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2005/08/31

進化論だぞ

 毎日新聞の特集記事で『ライトノベル進化論』という記事が掲載された。細谷正充氏の記事。とにかくお読み頂きたい。
 わりと丁寧でニュートラルなライトノベル論である。取材というか、題材に対する取り組み方が、実にしっかりしている。
 命名がニフティのうちのフォーラムであることまでしっかり記述されているのは称賛に値する。「若者向けでありながら、従来のジュニア小説やジュブナイルでくくれない小説に、ライトノベルという名称が与えられたのは、1990年のことである。場所は パソコン通信「ニフティ・サーブ」のSFフォーラム。このように、ある特定の文芸ジャンル名の誕生の瞬間がはっきりしているのは、きわめて珍しい。」唯一残念なのが、うちは、「SFファンタジー・フォーラム」なんだよなぁ。そりゃ、「SFフォーラム」って略して呼び倣わしてはいたけどさ……。

 ちなみに、この細谷正充さんの現在の新レーベル乱造傾向に関する見解は、神北の意見とぴたりと合致する。90年代初頭、バブル絶頂期に乱立して、2年保たずに消えて行ったレーベルのなんと多いことか。当時の、ある出版社の新創刊レーベルのひとつでは、「3年辛抱してくれたら軌道に乗せてみせましょう」という約束でやり手編集長を引っ張って来たのに、社長が辛抱堪らんと云いだして1年半で取り止めになったところもある。
 あのバブル期の「なんでもOK」の時代ですらそうであった、新レーベル創刊の難しさ。しかも、出版業以外からの異業種参入が多いと聞く昨今の創刊ブームである。甘い夢を抱いて浮ついた気持ちで入って来て、どこまで行けるのかと不安になるのは、15年前を知る身に取っては、当然のことであろう。

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2005/08/28

打ち上げたぞ

 2005年8月27日日午後、神北は、牛丼タワーの入り口て、風に吹かれていた。牛丼タワーというのは、新宿から20〜30分歩いた辺りにあるマンションで、牛丼仮面さんが住んでいる。
 神北は、1時頃に辿り着いたのだが、電話で話してみたところ牛さんと先着何人かは既に買い出しに出た後ということで、「誰かの後ろに着いて中入っていて下さい」というが、無理癖ぇ。ここのマンション、昼間はロビーに専任の女性が座っていたりするのだよ。トンネルウォークで汗をかいた怪しげなオヤジが誰かの後について行ったら、変じゃろが?
 ボーっとしながら風に吹かれている。ちょうどベンチ的に座れる丸い植栽があるので、腰を下ろして風に吹かれる。きもち良い風が吹き渡っている。しばらくすると電網研所長こと大阪の池田くんが来た。彼もトンネルウォークから来たのだという。二人して、面白いが蒸し暑かったねとか、それにしても、一人も残らずに外回りに出るなよというような話をしてしばし時間を潰す。

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地底を歩いたぞ

 日比谷公園の脇から入って、虎ノ門まで、日比谷共同溝を歩いた。トンネルウォークという、広報活動の一環で一般に共同溝を開放展示する企画だ。
 感想。

 暑かった。死ぬ程、蒸し暑かった。

 地下というのは、温度が安定していて涼しい物だと聞いていたのだが、まだ工事中のこの共同溝には、何百メートルかおきにタテ方向にポッカリ開いている立坑から、台風の影響で大量の雨水が流れ込んだようで、それがトンネル内をミストサウナちょっと手前まで加湿。トポトポっと歩くだけで、アンダーシャツはおろか外に来ていた開衿シャツまでぐっしょり。もしかして寒いかと思って持って行ったうわっぱりなんて終止袋に入ったまま。

