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2005/10/02

図書館もいろいろだぞ

 北九州市のベッドタウンの一つに、遠賀町という町がある。
 ある、近隣市町村在住のSFファンの女性が、遠賀町立図書館というところへ電話したそうだ。
 「10月23日の午後、SF作家の野田昌宏さんの講演会があるそうですが……」と、参加するにはどうしたら良いか訊いたらしい。いや、訊こうとしたらしい。

 しかし、この遠賀町の図書館の職員の対応は、とんでもないモノだったそうだ……。

 先日も、『展示会にお邪魔したぞ』というタイトルで、二宮町立図書館の創立30周年記念行事の一環として開会された、展示企画「地域資料展示小隅黎(柴野拓美)氏と『宇宙塵』~日本SFの軌跡~」「『宇宙塵』の軌跡~日本SFと柴野拓美氏~」という牧眞司さんの講演会のことを報じたばかりだ。昨今、図書館に於ける文学講演会というものは、わりと盛んらしい。
 二宮町の図書館は、職員の皆さんが非常にフレンドリーで、関東各地を中心に、東海地方等からも、広く大勢のSFファンが詰めかけたのを、非常に暖かく歓待して頂いた。

 さて、電話をかけて質問をした九州の女性の話である。彼女は、

「町外の人がどうして知っているんです?」

「誰から訊いたんですか?」

…と逆に問いただされたらしい。闇雲な詰問に彼女はワケも判らずに、すくみあがったようた。可哀想な話ではないか。

 ちなみに、この講演会の情報は、現在発売中の『SFマガジン(早川書房刊)11月号』(9月下旬に発売になったもの)の181ページ、「エトセトラ」のコーナーに、「遠賀町立図書館 読書週間特別企画講演のお知らせ」として載っている。

 しかし、まさかこの遠賀町立図書館とか、遠賀町役場とかが、そんなバカなことを言い出す職員ばかりとは到底思えない。その彼女は偶然にも、「町の予算で行なう企画に、町外の者が一人でも参加するようなことは、金輪際許さんぞ〜っ!」なーんて頭の悪いコト真剣に考えているような、視野の狭いガンコジジイにでもブチ当たったのであろうか…。
 なんだか、図書館というものを、地域の文化センターとして捉えられず、「町立」の二文字のみで捉えているような、勘違いオヤジの臭いがプンプンする。こういうのは、旧ソ連軍の政治将校とか、太平洋戦争中の特高警察と同じで、まともに働く人の邪魔をし、足を引っ張ることが仕事みたいな奴だから、もしそうだとしたら他の職員は堪らないだろうなぁ。

 だいたい、町の施設が、町外からの電話を逆に詰問して脅かし、悪印象を与えていてどうする?

 この野田さんの講演会、町外からの参加が全面禁止になるのかどうかはよく判らない。が、どうなることやら、チョイと生暖かく見守っていたいモノだ。

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コメント

これ 北九州の方の知人に教えようと思っていたのですが
この対応が本当ならちょっとなあ

町にでもメールで聞いてみたい気がする(^^;

投稿: 大外郎 | 2005/10/02 03:53

二ノ宮のイベントのときにも、電話で問い合わせをしたとき、同じ質問をされました。
「どなたにお聞きになりましたか?」
「どちらから、いらっしゃいますか?」
質問内容は同じでも、言い方でずいぶんニュアンスが変わるなぁ。二ノ宮のほうは、不快感は無かったです。図書館の職員を含めて、地方公務員って90%ぐらいがサービス業というべき窓口など接客中心の業務に従事している。だけど、役人体質なんだよねぇ...どんなにクレームが入っても、トラブルを起こしても、民間と違って首にならないからね。
全員が悪いわけじゃないんだけど、対応悪いのが目立っちゃうんだよね。いま、民間と同程度のハードルを設けて、公務員をふるいにかけたら、ほとんど首にしなきゃならなくなるじゃないですか、って話もありました。

投稿: R-A-Y(^o^) | 2005/10/02 05:58

こういうところの意識レベルの違いはあっちこっちに出てきます。

高等学校で話を聞くと数年前の話とのことですが学校の先生で携帯電話でインターネットアクセスというかデータのダウンロードが出来ることを知らなかったそうです。
つまり電話だから話をするだけの機能だと思い込んでいた。
ところが、今でも子供の携帯電話トラブルの多くが「バケ死に」なんだそうで、わたしが聞いた例では35万円だそうです(どうやって使ったんだろ?)


