コナがクるぞ
春うらら、風はまだ冷たいが、日差しがさんさんと降り注ぐ公園でピクニック……なんて小さな楽しみを奪われてしまった国、日本。
今まさに、花粉症の季節である。
周りにも、大変なことになっている人が多い。
神北は、もともと、アレルギー性鼻炎の気があったのだが、結婚からこっち、女房が栄養のバランスを考えていてくれるのか、わりとそういう失調系の症状は出ておらず、毎年春にはティッシュが手放せない生活をしていたのが嘘のように、症状が治まっている。
だが、今年の花粉は流石に凄いらしく、無傷と云う訳では済まなかった。
いつもの10倍の花粉が大気中を漂っている。これは、ドライアイの眼にとっては、おお事である。ただでさえ涙の出ない体質なのに、普通の量ですら済まない程の洗い流すべきものが、飛んで来るのだ。花粉症の反応なのか眼球が擦れる物理的なものなのかはよく判らないが、もう、眼球が真っ赤に血走って、時に痛烈な痛みを伴うこともある。
そう云う時は、常日頃持ち歩いている目薬をさして、しばし、じわわ〜〜んと染み渡るのを待つ。
まあ、鼻水が止まらなかった勤め人時代に比べれば、鼻の下が擦れて痛くならないだけ,随分楽なのだが……。
しかし、今は、良い時代である。15年以上昔の勤め人時代、まだ、40〜50人ぐらいの部署でも5人程度しか花粉症に罹らなかった頃、先頭を切って鼻をズルズルいわせていた神北は、流行の先端を突っ走っていた。たが、トップランナーは孤独である。柔らか保湿ティッシュなど影も形もない時代で、鼻の頭は真っ赤っか。周りも理解なんて全くないから、「いつまでも風邪が治らないのは弛んでおる証拠」なんてことを思っているし、口にまでする。
突然止まらなくなるから、トイレからロールを一個貰って来て脇に置いて鼻をかみながら仕事を続けていたら、上司がある日、業務日誌の意見欄にこんな意見を書いて来たことがある。
「席で鼻をかみ続けるのはみっともないから、トイレに行ってかんで来るように。エチケットです」
当然、カチンと来た神北は、ご意見をお返しした。
「5分と空けずに鼻をかまざるを得ない状況で、トイレと往復ばかりしているわけにはいかない。そんなものを強要するのがエチケットなら、そんなエチケットなど、糞喰らえです」
翌日、上司からのレスポンスは無かった。
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コメント
来ましたね、コナ。(苦笑)
私も、まだ世に「花粉症」なんて言葉の影さえなかったザンボット3すら制作されていなかった時代から、ずぅっと、春先になると、くしゃみと鼻水ずひずば。
微熱もあるしで、てっきり風邪だと信じておったものです。
で、確かに今年は凄いです。もう、外へ出ると空気がコナっぽいです。(T_T)
外に出るときは決死!!w
帽子、マスク、眼鏡は掛けてるんで諦めてますけども……
もう、すっかり「怪しいやつ」です。
鼻水系については、随分と色々対処法が出来てきましたが、目に関しては「予防」的なものはまだ殆どないですねー。
この時期だけは、いつもは出るのが嫌な雨の日が、楽しいお出かけ日になってしまいます。(苦笑)
投稿: かざま | 2005/03/14 04:14
鼻水に関しては、KW乳酸菌が劇的に聞くと云う話もありますし、軽い内ならば鼻腔洗浄スプレーで洗い流す手がありますが、眼に関しては物理的な事後対策しかありませんから、ちょっと参ってます。
見てくれを考えなければ、ひとつだけ手はあるのですが、今年映画化される『ゼータガンダム』の仕事をしている以上、それは「バスク=オムのコスプレ」以外の何者でもないので、ちょっと……(^_^;)。
投稿: 神北恵太 | 2005/03/14 08:49
>「バスク=オムのコスプレ」以外の何者でもない
ここは是非、「アレキサンドリアのバスク=オムである」とやって頂きたいです。
コナ対策めがね購入検討中のバウムでした。
投稿: バウム | 2005/03/14 21:16
当方、メガネ者なので、バスク大佐(だったよね?)では躓いて転ぶであります。
それがなかったら、鼻もおっけーってことで、メルキア騎鋼兵団に入りたいであります。w
投稿: かざま | 2005/03/15 14:54
バウムさん
かざまさん
コナ対策メガネ。本当に必要が高まっている商品ですよね。
メルキア機甲兵団のマスクをしたら、スコタコに乗って、ローラーダッシュで打ち合わせに出かけたいものです。でも、いくら入館証見せてもマスクのままじゃ、講談社の警備員さん、中に入れてくれないだろうなぁ(^_^;)。
投稿: 神北恵太 | 2005/03/15 19:49