 あさ、10時チョイ前ぐらいに、日比谷公園の入り口に着いた神北とむらさきは、列に並ばされる。150人ぐらい並んでいたかな。でも、30〜40分で20人ぐらいづつ、ヘルメットを貸してもらい、軍手を渡されてハイ出発。これが、30分程遅かった電網研所長氏は、列が倍以上にふくれあがって、もっと大変なことになっていたらしい。午後に合った時に、5分でも10分でも早く行った者の正解でしたよと云われた。しかも、後になってサイトを見ると、あまりに来場者が多過ぎて、夕方、には「ここまで」と制限がかかった模様。
 シールドマシン好きで、海ほたるのカッターフェイスのモニュメントをわざわざトンネル潜って見に行く程なわけで、その工事がどのような物かも、どういう出来上がりになるのかも一応一通りのことは知ってるのだが、実際に、その掘り抜いた穴に入って、鉄やコンクリートの壁面を手で触ってみる機会というのは少ない。土質・地圧などによって、鉄やコンクリを使い分けるのは、聞いてはいたが、実際に目にしてみるとちょっと質感の差というか、ここいらへんの土質は、ついそこの土質より極度に厳しいのかとか、いろんなことが見えておもしろい。
 この地下共同溝工事を担当したのは熊谷・前田JV。前田建設が入っているので、虎ノ門の出口付近ではマジンガーZ格納庫の模型なども展示されていた。地下30メートルまでズンと掘り抜いた立坑の広い空間内で見せられると、「ああ、この会社なら本気で作れるんかも…」と思わせる説得力。ん? 納得力?

 地上に上がり、ヘルメットを返し、軍手をお土産に貰ってホっと一息。へとへとになる1.5キロだった。

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2005/08/24

集中したぞ

 昨夕は大雨、というより集中豪雨だった。夕方、駅前まで女房を迎えに行くだけで、ジーンズは膝から下と前面がずぶ濡れ、上半身も、袖から背中の一部がぐしょぐしょ。中国製の安っぽいスニーカーもどきに至っては積極的に水を取り入れやがって、靴の中で足が泳ぐような状態。
 風が巻きながら吹いたことと、雨粒が大きくて路面で跳ねた跳びシャリが割と高くまで多量に飛び跳ねたことで、傘がほとんど傘として役に立たなかった感じ。
 女房を迎えて駅前でこりゃしんどいと飯を食い、帰る頃には傘要らねェでやんの。なんじゃこの集中豪雨は。
 いや、もう、集中豪雨というよりは「スコール」です。東京ヒートアイランドはついに気候まで亜熱帯入りしたのでありましょうや。

 マイるなぁ。

 しかも、天気図を見たら台風が2本立てできてやんの。今日日はシネコン流行りで、二本まとめて映画を見るような機会なんてトンとないのに台風だけ二本立てというのはなんか損した気分。
 ああ、今日は夕方から打ち合わせなんだよなぁ。(^_^;)

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2005/08/22

帰省だぞ

 先週の火曜日の晩から昨晩まで、帰省していた。

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2005/08/16

さて、行くぞ

 帰省である。法事での帰省のため、盆を僅かに外して、今から出発。今週末まで実家住まいとなる。
 ここは滞るかもしれないし、なんか毎日ちょこちょこ書いているかもしれない。が、たぶん柴は不定期になると思う。(今も不定期という話は、ちょっと心の棚に置いておこう)

 では皆様、神北家、出発致します。

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2005/08/15

終わったぞ

 夏休み前の修羅場が終わった。とはいえ、この原稿を護国寺まで持って行かねば、真の終わりにはならんのだが。
 もっといえば、修正とか出たりすると大仕事。
 だから、今年の夏の帰省は、怖いので、仕事データをそっくり入れたiMacG5を、レンタカーで運んでゆく所存。これで、どこでも仕事になるというわけ。
 実家には、正月休みに整備したおふくろさんのiMacG5があるのだが、そちらには、Adobe系のソフトは入ってないから、作文は出来ても図版仕事にはならないのだ。
 こういう時、山本酔うぞさんの鞄コンピュータほど便利にはいかないが、iMacG5のパッケージはとても役立つ。安心してコンピュータ一式が運べるというもの。
 段ボールも発泡スチロールも捨てちまったらゴミだが、こんなに使えるとなると、充分に実用品。
 ホントのこというと、このサイズのiMacG5持ち運び用のキャリングケースなんてものが出てくれれば、もっと便利なんだ。どうしたって、段ボールと発泡スチロールは耐久材じゃないからね、しまって置いておく分にはかなり持つんだろうが、頻繁に出し入れをするのには向かない。ボロボロ端が壊れたり、曲がって来たりするのだ。
 昔、キャリングケースを担いでMacPLUSを運んだ世代としては、この17インチ画面が便利なiMacを運ぶ専用の鞄が欲しいものだ。

