ついに来たぞ
impressのデジカメWatchに米Canon、手ブレ補正付き光学12倍ズーム機「PowerShot S2 IS」発表という記事が出た。
ついに来てしまった、この日が。
というのも、神北は、PowerShot S1 ISのユーザなのだ。
新製品は、画素数で約6割増。ズーム率で2割増と強力な上、CFカードから小型のSDカードへとメディアが移っている。
日本市場での発売はまだ未定だが、この『一回り大きめのお兄さん』機が日本の量販店に並ぶ日も遠くあるまい。
コトここに至ってからやる事かと云われると悩むところだが、この片で、この愛用のカメラS1 ISについて、ちょっと書いておきたい。
この神北情報局にここ一年足らずの間に載った神北の撮った写真は全て、このデジカメPowerShot S1 ISで撮影されているのだが、感想としては、割とヒョイと撮るのに適したデジカメだ。手に持った小物を撮る。人物を撮る。景色を撮る。何に使っても、そこそここなす。また、フラッシュも協力で、少々の距離をモノともせずに夜間でも割と綺麗なスナップを撮れる。立ち上がりに数秒かかるのは痛いが、気軽にオートフォーカス・オート露出でOKなので、面倒くさがりの神北に向いている。
ところが、残念なことに、一歩お仕着せじゃないことをとしようとすると、ちょっと面倒臭い。特に、細かい設定をいじろうとしたときのユーザインターフェイスが、壊滅的にややこしい。いわゆる「メニューの迷路に紛れ込む」ってヤツだ。特に、黄昏時の撮影等で、明暗を調整しながらオートフォーカスでピントを併せようとすると、明暗も、ピントも、中心にあるモノで設定し、シャッター半押しのままでキープするから、両方一度に合わせるのが割と厄介。
一個ずつマニュアル指定するしかないのだが、これが大昔に使っていた一眼レフとかだと目はファインダーのまま、レンズ周りに添えた左手で幾つかの項目がセット出来たのだが、このデジカメでは一旦操作面を覗き込み直して、いくつものボタンを操って設定をしなければならない。
作業が一連の動作の中で綺麗に流れないのだ。寄り道することになる。
あと、よく一眼レフにある、右手の外側(手の甲)側を回り込む短いバンドで、手のひらにカメラを固定しておくようなオプションがない。右手に馴染む形をしていて、片手持ちが容易に出来るのだが、常に指を掛けてないとカメラを取り落としそうなのが、ちょっと不便などという、不満もある。
ユーザーインターフェイスに関しては、写り方のアタリをその場で付けられる液晶ファインダーという出力を持つのだから、レンズ周りのリング状インターフェイスを幾つか使った左手系を充実させ、目を ファインダーから離さなくてはならないボタン系を減らしてもらいたいんだけどなぁ。
あ、カメラについている大型液晶ディスプレイをあまり使わずに、小型液晶のファインダーを覗き込む、旧来のカメラ式の使い方をしているのは、当然電池の減りを極限まで減らせるためである。これ、割と重要。
尤も、このデジカメ最大の利点は、電池を単三4本で賄っているので、どこでも手に入るし、入れ替えも楽と云う点に尽きる。そんなに撮りまくる方でもないので、ふつう1組、予備を見て2組持ち歩けば、1日カメラを抱えて歩き回っていても、たいてい何とか出来る。充電も必要ない。
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コメント
かなりなスペックですね。デジカムを買ってしまったけど、そうでなければ選択しに入れていたかも。
現状デジカム Panasonic NV-GS400Kで満足しているというか、使い込んでいないのであります。スペック的にはなかなか。
ライカのレンズとテブレ防止機能、マニュアル撮影の容易さがお気に入り。
ちょっとがたいがデカいけど、軽い。軽すぎて、状況によってはテブレし易い(形状も関連する)
しかし、後継機種がぐーんとスペックアップすると口惜しい思いは、NikonのCoolPix9000を買った後に味わいました。
投稿: はめせん | 2005/04/26 20:45