずに殆ど一日暮らすことも充分可能なのだ。
 しかし、電話や電卓のキーは押し易い方が良いに決まっていると云うユーザも居る。テンキーどころか、メールを打ち易くするために、本格的なフルキーボードをなんとか実装して欲しいと思っているユーザーだって居るのだ。
 ボーダフォンは、そういうユーザを完全に置いて、どんどんスタイリッシュ路線を走って行ってしまった。置いて行かれたユーザが、キャリアを変えてでも自分の使い易い端末を求めるのは、当然のことだ。
 そもそも、元を正せば、ボーダフォンは、Jフォン、その前は東京デジタルフォン。その頃、東京デジタルフォンは、通話エリアは都市部に限られたものの、名前通りデジタル電話であり、まだアナログ網を使っていたドコモなど他社より、技術的に一歩二歩前を歩いている印象があった。技術に惚れ、機能に惚れる人が集まるキャリアの一つだったのだ。
 しかし、そこに胡座をかく内に、他社にCDMAで出し抜かれ、機能携帯・デザイン携帯という方向性でも出遅れ、今や世界共通ボーダフォンと云うイメージしか、他社に先んじるものが無くなっている。とはいえ、ボーダフォンユーザの何割が、海外で携帯が使えることをメリットとしていると云うのだろうか?
 結局私も、メールやWeb閲覧はザウルスで行い、携帯は電話を掛けるだけと云う使い方に転じている。多機能多段メニューの殆どを上下左右キーと決定キーで選んで行く携帯端末では、面倒臭くて触っていられないからだ。しかも私の古い古い機種と比べると、今のボーダフォン端末はどれもキーが押し難い。ということは、システム的な操作性が悪い上に、ハードウェア的にインターフェイスがもっと悪くなっているわけで、それは到底、使用に耐え得るモノでは無い。
 日本人は無関心なようで、こういう小物はトンがった最新の技術を好む。見てくれのデザインに走り,操作性や使用感と云った最もデザイン課題として重要な要素を全社一丸となって無視して来た会社から、一斉にユーザが逃げ出し始めている。当然のことである。ボーターフォンと各端末メーカーには、こうした実態を踏まえて、ちゃんと商売の出来る独創的なデザインや機能で、もう一度、本格的な勝負をして頂きたいものだ。

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2005/03/07

都会の死角だぞ

 ちょっと、怖いニュース。

 アサヒ・コム景色撮ったらビル屋上に人骨 温泉施設の客連絡 大阪という記事によると、JR新今宮駅の北東約200メートルの繁華街の一角で、温泉レジャー施設「スパワールド」の宿泊客が、発見(実際にはその場ではなく夜景の写真を後から見ていて発見してメールで連絡したらしい。)し、温泉施設から警察に通報が為されたと云うもの。
 現場は、1998年に火災を起こし、以降、空きビルとなっていたらしい。特にちゃんとした管理は為されていなかったらしいが、この死体は数年、大阪のド真ん中で風雨に晒されていたのだと云う。
 大阪の地理はあまり詳しくないので、よくは判らないが、通天閣や天王寺動物園の近くと云うことだ。都会の死角としか云いようがない。
 死体は数年前のものですっかり白骨化していたそうだが、あまりに長い間露天放置されたため、何年放置されていたのかすらも、今のところよく判っていないようだ。ご冥福をお祈りするとともに、家族の元に返れることを切に願う。

 ちなみに、我々のよく闊歩している秋葉原も、再開発の脇でどうにも古めかしいビルが無人のまま放置されていたりする。家賃収入が低いので何とかしたいが、さりとてそのための費用は捻出できない。しかも、立て直しても今の面積のままではペンシルビルが関の山……という小さな築40年・50年を越える雑居ビルが、いくつも墓石のように建っている。入口に戸板を貼って進入禁止にしているところもあるが、特に何の処置もされていないものもある。
 ああいうビルの屋上って、一体どうなっているのだろうか? ちょっと怖い。

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ヤツラが帰って来るぞ

 4月から、CSのフジ739で、90年代初頭に異彩を放った、フジのブッ跳んだ方の子供番組ウゴウゴルーガの再放送があるそうな。ElephantLogic30の記事を参考にしてチョ。ちなみに、『ウゴウゴ・ルーガ』がブッ跳んだ方なら、ぶっ跳んでない正当な方はというと、当然、ポンキッキーズね。

