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2005/09/14

昔々だぞ

 友人のMadくんの日記で知った話。

 ハワイ島マウナケア山の頂上にある、日本国立天文台ハワイ観測所の8.2メートル光学赤外線望遠鏡すばるが、深宇宙で、人類観測史上最遠の巨大爆発を捉えたそうだ。
 詳細は、『すばる望遠鏡、宇宙最遠の巨大爆発をとらえる』というページに載っているが、かいつまんで説明すると、以下のようになる。

  • 「すばるガンマ線バーストチーム」は、宇宙の一点から数秒〜数十秒の間だけガンマ線・X線がやってくるガンマ線バースト現象を研究している。
  • 現在この現象は、太陽の数十倍以上の質量をもつ巨星が圧壊してブラックホールになる寸前に放出される光速に近いジェットが、たまたま地球方向を向いていた時に観測できると考えられている。
  • 2005年9月4日のガンマ線バーストは、爆発そのものは約500秒で消えたが、その後も次第に弱くなる残光が各国の望遠鏡で観測された。
  • 研究チームは、2005年9月6日(日本時間では9月7日)に、すばる望遠鏡によるこの残光の観測を行い、微光天体撮像分光装置(FOCAS)を用い、4時間の露光によって可視光から近赤外線領域にわたる高品質のスペクトルを得て、ドップラー効果を勘案して、正確な距離を算出した。
  • 今回観測されたデータでは、水素とケイ素によって吸収されている部分の波長の伸びから、ガンマ線バースト源が遠ざかる速度を算出、宇宙膨脹の関係から、発生源までの距離が128億光年であると判った。
  • デンマークのグループ が南米チリの大望遠鏡で2000年に打ち立てた123億光年とあまり違わないように見えるが、宇 宙の始まり(ビッグバン)からの時間でみると、以前の最遠記録では14億年後、 今回のは僅か 9 億年後となり、だいぶ古い時代の事を調べられた。

 つまり、平たく言えば、知りうる限り最も古いブラックホールが誕生した瞬間を測定した。今から128億年前、宇宙開闢からわずか9億年後のことだ。ということである。これまでの記録、宇宙開闢から14億年目の爆発の観測記録を2/3の9億年目に短縮したのは、科学的に大きな進歩らしい。

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