今、裁判にいくつか関わっているのですが、応援をネットワーク上でやるとリスクがあるわけですよ。
実際にリンクしただけで名誉毀損で訴えられてしまった人も居るし。
だから、リスクも含めてそこらを計算して動かないといけないのだけど、そういう社会的な反響までは考えないで「応援します!!」みたいな方も居て、「そりゃちょっと危ないです。なぜなら・・・」と説明することになる。


身近にデイケアセンターなどを運営している福祉法人があるのだが、徘徊者を保護する仕組みを作りたいと言ってきた。
そりゃ結構なことだが「酔うぞさんが徘徊してます」とか放送されたくはないわけで(いつものことだ、突っ込まれるしぃ)そこに登場「個人情報保護法」であります。
途端に、ワケが分からなくなる。

というわけで、個人が持っているパワーは激増しているのだが、それが社会とどう掛かるのか?という超根本的な問題について放置しているのが現状だと思う。

「どこで聞きました?」じゃなくて「あ、そんなに広がっていますか♪」とならないといけないのよね。

投稿: 酔うぞ | 2005/10/02 08:39

大外郎 さま

 なんだか、他の何よりもファンやファン活動を大事にして来た、野田さんのこれまでの作家活動に水をさすような話ですよね。
 全くもって残念。

R-A-Y さま

 そう、口の聞き方一つで随分変わったのだろうと思います。
 少なくとも、この事件で、誰の目にもあきらかに判ることは、対応に出た人は「野田昌宏さんのことが好きではない」ということですよね。失礼な話です。
 ちなみに、「公務員試験の制度を大幅に変更し、多量の民間からの中途採用を可能にした上で、こういう民間基準級の選別をして、公共の害になる無能公務員の首を端から切るべし」というのが、十年来の私の持論です。

酔うぞ さま

 今の日本、大多数の教師と医者は、大学を出た瞬間のまま一生を過ごしますから、その後の社会や技術の進化にはなかなか付いて行けないものですよね。
 この三年一昔の技術革新の中で、公務員の中にも、そういう人種は少なからず混じっているのでしょう。
 こういう人達は、ネット時代には全く対応出来ねーんだろうなぁ。地方税でそれを養っている遠賀町民も可哀想に…。
 いや、たぶん、地方交付金を通じて我々の血税もコイツの為に使われているのか。
 うー、厭だ厭だ。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/02 12:57

横柄さんに出会っちゃったその方、本当にかわいそう。いるんですよね、庁舎内に必ず何人か。ソレが窓口業務のある課に異動すると、同僚に多大な迷惑が・・・(^^;

ただ、もしかするとそこの職員はあまりの問い合わせの多さにその時点ですでに茫然、あるいは恐々としていたのかも知れません。

規模からいって、遠方よりの来客はなかったため、今まで来場制限なんて思いもしなかった、とか。よく起きるんですよね。

もっとも「どんな事態も笑顔で、ただし出来ないことはハッキリNO!」が応対の大原則ですから。そこの職員、要研修!

投稿: うえさま | 2005/10/02 22:24

うえさま さま

 野田大元帥の講演会、しかも場所が故郷の九州となれば、たしかに大盛況で、どうしたものか職員が頭を抱える可能性も捨てきれませんねぇ。
 しかし、つい先日、極めてスムーズでフレンドリーな運営をして居られた二宮町立図書館の行事があったばかりです。日本中のSFファンの目は厳しいでしょうね。
 

投稿: 神北恵太 | 2005/10/02 23:12

遠賀町立図書館のページに情報が載りましたね。
図書館のカウンターで整理券を配布、1人2枚まで先着60名。

まあ、そういうもんでしょうね。10/1の整理券配布開始の情報が登録されるのが10/2というのが何とも(笑)