 うぉー。ウゴルー。「シュール君」も「しかと」も、懐かしいぞー。こりゃ、何だか知らんが、たぶん目出度い。めでたいに違いない。
 残念なのは、我が家はこのチャンネルが見れないこと。くー。悔しいというか、口惜しいと云うか、「山花委員長とヤマハのバイク、コケ易いのはどっち?」というか、ま、アレである。

 というわけでもないのだが、なんだかこのElephantLogic30さんのページから飛んだ先に因ると、ミュージカル ギャラクシーエンジェル蘭花=フランボワーズ役が小出由華ちゃんだった。言わずと知れたルーガちゃんである。

 ちなみに、しばらく前に見つけたウゴウゴルーガ大辞典というページを紹介しておく。フジのCS放送が見れない諸君は、これを、ウゴ・ルーを思い出すよすがにしてもらいたい。
 

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受け手の問題では済まないぞ

 春の足音がすぐそこまで聞こえて参りました今日この頃,皆様如何に御過ごしでしょうか?

 春を待ちわびるみなさまに、次週、2005年3月13日に北海道で開催される、とある地方色豊かなイベントをご紹介したいと思います。

市民が力を結集し開催される手作りの祭りです。子供たちの郷土意識の高揚をテーマに、雪中ゲームや抽選会、グルメ街道など、親子で楽しめるイベントが開催されます。

 どうですか、地元のみなさんの意気込みが伝わって来るようではありませんか。
 ちなみに、このイベント場所はちょっと遠いです。北海道留萌市 陸上自衛隊留萌駐屯地。なんと、自衛隊の中途内内で行われる市民行事としてのお祭りなんですね。で、タイトルがちょっとスゴいです。

萌っこ春待里(もえっこはるまつり)

 ん〜〜。ハンパ無ぇ〜!
 ちなみに、主宰者は萌っこ春待里実行委員会さんだそうです。
 しかし、このご時世にこの名前。「萌っこ」と云う言葉に反応して下さいと云わんばかりのこのネーミング、反応した受け手側に問題ナシとは云わん(^_^;)が、それだけでは済まされんのじゃないのか?
 留萌の人は純朴なのかのう……。

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2005/03/06

日曜日は寝てよう日だぞ

 日曜日の朝は、戦隊・ライダーから始ま……らなかった。
 なんだか、ずっと眠っていたので、10時前ぐらいに女房がゾイドを見直している音で起床。そのまま、ヒビキも見る。HDレコーダー様々である。
 ヒピキ(『仮面ライダー響鬼』)はいいなぁ。全体構成はまだ判らんが、少なくとも、お話し一話ごと(というより、2話対になっているので、2話ごとか)の流れ、書く登場人物のふとした機微の描写、ピーヒョロリ〜とトンビの飛んでいる絵が挿入されないのが不思議なぐらい,まったりのんびり描き込まれる彼等の日常。どれも、とってもいい。特撮ヒーローと云うのは、時代劇や西部劇と同じで、その人と居ると安心できる感のある、ちゃんとした大人でいてもらい。ところが、アニメ『ソウルテイカー』あたりを白眉とするのであろうか、それとも『ツインピークス』の影響なのか。主人公を追いつめるだけ追いつめ、主人公がイライラさせられ、破綻して行けばして行く程よいと云うような、意地の悪いアニメ、ヒーロー不在の特撮、意味不明に主人公が精神的彷徨を続けるTVシリーズが多い。
 仮面ライダーは、有り難いことに、このヒビキで正気づいた。ウルトラマンはネクサスでまだ最も深い闇の中に居る。ガンダムはSEEDデスティニーで……どこに居るのだろうか?
 ともかく、『仮面ライダー響鬼』はカッコイイ。落ち着いている。安心してみていられ、イヤな引きがない。こんなに安心してみていられるライダーのお兄さんは、近年では仮面ライダー王蛇ぐらいだ。盛り場のチンピラみたいなイライラしてけんかっ早い馬鹿ガキじゃあない。たったそれだけで、こんなに面白い。
 今週も、明日夢くんが、ビックリして困って、ちょっぴり冒険して腹が据わる。それがよかった。
 ちなみに、安達明日夢くんの俳優栩原楽人くんは、この夏の映画『逆境ナイン』で、不屈闘志(玉山鉄二)に「うどん研究会」からかっさらわれて来るライト山下役で出演。この全力学園の校長が藤岡弘。これはこの夏二番の期待作(一応、付き合い長いんで、一番は『スターウォーズ』の定位置かな〜……と。それに二番の方が真実味あるでしょ)である。本郷剛と安達明日夢の競演として、是非、ライダーファンには観て貰いたい。