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2005/08/14

寝つ起きつだぞ

 世間では有明のお祭りが今年も凄いコトになっているらしいが、ここ3日程基本的に仕事部屋に引き籠っている。12日の金曜日の夕方に、女房がケータイを新機種に換えるのに、家族割りの本人の方が居ないといかんというので、秋葉原まで出掛け、中央通り沿いのボーダフォンショップだけ覗いて、味噌煮込み食って帰ったのが、唯一のお出かけ。
 女房の買ったのは、12日発売のVodafone 903SHっちゅう端末。すごく便利そうでオイラも欲しくなって来たが、イマイチなのは、ミニSDカードが認識できたりできなかったり。フォーマットできたりできなかったり…。
 もともとガタイがデカいし、ドライブ容積が画期的に変わるわけではなさそうなので、ミニSDにするぐらいなら、旧来のSDカードの方が、容量も多くて便利な気がするんだが、今、シャープさん的にはミニSDっちゅうことらしい。しかし、認識が上手くいかんのでは、意味ないぞ。
 個体としてのハズレなのか、機種としてファームウェア書き換えとかが入るのかは、まだまだ不明だが、ちょっち不便そう。オイラの導入はもちっと待とう。

 で、なんでオイラが籠っているかというと、お盆進行の合間を縫うようにして、帰省せんといかんから。昨夏、8月の末に亡くなった祖母の一周忌なのだ。あまりに日が近いので、新盆はおふくろが既に一人でお坊さんを迎えて済ませてくれたが、一周忌の方はちょっとしっかりやらねばならんらしい。有難いのは、僅かにお盆を終えた後なので、移動がモロ帰省ラッシュには掛からんだろうということ。
 しかし、人と違う予定で休みを取る以上、こちらの勝手でチームのメンバーに迷惑はかけられません。どーしてこうジャマイカン=ダニンガンって小物なんだとか、この時点のこの行動、ハプテマス=シロッコの狙いがどうしても不明じゃとか、さんざんビデオに怒りをぶつけながら、何回も何回もアポロ作戦(フォン=ブラウン市制圧)とか、グラナダへのコロニー落しとかをチェックする日々。
 個人的には、このあたりから、付き合いの長いキャラのカツが不運な役回りを集中的に引き受けてゆくのがイタイタしい。ま、アムロもブライトも殺すわけにはいかず、かといって、旧ホワイトベースクルー全員が何も人生の過ちもせず、この乱世を一人残らず渡って行けるわけも無いという事で、調整のためにワリを喰わされたとしか思えない。それが、『ゼータガンダム』ことグリプス戦役に於ける、カツ=コバヤシの役回りなのだ。子供の頃は、三人揃ってホワイトベース内で一番世渡りが上手かったのにねぇ。(^_^;)

 こういう仕事は、さすがに3時間程度に一度は休息を挿まないとやっていられない。で、結局は、仕事部屋にいるか居間兼寝室でブっ倒れているかの繰り返し。もう一息、もう一息なんですよぉ。

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2005/08/13

観たいぞ!

 神北は、どちらかというと芝居とかを見に行かない人間だ。まあ、一度も芝居を観た事が無いというわけではない。が、映画等と較べると遥かに少ないし、同じ芝居を日を変えて観に行くなんて贅沢は、した事も無い。コンサートの経験も数える程だし、プロレスの興行とかも経験は皆無だ。過去に一度だけ、ある格闘技の全国大会を見に行った事はあるが、その時は、ゲームを作るという話に噛んでいて、「一度観ておけ」ということで呼んで頂いたのだ。
 こういう、ライブで何かを観るという事にきわめてインアクティブな性格だが、これはちょっと観てみたい。

 スターウォーズ3部作を一人で演じるショーが話題に ニューヨーク

 Exciteニュース世界びっくりニュースに2005年8月13日に載った記事。なんでも、エピソードIV・V・VIの第一期3部作を400回は見たというカナダの俳優が、僅か一時間足らずの間に、ジョークを挿みつつ3部作を全て演じてしまうのだそうだ。

