虎だぞ虎だぞ
2005年4月29日18時。ついに、アップルの新OS、MacOSX Ver.10.4、通称Tigerが発売された。神北も、いつもMac関係のハード・ソフトを買っているLaOXに買いに行く。
有り難いことに好天に恵まれたため、ザ・コンピュータ館の外壁に沿って並ぶ。あまり落ち着けない状況だったが、カウントダウン20分前に行ってみたら、既に70人ぐらいは並んでいたろうか。6時ちょうどに、角を回った列先頭付近ではカウントダウンがあったようだが、見えないこっちにとっては異世界。意外と買うのに時間がかかようだったが、3つほどのレジを出して分散して客を捌いたので、販売開始から、まあ、20分ぐらいのうちにTigerゲットだぜ。
列の最後尾を示すプラカードを持つ店員さん。
で、これで急いで家に帰ってインストールするのが、Macユーザの良い子なのだが、この日の神北はそのまま帰らない。
中野でフレンチ。元を正すと、15年来の友人の笹本祐一さんが、GW中東京の実家を起点にあちこち出歩くというので、「じゃ、久しぶりにいっぺん空いている日にメシでも」ということになったのだ。編集やライターをしているからさんこと唐沢正さんの手配で、早稲田通り沿いのフレンチレストランを予約していただく。メンバーは、唐沢さんと笹本さん、藤沢くん、塩坂くんに、神北夫婦の計6人。「ガルゴティエ ササキ」というそのお店は、有名フレンチレストランのシェフだったご主人が独立して、2003年の5月にオープンしたお店だそうだが、中野らしい気取らないフレンチというのが心地よい感じ。
びっくりしたのは、店に入ったら横から声がかかったこと。ゲームなどを作っているS社のS社長とばったり。よく考えると、社長の自宅兼社屋から直線距離で僅か2キロ足らず。客を誘っての晩飯には、良い辺りだ。ご無沙汰を詫びる。
この店の「ガルゴティエ」というのは、「安料理屋のあるじ」とか「へぼ料理人」とかいう意味のフランス語だそうだが、この看板は大いに偽りあり。美味い。盛りも悪くはない。値段も、フレンチとしては十二分に抑えた部類。いわゆる、「大当たり」という奴なのだろう。店が小さいので、基本が予約となるようだが、その価値は十二分にあると思う。帰って来てからネットで調べてみたが、どのページも好印象のことばかり書かれている。うむむ。店を選んだ唐沢さん、ヤルな!
食事が一息ついたところで、「せっかく笹本さんに会うので」と、藤沢くんがレゴで笹本さんの小説に登場する宇宙船「ダイナソア」を組み上げて来たものを見せてくれる。
さすがに藤沢くんのビルドは奇麗だ。
レゴのビルドは、資金と時間がどれだけでもかかっていくなかなか大変な趣味で、藤沢くんはそれが講じて昨年、本家本元デンマークにあるのものともう一つ、ドイツにあるレゴランドをハシゴするという旅行に出かけた。レゴランドの、ホームセンターの部品売り場かアメリカのゼリービーンズ売り場のような勢いで、バケットに色・形別に小分けされた部品売り場で、欲しかった部品を5kg買って来たという話や、我々が子供の頃にはなかった特殊な部品、いわゆる『卑怯な部品』(一昨年那須のレゴミュージアムで神北・みつるん・古市の3人で命名)などに関して、感心して眺めながら、話が弾む。
「ダイナソア」を片手に持つ笹本祐一さん。
なんだか、ゆっくり話し込んだ後、店から自宅の方に戻る唐沢さんと分かれて、駅の方に戻りつつ、まだ話し足りないということで、喫茶店を探すが、10時過ぎの中野ではそういうものが少ない。居酒屋に入って1時間少々話し込んで分かれた。
その後、家まで帰り着いたものの、疲れたのと美味しかったのでもうどうでもよくなって、Tigerのインストールは翌日送り。
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