 響鬼を見終えて、どうもノれないマジレンは、まあ取ってあるから今度でいいやと放り出して、女房とお出かけ。マジレンのクロージングは、ハレグウのオープニングを歌っていた人なので、ワリと声が好きなのだが、いくら歌が良くっても内容がパっとせんとついて行けんなぁ。
 駅前のパン屋で朝飯兼昼飯。パン屋の2階が有り難いことに小さなレストランになっていて、なんちゃってイタ飯&パン食べ放題のお店なのだ。割としっかりとしたパン屋で、いろいろなパンを焼いていて、一切れづつ,いろんなパンを食せるので、こいつぁ楽しい。ドミグラス系のシチュー風ハンバーグのソースを余すところ無く堪能。しこたま庶民である。

 さて、腹を満たした庶民は、庶民らしい娯楽を求めて、近所のスーパー銭湯へ。近所と云っても駅の向こうなので、1キロ近くは歩くと思う。まあ、歩けば歩く程健康には良いワケで、構わないのだが。そこで2時間程湯につかる。サウナで汗をかいては水風呂,とんぼ返りでサウナ……というのは、今日はやらない。どちらかというと、のほほんと入る。休日はサウナ室から人が溢れているのだ。
 風呂から帰って来てまたゴロリと横になる。
 なんだか、温浴で体中のコリがほぐれた所為か、眠い。ガンプラを作っている女房の横で、ついついウトウトっとして、今日もほとんど終わる。のーんびりした日曜日。
 ま、こんな日もあると云う、3月最初の日曜日。

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2005/03/05

米軍が殺したぞ

 米軍、解放の伊記者誤射東京新聞)という記事が、ちょっとショッキングだ。

 【カイロ=嶋田昭浩】イラクからの報道によると、反米武装勢力に拉致され、約一カ月ぶりに解放されたばかりのイタリア人女性記者ジュリアナ・スグレーナさん(56)の車が四日、バグダッドで駐留米軍に誤射された。スグレーナさんら三人が負傷、護衛のイタリア情報機関員一人が死亡した。イタリアのベルルスコーニ首相は「深刻な事件だ。だれかが責任を取らなければならない」と述べ、誤射を強い口調で非難。駐イタリア米大使を呼んで事情説明を求めた。

 おい、ちょっと待てよ米軍と言いたい。一ヶ月間反米ゲリラに拘束され、母国の情報機関の交渉によって解放、帰国の途につく為の移動中に、米軍に発砲されて負傷。彼女を護って死亡した情報機関員のニコラ=カリパリという人物は、この交渉の直接担当者だったそうな。
 このジュリアナ=スグレーナさん開放のニュースは、つい先日大々的に報道されたばかりだ。それが、今日の時点で誤射により負傷。あまりの急激な縷々転々に、ニュースの字面を見ても何が起こっているのかしばらく理解できなかった。

 たとえば、反米ゲリラと交渉したカリバリさんや、人質になっていたスグレーナさんが握った何らかの事実を封じたかったと云う、スパイ小説みたいな理由が、米国にあったとしよう。だからといって、「米兵が誤射しました」なんていう国際陰謀小説を地で行く、いや、小説でもやらないような直截な強権発動を本当にしたら、一瞬で全世界に報道され、自分たちが不利になることは小学生だって理解できている時代である。当然、そんなベタベタのリスクを乗り越えてまでこんな判り易い形で人を殺すバカはいないだろう。
 しかし、それにしても、米軍の駐留する地方では、こういうことが頻繁に起こっては居ないか? 起こり過ぎては居ないか?
 かつての第二次世界大戦後の占領下の日本でも、未だにその理由の判らない不可解な事件が幾つも起こったそうだが、特に、西アジア中近東、近年のアメリカ軍の作戦地域では、こういう事件が次々に起こっていて、気持ち悪い。