投稿: 加藤隆史 | 2005/10/02 23:38

加藤隆史 さま

 電話受付とか無しで、「図書館カウンターまで来い」ですか。特に聴講資格が町内在住とか書いてないから、事前に一度来れる人なら誰でも良しってことにはなったのかな?
 それにしても、町の人でも社会人ならなかなか大変だろうに。「宇宙人や怪獣の絵を見に来るのは、小学生の子供しか居るめぇ」とでも思ったかな。
 二宮図書館が電話でも受け付けて、親切に対応していたのと、見事に対照的ですなぁ。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/03 00:01

同じ遠賀郡でも、むかしSF大会の事務所を置いていた芦屋町は、ほとんどが町外どころか県外からも多数というスタッフ会議に町の施設を快く使わせてくれており、東京や大阪と違って九州というのはなんておおらかなんだと感心していたのでちょっと驚きです。

投稿: 池田武 | 2005/10/03 11:39

池田様

 まあ、対応した人とか、タイミングとか、いろいろあったんでしょう。でもこれが普通の会社の電話対応だったら、会社のイメージダウンは免れません。
 こういうことをしても平然と暮らして行けるのですから、そりゃみんな公務員になりたがる訳ですね。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/03 11:52

 意外に知られていないことなのですが、現在、公共図書館の、館外貸し出しを含む利用枠は大幅に緩和の傾向にあり、在住者、在勤・在学者にとどまらず、周辺地域の住民、在勤・在学者、さらには、住所が確認できる書類があれば、いっさい、制限を問わないところも増えています。
 具体的には、IDの提示のみによって、利用の範囲の制限のない貸し出しカードが発行されます。
 改めて確認していませんが、東京都内の場合には、6割か7割以上の区や市、町で、利用枠のオープン化がなされています。
 制限のある少数の区や市、町の図書館の場合でさえ、たしかすべてにおいて、隣接する協力地区の在住、在勤・在学者の利用はOKだったはずです。

 実際、ぼくの手元には、総計8つの東京都内区立図書館の利用カードがあります。
 すべて、正当に交付されたものばかりです。

 現在では、このように、公共図書館の利用は、ほぼ全面的に、それを利用しうるすべての人々への開放という方向に向かいつつあります。

 外国人についても、居住地が確認されればOK。
 旅行者は? 実は日本の場合の扱いについては知らないのですが、外国では、少なくともアメリカとかロシアでは、滞在先が証明されれば、場合によっては貸し出しさえもOKの場合さえあったと記憶しています。

 ましてや、書籍などの資料の貸し出し以前の、施設の利用、図書館主催のイベントへの参加については、公共図書館の理念として、在住者、在勤・在学者であるかどうかによって制限し、差別することは許されないはずです。
 もっとも、イベントの場合などで、参加可能な人数に上限がある場合に、在住者、在勤・在学者を優先するのは当然のことでしょうし、講習会などの場合にも、継続参加が可能かどうかが問われることでしょう。
 また、図書館施設の利用一般についても、近年では、まず、
 受験生によるテーブルの占領が問題となり、学生への利用制限が実施されているところもあります。
 また、
 ホームレスのいつづけにも、各公共図書館は苦慮しており、「異臭によるほかの利用者への迷惑」などを理由に、追い出しにかかってたりしますが、本来の公共図書館の理念からはかなりに逸脱するところでしょう。

 ここで問題となった遠賀町立図書館の場合は、そのホームページの利用案内に、

>・町内に在住・在勤・在学の方ならどなたでも利用できます。
>・平成14年4月から広域利用ができるようになりました。
> 対象地区は下記の通りです。
>  北九州市
>  中遠地区  中間市・芦屋町・水巻町・岡垣町
>  直鞍地区  直方市・小竹町・鞍手町・宮田町・若宮町
>  京都地区  行橋市・犀川町・勝山町・豊津町
>  築城地区  豊前市・築城町・椎田町・吉富町・新吉富村・太平村
>  ※広域利用者の方は図書・雑誌あわせて10冊までの貸出となります。