 「スターウォーズを400回は観た」と語るカナダ出身の俳優、チャールズ・ロス氏(31歳)は、「ジョージ・ルーカスの古典であるこの作品を知らない人でも、僕の『一人スターウォーズショー』を充分に楽しんでもらえると思う」と語る。
 ニューズデー紙のレビューでは、「今週からスタートしたロス氏のショーは、彼が一人でルーク・スカイウォーカーからレイア姫、R2D2からハン・ソロに至るまで全ての登場人物を演じるドタバタ劇で、一風変わった愉快なショーだ」とされている。

 うむむ。こりゃ笑えそうです。ただし日本語になってたら。誰か(というか、どこかの放送局かなにか)、この人を日本に招聘しないかな。日本人も、スターウォーズ好きが多い事では充分に受ける要件を満たしていると思うのだけど。

 ちなみに、彼にはもう一本、強力なコンテンツがあるらしい。

 また、ロス氏は「一人で演じるロード・オブ・ザ・リング」には、「スターウォーズより多くの客層が集まる」と話している。

 うーむ。こっちも、1時間弱で終わるの?

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2005/08/12

たいへんだぞ

 私たんニュース2005年8月10日の記事2005-08-10_20:06で見付けたページの話。
「【講座:ペンとともに考える】『やぎさんゆうびん』の謎」というページが凄い。

 もちろんもとネタは、白ヤギさんと黒ヤギさんが、互いの受け取った手紙を食べてしまい、「さっきの手紙の御用はなぁに?」と手紙を書くというエンドレスの童謡である。

  1. やぎは文字の読み書きができる。
  2. 手紙および郵便制度が存在し、かつ機能している。
  3. 白やぎさんと黒やぎさんを結ぶコミュニケーションの手段は手紙に限られる。
  4. やぎは手紙を食べる。

とりあえずここでは以上の4点が条件として与えられていると考えておく。

 という前提から始まり、まず、「読まずに食べる」から最も容易に導かれるのは、「やぎたちは飢えていた」という仮説である。と考察に入る。第一の仮説はこの『飢え』である。事態は牧歌的な「うっかりヤギさん」から、一挙に深刻な食糧問題へと展開してゆく。そして「この二匹のやぎは、北極点付近に取り残されたのかもしれない。たとえば、白やぎさんは英国隊の観測基地に、黒やぎさんは米国隊の観測基地に、それぞれ(タロやジロのように)取り残されていて、間をつなぐのはシベリアン・ハスキー犬の郵便屋さんだけなのかもしれない」という極限まで進めた上で、著者はこの仮説を捨てている。
 惜しい! シベリアンハスキーの郵便屋さんは可愛いので、この仮説は残しておいて欲しい。しかし、いくら私がそう訴えても、著者の探究心はどこまでも真理を求めて留まりはしない。

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2005/08/10

48時間600円は高いぞ

 ITmediaニュースに、2005年8月8日、『48時間で消えるDVD、600円で発売』という記事が掲載された。真空パック状態で販売され、密封パッケージを開けると、化学反応が始まり、48時間程度で読めなくなってしまうというモノだ。

 出版取り次ぎ大手の日本出版販売は、開封後48時間程度で再生できなくなるDVD「48(よんぱち)DVD」を、9月17日に首都圏のコンビニで発売する。税込み600円と安価だが、レンタルと違って返却不要なのが売りだ。
 米FlexPlay Technologiesの技術を活用した。ハムの真空パックのように、DVDを真空パックして販売。開封するとディスク表面で化学反応が始まり、48時間あまりで再生不能になる。

 随分前に、この技術が開発されたというニュースを読んでいたので、やっと製品化・ビジネスモデル化が為されたという事なのだろう。技術的な可能性としても極めて面白く、レンタルDVD代わりという以外にも、いろいろな可能性があると思う。

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50時間の死亡遊戯だぞ

 ちょっとよく判らないニュース。
 Exciteニュース世界びっくりニュース に2005年8月9日に載った『韓国人男性、ゲーム50時間連続プレイで死亡』という記事。

[ソウル 9日 ロイター] インターネットカフェでコンピュータゲームを50時間ほとんど休みなしでプレイした韓国人男性が、ゲームを終えた数分後に心不全で死亡した。
 警察発表によれば、死亡したリーさん(28)は南東部の都市・大邱にあるインターネットカフェで、オンラインシミュレーションゲームをプレイしていた。
 リーさんは8月3日にゲームをはじめた。その後3日間にわたって、トイレに行くのと間に合わせのベッドでの短い仮眠をとるのを除いて、モニタの前を離れなかったという。

 ううー。そうまでさせる、韓国のゲーマー気質ってなんだ? というか、何をそこまで熱中していたんだ?