 イタリアの世論は完全にイタリア軍撤収に傾いているそうだ。世論に逆らって軍隊を派遣しているベルルスコーニ首相は、今後、どう動くのであろうか。
 ブッシュ大統領は遺憾の意を表明し、調査を確約している。しかし、過去,米軍のこういった調査で、納得出来る調査結果が発表されたことは、少ない。ましてや現場は、開戦の理由になった『絶対にある』筈だった大量破壊兵器工場が、ついぞ見つからなかったのに、未だに為政者を拘束したまま米軍が占領を続けているイラクなのだ。
 (まあ、今、米軍が焼け跡のイラクを見捨てて一方的に全撤収したら、もっと大変になることは判るけどサ)

 しばらく、ローマとワシントンの動向に注目したい。

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2005/03/04

小ネタ出しだぞ

 ちょっと、気になるけど、どう纏めたら良いのか判らない情報をまとめておく。
 コンピュータ関係が3本と、その他2本。ま、雪に閉じ込められた暇つぶしに読んでみて欲しい。

続きを読む "小ネタ出しだぞ"

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エバラ来たぞ

 リークなのか、ツクリなのか、願望なのか、そこんところはよく判らないが、2ch情報で、ドラえもんの新キャスティングが決まったらしいと云う話が、ネット内に流れている。

  役名      声優(敬称略) 過去のはまり役 (その作品名)
  ドラえもん   江原正士    呉学人     (ジャイアントロボ)
  のび太     能登麻美子   アンゴル=モア (ケロロ軍曹)
  しずか     中原麻衣    鴇羽舞衣    (舞-HiME)
  ジャイアン   山寺宏一    スパイク    (カウボーイ・ビバップ)
  スネ夫     結城比呂    日向マコト   (エヴァンゲリオン)
  ドラミ     富永みーな   泉野明     (パトレイバー)
  出来杉     石田彰     アスラン=ザラ (ガンダムSEED)

 江原さんといえば、イキなオトナの男のイメージ。だが、レッドドワーフの「マジメに変な奴」という役所も面白かった。『バックスバニー・ショー』で小鳥のトゥイーティーと追いかけっこを続ける黒猫シルベスターの特徴的な喋りをこなす芸達者でもある。こりゃ期待しちゃうね。
 ちなみに、とっても出来る優等生ながら,それ故に周りに振り回されるアスラン=ザラの石田彰さんの出来杉は、ほんと、はまり役っちゅうか、それこそ出来過ぎ。(^_^;)
 その他陣容を見ても、「『ドラえもん』はあと10年は戦える、いや20年以上行けるかも……」な布陣だ。問題があるとすれば、「あの形のものはあの声で喋る」と無心に信じ切っている子供達や、富田耕生さん版のことを全く覚えていないアホな連中が上げる「こんなのドラえもんじゃなーい」コールを切り抜けられるかと云う、テレビ朝日の度量の問題になったと言うことかな。

 ちなみに、富田耕生さん(交通事故で途中降板し野沢雅子さんにバトンタッチ)版の『ドラえもん』では、ジャイアンが肝付兼太さん、ママが小原乃梨子さんだったらしい。(さすがにオイラも30年前のアニメは記憶不鮮明ですまん。)
 これはこれで見直してみたいものだが、フィルム破損で残っていないとか。新キャスト版を機に見直してみたかったが、残念。

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2005/03/03

がっくし……だぞ

 日本SF大会に持ち込むシール企画の、宣伝文を作っていて、MacOSX上のIllustrator CSが不調。
 データをセーブしてソフトを終了し、立ち上げ直してみたら……。

 すっぺり、消えていた!

 いや〜〜〜〜!

 ま、これが仕事作業で起こったのでないだけマシなのだが……、くくくくく。
 もー、遊んでやるぅ。
 ジョジョの奇妙な冒険ピンボールで、オラオラしてやるう。
 

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メモリアルだぞ

 こんなことでトラックバックを繋げるのは失礼なので、一方的に投げるだけにしておくが、スチームボーイのBLOGのメモリアルボックス!という書き込みで、余談ですが、「メモリアルボックス」という名称は、バンダイビジュアルの登録商標なんですよ。ご存知でしたか?という一文があった。
 ヘェ〜メモリアルボックスねぇ。

続きを読む "メモリアルだぞ"

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中の人だぞ

 ケニー=ベイカーが、交通違反で免停を喰らったらしい。
 ケニー=ベイカーって誰かって?
 みんなが非常に良く知っている映画俳優さんである。

 情報源はTokyo Fuku-blog「スター・ウォーズ」のR2D2、飲酒運転で1年間運転禁止という記事。
 そう、アートゥことR2-D2「中の人」として知られた、名優だ。

