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2005/08/06

今日は広島の日だぞ

 今日。2005年8月6日は、広島原爆の日。

 60年前、1945年の今日、3機編隊で広島市上空まで進入した米軍のB29が、軍事基地の呉ではなく、隣接するとはいえ18キロ離れた人口密集地、広島に、原爆を投下した。「8時15分, 原爆投下,巨大な原子雲。高度1200メートル余。」とエノラ・ゲイの記録にある。
 摂氏6000度の炎の玉と秒速4.4キロ(時速15840キロ)の衝撃波が、直接14万人の人を殺した。そして、その後、放射性の後遺症——いわゆる原爆症——に苦しむ原爆によって緩やかに殺された人達を含めると、倍近い人々が、一発の爆弾で殺されたことになる。
 一方、1945年3月10日の東京大空襲では、0時過ぎから3時前にかけての深夜の空襲で、死者は10万人、負傷者11万人、家を焼失した人100万人。この時、344機のB29が約100万発の焼夷弾を東京に降らせている。
 この350機近い大編隊で2時間半かけて行った破壊以上の結果を、当日3機編隊だったとはいえ、実質上1機に搭載された1発の爆弾で一瞬にしてもたらす。原子爆弾とは何と罪深い兵器であることか。
 こうした、非戦闘員である市井の人々を狙う事に関し、米軍の指揮官だったカーチス=ルメイは、「民間人を殺したのではない、市井の軍需工業地帯である町工場を焼き払ったのだ」と言ったそうだが、宣戦布告のなされた戦争の中の軍事行動とはいえ、こうした一般市民への直接攻撃は、攻撃される身から見れば昨今のテロと代わるところが無い。
 「なぜ、日本人は、あれだけ町を焼かれ、人が死んでいるのに戦争をやめないのか?」という、当時の米兵が抱いたという疑問を、そのまま、現在のアメリカ人にもぶつけてみたいと思うのは、私だけだろうか?

 今日は、そういった事を思い、何も判らぬまま死んで行った無辜の市民たちに、もうそんな事が無いように、平和を誓う日だ。
 今、60年前のこの苦しみを忘れたかのように、日本では、自衛隊を国軍化するなどというたわけた憲法改正案が取りざたされている。
 それどころか、戦時下のイラクに自衛隊を送り、なんと理屈をこねようとも、既に、戦争当事国に成り果てているのだ。

 耳をすませると、日本人よ、疑え!! と叫ぶ、疑う事すら出来ずに「七生報国」「大東亜共栄圏」を唱えながら戦火に焼かれて行った60年前の日本人達の声が聞こえないだろうか?

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