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2005/08/09

理解が欲しいぞ

 今、一番これが欲しいと思うもの。音楽会社・映像会社のiTMSに対する理解と云うモノが欲しい。
 先週、やっと日本でも動き出したiTunes Music Store。MacintoshやWindows用の音声ファイル再生ソフトiTunesの最新版を立ち上げれば、誰でも利用できるミュージックストアだ。
 いわゆる通販サイトにあるオンラインCDショップ等と違い、ここの販売物は基本的に音声データ。もちろん、音楽から落語まで、ラインナップは広い……。

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ドラゴン出現だぞ

 X51に載っていたのだが、中国の旅行者がチベット上空で龍を写真に撮ったらしい。その写真を報じたサイトはここ。そして、X51の記事はここ
 神北には、乾いた河底、高山性大氷河の枯れた痕としか見えないんだが(^o^)、撮影した旅行者に云わせると龍であるらしい。

龍?

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2005/08/06

今日は駒八会の日だぞ

 いつもの第二土曜日が、今月は8月13日、お盆休みに当たるという事で、今月は、駒八会が第一週に繰り上がる。つまり、今日である。

 駒八会というのは、誰が参加しても良いSFファンのフリー宴会。そもそも5年前の第三十九回日本SF大会Zero-Conの企画局会議の後に、企画局長だった陰山琢磨くんが三井記念病院の傍にある千代田パークサイドプラザで行われた会議の後に「くんくん、おいしいお酒の臭いがする。この店入りまひょ」といって見つけ出した、秋葉原駅近傍の居酒屋駒八で開かれている。主に、SFファン、特にファンダム活動を活発に続けている人が多く集まる。
 ゼロコンの後も、2003年の第四十二回日本SF大会T-con 2003 とちぎSFファン合宿の会議もパークサイドの会議室を使う事が多かったから、会議の後のご苦労さん会は必ずここだった。T-con 2003の後も、もう2年経つが、毎月、ここに集まる事だけはみんな止めない。午後5時から11時ちょい前の閉店まで、6時間近く、毎月なんだかんだと大騒ぎしている。

 ちなみに、駒八秋葉原店の来方はぐるなびのページをご覧頂くと、地図があって便利。平日は、サラリーマンでごった返す店だが、土曜日は客筋が落ち着いていてアットホームなよいお店。

 てなわけで、よろしければ、今日、秋葉原で僕と握手!

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今日は広島の日だぞ

 今日。2005年8月6日は、広島原爆の日。

 60年前、1945年の今日、3機編隊で広島市上空まで進入した米軍のB29が、軍事基地の呉ではなく、隣接するとはいえ18キロ離れた人口密集地、広島に、原爆を投下した。「8時15分, 原爆投下,巨大な原子雲。高度1200メートル余。」とエノラ・ゲイの記録にある。
 摂氏6000度の炎の玉と秒速4.4キロ(時速15840キロ)の衝撃波が、直接14万人の人を殺した。そして、その後、放射性の後遺症——いわゆる原爆症——に苦しむ原爆によって緩やかに殺された人達を含めると、倍近い人々が、一発の爆弾で殺されたことになる。
 一方、1945年3月10日の東京大空襲では、0時過ぎから3時前にかけての深夜の空襲で、死者は10万人、負傷者11万人、家を焼失した人100万人。この時、344機のB29が約100万発の焼夷弾を東京に降らせている。
 この350機近い大編隊で2時間半かけて行った破壊以上の結果を、当日3機編隊だったとはいえ、実質上1機に搭載された1発の爆弾で一瞬にしてもたらす。原子爆弾とは何と罪深い兵器であることか。
 こうした、非戦闘員である市井の人々を狙う事に関し、米軍の指揮官だったカーチス=ルメイは、「民間人を殺したのではない、市井の軍需工業地帯である町工場を焼き払ったのだ」と言ったそうだが、宣戦布告のなされた戦争の中の軍事行動とはいえ、こうした一般市民への直接攻撃は、攻撃される身から見れば昨今のテロと代わるところが無い。
 「なぜ、日本人は、あれだけ町を焼かれ、人が死んでいるのに戦争をやめないのか?」という、当時の米兵が抱いたという疑問を、そのまま、現在のアメリカ人にもぶつけてみたいと思うのは、私だけだろうか?

