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2005/10/01

目移りするぞ

 目移り。……している。

 現在使っているカメラは、1年半ほど前に購入したCanonPowerShot S1 ISなのだが、さすがに、10倍光学ズームと光学式手ぶれ補正機能、フルオート撮影の安定感は今も抜群なのだが、そろそろ320メガピクセルの解像度とスイッチオンから撮影可能になるまでの立ち上げ時間に不満が出て来た。

 じゃ、どうするか? 買うしか無いわけだが、後継機を何にするか? いろいろと悩んでいるわけだ。

 まず、一番簡単な後継機候補がCanonPowerShot S2 IS。素直にシリーズ後継機である。ズームは更に進んだ12倍。画素数は、現在の基準で行くとやや少なめだが、A4フル画像を充分に押さえられる500万画素。メディアがSDカードに移行したのがちょっとビックリだが、操作性等も基本的に現用機のS1 ISを踏襲しつつチューニングを掛けたユーザ・インターフェイスであり、手に馴染みそうだ。

 続く候補が、やはりCanonのEOS kiss Digital N。かつての銀塩フィルム時代のEOSの入門用廉価機EOS Kissが、EOS Digital時代に蘇った。10万円級デジタル一眼レフでは、高性能を誇る逸品。この夏、SF大会のシール企画で、安達君の持っていた本機を借りたが、オートで使う分には、ユーザ・インターフェイスも、ほぼ現用機S1 ISに準じており、自分にとって、非常に楽な移行で済み、使い良さそうという感じがした。
 ただ、やはり、10万円クラスは高価だ。望遠とワイドを両立させようとすると、レンズ2本は必須となる。まあ、それが一眼レフの面白みなのだから当然なのだが、それを考えると、レンズ二本付いて最低で11万円台、多くは13万円台というトコロが相場のようだ。しかも、バッテリーグリップを付けておかないと、フィールドでの実用には向かないよと教えられた。コイツが定価で1万6千円。
 んー。ちょっと大変かも知れない。増設電池とレンズを二本持って、埃に気を使いながらレンズを交換して、さらに長期行には充電器も押さえて……と考えると、ちょっち希望が遠のく。

 しかし、今日、浦和駅前のさくらやでいろいろ触ってみて、FUJIFILMFinePix S9000というカメラにグラリと心が動いた。
 もちろん、フジフィルムがいうトコロのネオ一眼(広角から望遠、そしてワイドまで、一本でこなすレンズを持つ、レンズ交換不要、逆に云うとレンズ交換不可能な、一眼レフに限りなく近いカメラ)という、あやしげな造語にコロリと騙されたわけではないのだが、フィールドでレンズ交換の要が無いことが、自分にとって一番好ましいことは事実。なんてっても楽だし。また、スイッチオンの立ち上がりも早そう。現用機とほぼ同じズーム率を持ち、しかも、主にカタログスペックなので、以後調査が必要だが、かなり明るい映像が押さえられそうである。しかも、900万画素。撮れる得の最大ドット数はEOS Kiss Digital Nより広い。
 逆に、現用機より落ちるのは、光学式手ぶれ補正機能がないということ。これに対抗するためFUJIFILMがとった手が、明るく高精細な優秀なCCDを用いてシャッタスピードを上げるという方向。
 もちろん、どちらが、本当に良いのかというのは、いろいろ使い較べてみないと判らないのだが…。
 で、絶対的に有利なのは、量販店店頭7万、通販サイトだと6万円台という価格。うまくすると、思い描いていたEOS Kiss Digital Nの約半額チョイで済む。

 別に、カメラのレンズを取り替えたりすることが楽しいわけじゃないから、「ネオ一眼」でいいのか。それとも、やはり、拡張性を求めて「一眼」にすべきか。いろいろと悩んでいる。

 むー。

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コメント

この前の選挙に入る前にフィルムカメラのペンタックス(MZ-3)をデジカメにするべぇか?と散々考えたのだけど、結局フィルムスキャナの EPSON F-3200 になってしまった。

選挙の写真というのは、手元に残さないで被写体である候補者の事務所などに渡してしまうわけで、それならフィルム+CD-Rが一番手軽だろうという判断だったわけ。

もちろんデジカメからCD-Rという選択はあるのだけど、記録保存性という意味ではフィルムの方が全然優秀だし、フィルムならどうにでもなるという面は無責任に渡すという観点ではかなり重要な条件だろうということですね。

それにしても、カメラの方が持たないんだよね。
すでに一台MZ-3を潰してボディーだけの中古を買ってきたのだがななにしろ酷使になるので、どうもMZ-3では無理らしい。

じゃあ耐久力保証のニコンのF6にするのか?となると、レンズから揃えることになるから・・・・・。
どうしたものだろうか?
FM3Aかねぇ?