 とあり、北九州市とその周辺のきわめて広い範囲に住んでいるか、働いている、学んでいるひとびとに、貸し出しを含む利用が、ほぼ全面的に公開されています。
 案内のなかの文言によれば、隣接地域住民への貸し出しは、図書・雑誌10冊までに限り、AV資料の貸し出しはおこなわないとありますが、ヴィデオテープやCD資料は、破損しやすいこともあり、こうした制限はどこでもおこなわれていることです。
 また、図書雑誌資料の貸し出し数については、在住、在勤・在学者との間での別はいっさいされていません。
 さらに、貸し出しサービスが開放されている周辺地域も、地図で見る限りでは、県内の区域の別や郡の別をこえて、かなり広い範囲にわたり、現地の地理にうとい人間がざっと目測した限りでも、全県の1/4から1/3におよぶのではないかと思われます。
 そのように広域のひとびとに、貸し出しカードまで無条件に発行している図書館が、本来、カード登録者のみならず、広く一般にオープンにされているはずのイベントへの参加についての問い合わせに、

「町外の人がどうして知っているんです?」
「誰から訊いたんですか?」

 などと問いただすことは、あってはならないことであるはずです。

 ましてや、問題のイベントは、

 遠賀町立図書館の、
 「今月の行事案内」ページ
 にも、
>No   件      名 登録日
>2 読書週間特別企画講演 05/10/02

 と案内がおかれ、ほかならぬ、同じページには、

>遠賀町立図書館はみんなの図書館です。みなさんのご利用をお待ちしています。
>■ わからないことはなんでも、お気軽におたずねください。

 と明記されているのです。
 つまりは、ネットを閲覧できて、日本語が解読できる全世界の人間に、イベント開催の情報は公開され、「みなさんのご利用をお待ちしています」と記されているのです。

 ちなみに、遠賀町役場・遠賀町立図書館のホームページは日本語サービスのみだが、福岡県庁、北九州市役所のそれは、いずれも、日本語に加え、英語、中国語、韓国語のページが提供されています。

 ここでいう「みなさん」には遠賀町以外の人間は含まれないなぞという詭弁はなりたちません。
 遠賀町立図書館の利用は、九州の隣接地域の在住、在勤・在学者には、AV資料の貸し出しをのぞき、ほぼ全面的に開放されているのですから。

 「町外の人がどうして知っているんです?」って?
 それは、その遠賀町立図書館が、みずからのイベントの広報のためにはらった努力に対する、天に唾するにも似た侮辱でしょう。
 しかも、そういった言い方は、町外の人間で、しかも、町立図書館のほぼ全面的な利用の権利を持っている人間に対する、いかなる意味においても不当な排除であり、差別です。
 また、まんがいち、諸般の事情により、当該のイベントに町民、在勤・在学者、隣接地域住民、隣接地域在勤・在住者を、こうした順番で区別せざるをえないとしても、
 その場合にはまず、問題のイベントへの参加に制限があることを、全世界に公開されたホームーページにて告知しなければなりません。
 さらに、問い合わせの上ではじめて、イベント参加への制限について通知する場合にも、当然ながら、こうした優先枠のどのような順位にあるかを、窓口において最初に確認すべきです。
 実際、町立図書館のこのイベントの案内には、参加にある種の制限があることが明記されています。

>お知らせ内容
> 読書週間特別企画講演
>  演題 : 宇宙を空想してきた人々
>        映像が語る、SFに込められた人間の抱く夢の系譜
>  講師 :野田 昌宏
>  時間 :10月23日 (日)
>      13:00 ~15:00
>  開場 :遠賀町立図書館 多目的室
>  整理券:10月1日(土) 先着60名
>      図書館のカウンターにて配布
>      お一人 2枚まで