 今日は、そういった事を思い、何も判らぬまま死んで行った無辜の市民たちに、もうそんな事が無いように、平和を誓う日だ。
 今、60年前のこの苦しみを忘れたかのように、日本では、自衛隊を国軍化するなどというたわけた憲法改正案が取りざたされている。
 それどころか、戦時下のイラクに自衛隊を送り、なんと理屈をこねようとも、既に、戦争当事国に成り果てているのだ。

 耳をすませると、日本人よ、疑え!! と叫ぶ、疑う事すら出来ずに「七生報国」「大東亜共栄圏」を唱えながら戦火に焼かれて行った60年前の日本人達の声が聞こえないだろうか?

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2005/08/05

佐川急便は雑だぞ

 最近、というかここ数年。大量に水を飲んでいる。一つはダイエットに良いという話から、もう一つは通風防止のためである。
 通風というのは、尿酸値が一定量を超えた時に関節が炎症を起こすもので、人によってはいろいろな個所に出るという話もあるが、基本的に足の親指、しかも、左足が多いらしい。しかも、ほぼ間違いなく男性限定らしい。しかし、有難い事に前提条件としての「尿酸値」は、パーセンテージなので、一定時間内に体内を流れる水の量が極端に増えれば、値はガクンと減る訳である。ガンガン水を飲み、汗をかき、小便をする事が、通風封じにはもっとも良いようだ。
 てなわけで、アイアンキングになれそうなぐらい水を飲んでいる。現在、ミーのお気に入りはVolvic。おフランスの湧き水ざんす。

 しばらく前までは、旅行鞄用の2つ輪の台車カート(我が家は、ラオックスでも売っている、テレビも運べる大型のがっしりした奴を使っている。)に載っけては、近所のスーパーから家まで運んでいたのだが、最近では、通販会社でもかなりお安く取り扱っており、重宝している。
 今日も、Volvic1.5リッターボトル×1ダースのケースが3つ届いた。佐川の運転手の兄ちゃんから電話があり、「今から運んで行っていいか?」というので、待ち構えていると、駐車場の方から段差があるところを4つ輪台車に3箱積んでこちら向いてやって来る。
 と、斜めにし過ぎて無理が祟り、べぐんっという音を立てて台車から箱が落下。それでも台車がいいらしく、兄ちゃんはその後も、階段室の入り口の3段ほど上がっている階段も、持って上がれば早いような所を必死に脇の急なスロープを台車で踏破しようと苦闘。上から見ていてチャップリンの映画のよう。

 しかし、粗略に扱われているのは、我が家が購入した商品なのだ。

 玄関内に積んでもらうときも、粗くぽんぽん投げ出してゆく。落とされた箱はけっこう角がへこんで丸くなっていた。

 荷姿不良で叩き返してやろうかしらと思いましたよ。ハイ。

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ボロが出たぞ

 なんだか、「水に落ちた犬」状態でみんなで叩いている、四国の高校野球の監督の話。あまりにも酷いので、オイラも参戦。
 ホントになりふり構わず目的のために手段を講じて来た感がある。少なくとも、高校野球・甲子園大会という流れを通じて、青少年の教育に寄与するタイプでは、全くなかったって事だ。

 今朝、江川紹子「大会主催者の新聞社」と言っていて大笑いしたテレビ朝日やじうまプラスで知ったのだが、ルール内とはいえ甲子園史上稀に見る高校野球らしからぬアンフェアプレイとして名高い、ゴジラ松井に対する1試合5打席5敬遠の采配を揮っていた監督だというから、もともとそういう人だったとしか云いようが無い。
 フェアにやる事より、セコかろうが何だろうが勝ちにこだわり、自分に都合のいい事を優先するのだろう。