 うお〜、ケニー=ベイカーのオジさん、70歳かい。スターウォーズが始まったのが、1977年——28年前——だから、そりゃ、年喰ってもびっくりすることはないが、何が驚くって、その年のケニー=ベイカーは、今のオイラの歳(43歳)とほぼ同じだったってことだね。
 今、この年で、自分がもし役者だったとして、到底売れるとは思えないべたべたなスペースオペラにでて来る、丸い頭のガタガタ揺れる以外芝居のしようのないロボットの中に入ってくれと云われて、二つ返事で受けられるかと考えると、ケニー=ベイカーはチャレンジャーなんだなぁ。

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2005/03/02

娑婆の日差しはまぶしいぞ

 うう、娑婆の日差しはまぶしいぜ。

 最近、ちょっと、飛蚊症の黒点が、多くなったようだった。飛蚊症というのは、「ひぶんしょう」と読む。蚊、つまり、どこぞの方言で云うところの「ひゃ~ぶんぶ」が飛んでいるという意味。眼球内だか眼球表面だかの老廃物が視角内に蚊が飛んでいるように見える症状で、眼球細胞が老化する以上、発生が防げないらしい。
 とはいえ、眼球面から剥離した老廃細胞によって、眼底、網膜が傷つくこともない訳ではないので、ネットで飛蚊症の情報を漁ると、ちゃんと眼科の診断を仰いでおけと書かれていた。
 そういう訳で、今日は朝から、最寄り駅の知覚にある総合病院へと出掛けた。
 さすがにこういう病院なので待たされこそするが、担当して下さった美人女医さんは、こちらの気にしているところをちゃんと漏らさず説明してくれた。結果、ドライアイではあるものの、眼球自身は綺麗で、問題なし。ではということで、眼底検査をすることに。
 眼底検査というのは、薬を使って瞳孔を開きっぱなしにして、ペンライトで照らしながら医師が覗き込んで肉眼で確認するというもので、そのための目薬をさすと、しばらく瞳孔が開きっぱなしになると云う。とりあえず、点眼され、薬が効いてくるまで好きにしていていいよと云われたので、文庫本を読んでいたのだが、どんどん読み辛くなってくる。光量とかレンズの調整ができないから、文字がボヤけまくる。しばらく抗って読んでいたが、いいかげんあきらめて目を瞑って待つ。
 で、検査の結果は問題なし、無罪放免とあいなったのだが、外に出て見ると、日差しがやたら眩しい。光量調節機能が働かないのだから、当然である。しかし、これは参るなあ。地下にあり、あまり明るいとは言えない食堂の、ちょっと照明の薄暗いところに落ち着いてこれを書いている訳だが、最初はそれでもキートップすらまともに見えず、画面もぼやけたまま打ち始めた。打っているうちに薬の効き目が落ちてきたのか少しずつ視認性が上がって来たが、もちろんまだ十全ではない。
 薬の効き目は6時間ぐらいだそうで、今日一日日のある間中、「俺には娑婆は眩し過ぎるぜ」という状態である。

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2005/03/01

欲しいぞ

 たまに、欲しくなるもの。
 自分用の慣れ親しんだ言語による開発環境。

 そうそう、こんなものが出ている。XL Fortran

 IBMによる、MacOSX用フォートランである。もちろん、フォートランなので、標準的にデータペースを扱えるような最近の言語と比べると大変なんだが、こちとら、Fortran処理系でトランザクション処理をすることに関しては、ちょっとばかし実績がある。ファイル設計として、マスターとトランザクションのマッチング機構さえ盛り込めば、別に逐次処理だけでも、そこそこの顧客管理程度なら組めるし、運用も、そこそこにはやって行ける。
 もちろんCOBOLぐらいの方が、それに向いているのだろうが、別にCOBOLに出来るコトは、基本的にはFORTRANでも、BASICでも、同じように出来る。
 最近では、C以降の言語が流行りだが、1980年代初頭にFORTRANCOBOLBASICからプログラムの世界に入った身としては、こういう旧世代の言語(といっても、そう云う言語だって1990年代前後に充分に進化しているので、1970年代までの旧態依然の言語系とは、全く違って入るのだが)の方が、落ち着いて書ける。

