« 博物館入りだぞ | トップページ | 展示会にお邪魔したぞ »

2005/09/16

サヨナラと云う日は近いぞ

 貴方が、最初に買ったHDD(ハードディスク・ドライブ)は、どれだけの容量でしたか?

 神北が初めて買ったハードディスクは、大容量20メガバイトのもので、20万円程した筈だ。ベティ(FM-16β うちのコはFDII)のための物だった。続いて買ったのが、Mac plus用のやはり20メガバイトのもの。錦織さんから譲り受けた中古で、5万円。3台目はX68000用の40メガバイトのもの。
 その後、Macを手足のように使い始め、80MB、120MB、200MB、400MB、800MBと、倍々ゲームでHDDは大きくなり、今、生き残って(常時稼働して)いる中では一番旧い、akiaのマシンの4ギガバイトのハードディスクで、やっとギガバイト・デビューだった。
 その後、G3ポリタンの間に、6GB、10GB、30GBと容量を伸ばし、今では、80GB〜200GBという辺りを何本も使っている。Ratocのリムーバブルケースにしてから、増設が気楽で良い。

 しかし、考えてみると、20MBという、1985年の最初のハードディスク(ベティとともに、まだ私のすぐ傍の押し入れで、次の出番を待っている)から、200GBの現在まで、同じハードディスクが1万倍に容量アップしているのだ。このまま、この世界どこまで行くのだろう……。

 と思っていたら、ITmediaに面白い記事が載っていた。

 ITmediaNewsに2005年9月14日、『「ハードディスクの死」を予測するSamsung』という記事が掲載された。
 記事によると、Samsungの半導体部門CEO(最高経営責任者)チャン・ギュ・ホアン氏の言葉として、急速な半導体技術の発展、フラッシュメモリの容量増加が、ハードディスクの時代を終わらせるというのだ。

  「NAND型フラッシュ技術は、平均12カ月ごとに記録密度が倍増し続けている」とホアン氏。これは、Samsungの16ギガビットフラッシュチップが、PDAやMP3プレーヤーなどのモバイルデバイスからノートPCに広がるということを意味する。

 こりゃ凄い。いずれ、ハードディスク=大容量 フラッシュディスク=小さい という図式が崩れる。そしてそれは、早ければここ何年かでノートパソコンに起こるというのだ。記事は続けてもうちょっと先にはデスクトップ機において、ハードディスクの代わりとしてフラッシュメモリが用いられる日が来るという。

 回りものがなくなれば、電気使用量・発熱量・騒音ともに、ぐっと押さえ込めるのだ。もちろん当面DVD等のメディア関連は必要だから、スピンドルレスとは行かないだろうが、重くて大きなOSで動く今のパソコンに必須となっているハードディスクを削れるとなると、世界は一変する。
 ノートパソコンの中で、今の所一番脆弱で衝撃に弱い部品の二大巨頭である液晶画面とハードディスクの内、ハードディスクに関する心配がなくなるのだ。となれば、とにかく頑丈な筐体さえ作っておけば、無茶使いするノートを安価に作れる時代が来るという事でもある。逆に云えば、今までよりチャチな筐体でも充分になるので、廉価で軽い方向への進化にも加速が付く。

 無論、だからといってすぐに全面的にハードディスクにサヨナラということはあるまいが、まー、こういう技術は勢いがつくと、ものの1年ほどで物凄い事になってしまう。今はともかく、来年秋以降にノートパソコンの新調を目指す方、大容量記憶装置関係は、特に要注意である。

|

« 博物館入りだぞ | トップページ | 展示会にお邪魔したぞ »

コメント

>貴方が、最初に買ったHDD(ハードディスク・ドライブ)は、どれだけの容量でしたか?

340MBでした。
1993年の秋に買いました。
価格は5万~6万程度だったような。 (^_^;
さてさて。
ハーード・ディスク・ドライブって人類史上唯一10年間で単位価格が1万分の1まで下落した商品なんだそうです。
人類史上、10年間に価格が1万分の1も下がったモノは他に類がないらしい。
そう考えると凄いですよね。 (笑)

投稿: 牛丼仮面 | 2005/09/16 12:13

一眼レフデジカメの大容量メディアとしても今はコンパクトフラッシュが一般的になってきてます。1Gで1万前後(名古屋価格だと1万7000)
一方元祖大容量メモリのマイクロドライブはと言えば、8Gの製品が発表された所。
値段的には容量辺り半額になるけど、耐衝撃性と速度と消費電力が弱点。今回のモデルは耐衝撃性と消費電力は大幅に改善されたらしいけど、それでもカメラ屋でマイクロドライブを勧める店ってもう殆ど無いんじゃないかな。
貧乏性な私としては使ってみたいんだけど、取り扱いの無い店ばっかり。

かつて大量購入によって値段がマイクロドライブ単体よりも下がってしまったiPod mini(仮名)をバラして取り出したマイクロドライブをカメラに使うのが流行ったというけど、今回のiPod nanoはマイクロドライブを見限ってフラッシュメモリに移行してしまったわけで。
・・・・iPod nanoを分解して取り出したフラッシュメモリを使えば値段下がるかもよ?>歩く人

投稿: 森野人 | 2005/09/16 15:21

牛丼仮面 さま

 今日、オープンした手の秋葉原のヨドバシカメラで見ていたら、400GのHDDを4本束にした1.6TBの機種が10万円前後でした。1985年〜2005年の20年間に、容量20MB〜1.6TB 値段20万〜10万ですから、ちょうど8万倍ですね。10年で1万倍なのに20年でもたった8万倍にしかならないのは、頭の10年というか、最初の50倍というか、その辺りが時間掛かったのでしょうね。

森野人 さま

 マイクロドライブ、夢の製品だと思ったんですが、やはり軽量化が進んでいても、スピンドル系・磁気系である事には変わりなく、回り物の無いシリコン系に取って代わられる瞬間が来るってことなんでしょうね。
 1981年頃に、FM-8から廉価機FM-7へと主力が移った瞬間に、シリコン系のバブルメモリが、スピンドル系・磁気系のフロッピーに主外部記憶装置の座をむしり取られて幾星霜。遂に時代の波が揺り返しを起こした瞬間なのでしょうかね。長生きはしてみるモノです。

 ちなみに、神北の夢想する、デジカメのあと何年後かの姿は、10〜20GBクラスのシリコンストレージと、BlueToothや携帯電話相当品等の情報搬出機構を備え、充分に撮り溜めも出来るし、ネット接続状況が整えば、自動的にデータを母艦パソコンに転送して、不慮の事故やメモリフルに対抗出来る製品です。家に帰り着いた時には、既に母艦パソコンの方で、もっと賢くなったiPhotoみたいなツールが自動整理してくれていたら、割と便利かなと思います。

投稿: 神北恵太 | 2005/09/17 03:50

ラトックのケース、メーカーサイトで見ると結構な値段するからパスと思ってたんだけど、実売価格は随分安いね。
今度買ってくる予定。

投稿: 森野人 | 2005/09/23 20:47

森野人 さま

 ラトック(以外もやっているんだろうけど、とりあえず、神北はラトックばかり)のリムーバブルケースは、便利です。が、実用を考えるなら、二連の奴が良いかもしれません。理由は、フロッピーが1つしか付いていないのと、2つ付いていたのでは、ディスク間のコピーの手間がダンチだったことと全く同じ。

投稿: 神北恵太 | 2005/09/23 22:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29746/5966760

この記事へのトラックバック一覧です: サヨナラと云う日は近いぞ:

« 博物館入りだぞ | トップページ | 展示会にお邪魔したぞ »