 既に、全寮制を敷いて本来の通学範囲を超えるどころか全国から何十人も人を集め、その中から十数人のトップを絞り出して戦い甲子園優勝を狙うという、昨今の私立甲子園常連校の図式自体、競争社会の縮図みたいなものだ。もちろん、フェアに競争が行われているならば、それは悪い事ではないだろう。たしかに教育かもしれない。しかし、監督が野球部のためと言って内部事件をもみ消すのを目の前で見せられる事は教育とは言わない。
 競争社会では汚職も贈賄もどんな都合の悪い事も、隠し切ったら勝ちだと自ら範を示して教えていたのである。なんとも酷いものだ。致命的なタイミングでの名門野球部の恥部発覚に繋がった内部告発に拍手を送りたい。匿名という話の告発者が、監督や野球部に恨みを抱いての行為だったのか、正道に立ち返って欲しくてやった事なのかは永遠に判らないだろうが、ルールに反しなければ何をやっても良いと考えていた監督に相応しい最期だった事は確かだ。自分が何をやってもかまわないという流儀なら、相手から何をやられてもしかたないのだかから。その意味で、この告発は天罰だったのだろう。

 社会に出たらどうしたって、時には長いものに巻かれたり、必死で誰かの顔を立てたり、納得がいなくても頭を下げたり、いろんな事をしなくちゃならないというのに、どうして高校時代ぐらい、ちゃんとフェア・プレイの成り立つ理性的な環境を見せてやれないのか。
 まあ、「どうして」って問われたら、「優勝するといろいろ美味しいから」なんだという事は、もちろん解ってるけどね。

 オイラは、運動神経をどっかに置いて来たような子供で、中学時代の軟庭部でもずっとベンチに座っていた訳だが、別に上手い奴から順に選抜されて行く事には疑問を感じたことはない。スポーツでそれは当然の事だ。でも、そう思えるのは、当時の指導の先生が、上手い下手で何か差が生じるような下策を打たなかったフェアな人だったからだと思っている。
 たしかに、高校野球と中学のクラブ活動では取り巻く環境が随分違うのかもしれない。だが、根本理念が違っては、いけないのではないか? …と思う。

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2005/08/03

夜更けにドッキリだぞ

 夜の10時ぐらいに、ベランダの方、というか、ベランダの出入り口のサッシの直上に設置されたエアコンあたりから、カンカラカンカンカンカンカンカン……という何かナットか何かが、回転構造物の中にでも入り込んで転がり回っているような音が聞こえて来た。
 咄嗟に思ったのは、エアコンの部品が外れて、室外機のファンの中で転がっているのてはないかということ。この猛烈な蒸し暑さの中、エアコンに逝かれてしまうことの恐ろしさは、身に染みている。

 だが、エアコンは、先日調子を悪くして、点検してもらった所。たかに取り替えたのは室外機の所で、室内機に関しては別に触ってはいないが、メーカーの担当者に見ては貰ってあるのだから、そうそう急におかしくなるとは考えられない。

 もしや、外か?

 ベランダに出てみてびっくり、ベランダ側に道を挟んで隣接する小学校の校庭を斜めに100メートルばかり横切った先の道路に、多数の工事車両がいるのだ。そして、例のコンクリやアスファルトを割るスチームハンマーとかいう工具が「ガガガガガガッ」と鳴っているではないか。

 「こ、工事だ……」
「この時間に? またハタ迷惑ね」

 俺も、そう思う。しかし、いくらかなり昼間は車通りが多い幹線道とはいえ、住宅地のど真ん中で夜に工事をするというのはなんなのであろうか。しかも、マンションの正面なんていう立地で。我が家はまだかなり距離があるから、スチームハンマーの音がカンカラカンカラ程度に聞こえる程度だが、側の家はたまったモノではあるまい。
 急いで工事をしないとマズいような、ガス管かなにかのトラブルでも起こったのだろうか?

 それからすでに3時間近く経っている。日付も変わっているが、窓外には今も、工事車両のものと思われる低いディーゼルのエンジン音が響いて来る。
 なんだかなぁ。

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2005/08/02

高校球児たちは熱いぞ

 今年の夏の高校野球、わが故郷三重県地区予選は、とんでもないことになった。県南の弱小校と長く嘲られて来た全力高校野球部が、破竹の快進撃、甲子園常連校の日の出商業と決勝戦でぶつかったのだ——っっ!

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