投稿: 酔うぞ | 2005/10/01 22:10

酔うぞ さま

 銀塩もざんざん使って来たわけで、別に嫌いなわけじゃないんですがネェ。ついつい、150枚とかをフィルムチェンジ無しに撮れることや、Macには便利なiPhotoのようなツールが転がっていること等、いろいろあって、もう、銀塩には戻れない身体になっております。
 基本的にオイラにとっては「撮ること」が問題ではなく、「撮ったモノ」を自分のフィールドであるMacの中で、いかに楽に扱うかの方が問題なんでしょうな。
 逆に云うと、他人を考えないのなら、デジタルは快適です。で、今まではメモリ媒体がまだ高価だったせいもあり、1600×1200程度の解像度でしたので、大伸ばしにはキツかったのですが、最近は3200×2400クラスでも50枚以上入る1GBのコンパクトフラッシュメモリも随分安価になって来ました。
 こういう使い方をしていると、既に、フィルムというものは、レガシーメディアに見えてしまいます。
 もちろん、レガシーメディア故の安定感・共通仕様としてのフィルムの持つどーとでもなる・テントでも出来る強みもあるわけですが…。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/01 23:53

手ぶれ補正が欲しくて、レンズ交換したくなくて、さほどお金かけたくないならαスイートデジタルにタムロンの18-200(35mm換算で27-300)の組み合わせで12万ちょいかな。
ファインダーもこのクラスでは見やすい方だし。

私はα7D。重いです。でかいです。電池持ちません。
でもファインダーは最高。よって至高のMFデジカメです、はい。


まあ、ぶっちゃけデジタル一眼はキャノンの一人勝ちみたいな雰囲気だからねえ。
KissDNで間違いは無いっしょ。

でも緑写すならフジ。誰がなんと言おうとフジ。
緑しか写せんのかという突っ込みは無しで。

と、あえて宗教ネタにコメントしてみました(笑)

投稿: 森野人 | 2005/10/02 02:55

いや実は(またかと言ってるでしょ)

デジカメのソフトウェアを引き受けている会社を知っているのだが、そこで聞いた話。

「シャッターは銀塩のままなんだけど、カメラで寿命が最初に来るのがシャッターメカニズムなんだよね。
デジカメでもシャッター機構は同じ物を使っているだけど、撮影枚数が桁違いだからシャッター寿命問題はデジカメで深刻なんだけど、どうしよう?」

なんですって。
つまり一眼デジカメに二の足を踏むのはここらヘンにもワケがあるのよ。

じゃあわたしがカメラに要求するのは何か?となると、プロ仕様というか整備しつつ使うってことになるのかいな・・・・。
それじゃプロじゃんかよ・・・・・。と

投稿: 酔うぞ | 2005/10/02 08:28

森野人 さま

 20年ぐらい前まではよく、緑を写すなら富士、人肌ならサクラ、黄色や夜景が綺麗なのはコダック…みたいなことを云う人が居ましたが、フィルムの発色特製って、やはりCCDにも引継がれているんですかねぇ。(^_^;)
 まー。キャノンに揃えておくかという気もあるんですが、今のキャノンって、偽一眼というかいわゆる富士フイルム用語のネオ一眼、早い話が高機能コンパクトカメラ、この分野が、一眼の優位に引かれて手薄なんですよね。
 今、800万画素級のPowerShot S3 ISが出ていたら、迷わずチョイスなんですけどネェ。

酔うぞ 様

 我々がカメラを持ち始めた時代は、常に最高品質を求めるカメラマンでもない限り、カメラは一度買ったら10年は使えるものでした。しかし、むかしの銀塩フィルムカメラは、ASA100のフィルムをASA400高精細フィルムに変える等、技術の進歩をフィルム装填一つで実装出来ました。が、今のところ、技術の進歩に合わせてCCD受光部やメモリ機構を取り替えたりしてゆけるデジタル一眼システムは(少なくとも30万円以下には)ありません。といういことは、大事にすれば10年以上使えた昔のカメラとは異なり、現行のデジカメの寿命は、長くて3年、短いと1年半程度だと思われます。これは、デジタル一眼レフに於いても、そう変わらないでしょう。今、10メガビクセル前後が主流のこのCCDが、30メガピクセル級のより高精細・より高機能(微光感応とか)になった、(今ではまだ)夢のような高機能製品が、数年後の市場には溢れているものと思われます。また、記録媒体も、旧いカメラでは対応していない大容量媒体を安く使えるようになっている筈です。
 この進歩の過渡期(下手をすると、我々の寿命より過渡期の方が長いかもしれませんが)が終わるまで、こういった傾向は続くでしょう。
 そう考えると、機構が壊れることが心配になるよりよっぽど先に、機能レベルでの買い替え期が来るような気がしてなりません。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/02 11:48

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