巨大だぞ
巨大生物という言葉を聞くとワクワクする。空想の怪獣ももちろん好きだが、実在した恐竜とか、巨大哺乳類・巨大魚類とかの話についつい燃える。SFファンには、そういう人が多いような気がする。
そんな皆様に、南米からの朗報。
Exciteニュースの世界ビックリニュースに、2005年9月4日、『アマゾンの密林で体長14メートルの巨大ワニの化石が発見される』という記事が掲載された。
ペルーの探検家が、アマゾンのジャングル奥地で体長14メートルの「巨大ワニ(クロコダイル)」の化石を発見した。世界最大の熱帯雨林地帯であるこの地域はかつて大きな内海だった、という説を後押しする有力な発見となった。
探検隊はフランスのツールーズ大学、アパレル会社のドゥヴァンレイから資金提供を受け、12人の科学者が参加した。彼らはペルー北部のアマゾン盆地の地中で巨大ワニのものとみられる「あご」、「歯」の化石を発見した。
全長14メートル、体重9トン、頭部高1.3メートル。かつて、アマゾンが内海だった時代の証拠ということだが、14メートルはデカい。アマゾン海が隆起して陸地になったのは、1500万年ほど前のことだそうだから、それ以前の化石と云うことなのだろう。
熱川バナナワニ園のワニの概説の
ページによると、恐竜を餌にしていたと云われる白亜紀のワニ、フォボカスは、頭骨が1.8メートルあり、全長14メートルと想定されるらしいが、現在のワ
ニは6メートルから、稀に9メートル程度ということで、1500万年以上前のものとしても、14メートルというのは、本当に大きいらしい。
こんなのが、淡水混じりの浅い内海だったアマゾンを泳ぎ渡り、この温暖な海の生物界の帝王として君臨していたのかと思うと、嬉しくなって来るではないか。
この14メートルというサイズを実感しようとして、いろんな長さを当てはめてみた。
都電荒川線の6000軽車両が12.3メートルで、大型ハイデッカーの観光バスが12メートル足らずだから、こういうものよりさらに一回り長いぐらい。
普通の市バス・都バスあたりが8.3〜9メートルぐらいだから、こいつは現在のワニの巨大な奴ぐらいということか。
戦闘機のF-16が全長15メートルだから、それよりはちょっと小さいぐらい。
うーむ。巨大。……まあ、9メートルの現生種だって、随分大きいけど……。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
たぶんこいつは、スーパークロコの仲間ですね。
http://www.supercroc.com/
ここ行くとPDFでパンフレットもらえます。
ちっと前に40フィートの全身骨格を組み立てて、造形家の人に復元モデル作ってもらうというプロジェクトをナショナルジオグラフィックチャンネルで見ました。
なにやら恐竜とかを捕食してたそうで。海の生物界の帝王っつーよりは、陸の王者っすよこいつ。
投稿: 大外郎 | 2005/09/06 07:42