 でも、このソフト999ドルもすんだよなぁ。高ェよなぁ。

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若者に腹を立てるぞ

 若者トカに、腹を立てている。というわけで、これはオッサンの愚痴である。

■若者A(30代なので若者ではないという説あり)

 なんだか、過去に衝突した人にバレたくないとか言う本人にしか判らない軟弱な理由で、ネット内でいろんな偽名を使っている奴。だが、使い分けが出来ていない。ある名義でやったこと、書いたことを、別の名義で平気な顔をして話題にしたりしている。こういう、整合性のない奴は嫌い。
 別に、本名と、活動ネームを別けるのは自由。活動ジャンルごとに別名を使うのも構わない。それは式貴士・蘭光生・間羊太郎・小早川博・ウラヌス星風のように、同一人物ということを多くの人が知っているような使い方であってもよいし、誰にも知られないようにした別名であっても構わない。でも、隠すなら隠す、表明するならする。どちらか一方であろう。
 ひとに「お願いです、黙っていて下さい」といいつつ、自分ではボロボロと正体を曝している。
 先日、ある場所の書き込みで、別名義でやっている自分の日記に言及してへんな論陣を張っていたので、見捨てて相手にするのをやめた。

■若者B(27歳)

 有名市立大学を出た後、半年だけ勤務して、仕事が厳しいと云って辞め、同じ業界の別の会社を探していると云うので、「その業界で一生食って行くならば、お門違いの学部から来たままではなく、ちゃんとした技術を身につけろ」と、専門学校で学び直すことを奨めた。もともと頭は良いので難関と云われたその専門学校にスルリと合格。
 始めは面白がっていたのだが、卒業年を前に「親から、事業を手伝わないかと云われた。そうしようと思う」と言い出す。「諦めるのか?」と云うと、夢は夢として本業の傍らにやり続けるとい言う。しかし最終的には実社会に出ることにビビり出す。結局、もう1年学校に行くことに。
 最終年を終える今年、1月に会ってみたら、まだ就職活動を何もしていないと云う。社会で活躍する先輩を多く講師に招くその学校のシステムが、学生と業界の現場を繋ぐ為のモノであることを全く理解していなかった模様。
 あげくの果てに「この業界は難しいので、書籍編集にでもなろうかと思う」と宣う。
「ふ〜ん、そう」
「難しいんですか?」
「いや、簡単だよ。エッチ本の編集バイトなんか、人使いが荒くてどんどん辞めて行くから、すぐにでも空きが出来るって話だ」
「いや、そういうキツいのはむりです。大手の会社に入りたいんですが」
「ふ〜ん、そう」
「難しいんですか?」
「大手出版社の中には、編集さん以外にも、資材部も、総務部も、経理部も庶務部もあるから、君の学歴ならば、上手くすれば、どこかには入れるかも知れんね」
「編集は無理ですか?」
「お前に何か作りたい本があるのか?」
「へ?」
「作りたい本があって編集になりたい奴と、特に何も考えてない奴。二人居るとして、どっちが編集部に入ると思う?」
 というマヌケな会話をする。
 一月経った先日,もう一度会う。結局、何の就職活動もしていないらしい。
 新卒のヤツと比べて賞味期限が4〜5年早く切れるんだから、それを乗り越えて「コイツ雇いたい」と思わせる何かを出せないとイカンのだが、あまりそういう凄みが見えない。
 ニート流行りというが、みんなこんな風に自己アピールの出来ない上にくじけ易い若者なのだろうか。ちょっとこの国の将来が心配になって来た。

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ココログ不調だぞ

 なんだか、月曜一日、ココログの調子が悪かったようだ。(というより、まだ悪い。)
 月曜日のココログのアクセス数が、ここ10日程の10〜25分の1。というより、一日24時間別のうち20〜23時間程が、データロストしたり、しなかったりしているらしい。昼前ぐらいまでは、それまでの分がちゃんと表示されていた時間毎のアクセスが、午後のアクセス解析ページ不調から立ち直ってみたら、すっかり消えている。ただ、消える範囲が、かなりちょくちょく変わっているので、システム側は諦めた訳ではなく、まだ、リカバリーを目指して努力中のようだ。
 これまでも、一時的にゼロになったり、二重カウントになったりすることはあったが、日を跨いで消えたままと云うのは余りなかったと記憶している。
 久々の大トラブルか。
 月末ということも影響しているのかも知れないが、特に新しいシステムが付け加わった訳でもないこの時期の障害と云うのは、マイったなぁ。

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