 ここに記されている案内からは、10月1日に整理券をカウンターで受け取れない人間は講演を聴くことができないとも解釈できますが、ならば、まず担当窓口では、そう告げるべきです。
 しかも、実際には、10月1日(あるいはそれ以後の開催日以前)に整理券を受け取らなかったものも参加できたのですよね?
 この整理券は会場のキャパによるものと解釈すべきであり、あらかじめ整理券を確保できないものは電話などで問い合わせ、参加できるかどうかを確認すべしということだと解釈すべきでしょう。
 しかも、この文章を見る限りでは、優先順はあくまでも、申し込みの順番(先着)であり、町民でなきゃりゃ駄目だよとはどこにもひとことも書いてありません。

 ぼくが思うに、電話窓口の担当者は、以下のように応答するべきだったのです。

「失礼ですが、どちらにお住まいでしょうか?」
「実は、当イベントは会場の都合から、参加人数に制限があり、先着の申し込み順ということになっております」
「申し込みについては、窓口で整理券を受けとった上でということになっているのですが、そちらさまのお住まいによっては、ご不便かと思い、お聞きしたしだいです」
「あっ、太平村のおかたでしたら、すでに利用者カードはお持ちでしょうか? お持ちでしたら、お名前と利用者番号だけで、申し込みされたこと登録させていただきます。
「ええ、ご存知かどうか、当町立図書館は、県内では、北九州市、中遠地区、直鞍地区、京都地区、築城地区にお住まいだったり、お勤め、通学されている方にも利用カードを発行しております。
 お持ちでないのでしたら、電話番号やメール・アドレスなど、こちらからのご連絡先とお名前をお願いいたします」
「あっ、福岡市(あるいは県外)の方ですか。ホームページなど案内には記しておらず心苦しいのですが、参加人数の枠いっぱいに申し込みがあった場合には、常ひごろご利用いただいている町内、ならびに隣接地域のかたがたを優先させていただきますので、お断りいただく場合もあります。イベントのX日前には連絡させていただきますので、そちらの電話番号かメール・アドレス、それにお名前、参加人数をお教えいただけますでしょうか? ただし、この確認は、あくまでも申し込みを受け付けたということで、確定までお待ちいただくことになります」
「なお、参加申し込みは、お一人の申し込みに同行者がもう一人までということになっております。ほかにご参加の予定の方は、別途、申し込んでいただきます」
「ご連絡がメールの場合には、イベントの詳しい内容とともに、遠賀町ならびに遠賀町立図書館へのご来場の道順の案内もそえさせていただきます。インターネットがご利用になれる場合には、遠賀町ならびに遠賀町立図書館のホームページで、すべてご確認いただけます。残念ながら、どちらのホームページも、携帯電話での閲覧はできませんので、お出かけの前に確認いただくようお願いいたします」
「最後に、遠賀町の内外からもたいへんに反響の多いイベントでございます。当日にも参加したいという町内、隣接地域のかたもいらっしゃるかと思いますので、キャンセルの場合には、なるべく早く、電話、メールなどでお知らせいただくと助かります」

 んなとこかなあ?

 で、かんじんのイベントは定員オーバーになったりしそうなんでしょうか?
 なってなけりゃ、電話窓口の人間の対応は、いかなる意味においても言語道断ってことになりますね。

投稿: 永瀬唯 | 2005/10/05 08:50

永瀬唯 さま

 御発言の最後の2行が、遠賀町図書館の電話対応をした職員の、この行ないに眉をひそめる全ての人々の一番の関心事項だと思います。

 受け答えから読めるだけでも、電話で応えた人は講演会の発案者・推進者とは別の人と思われます。図書館内の人間関係で、二者間に対立があるのかどうかは憶測の域を出ません。が、あえて憶測を書くならば、「対抗派閥の企画なんぞ、潰れっちまやぁいいんだ」という、どす黒い悪意が感じられます。なんだか厭ですね。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/05 09:37

なんだか(無能)公務員叩きぽくなっていますな、公務員の方の反論も聞きたいところですが。公務員であろうと無かろうと代表として受付する以上、まともな対応していないところが問題なわけです。職場の事情がどうであろうが個人的な感情がどうであろうが「お客様」には関係ないのです。受付は初めてお客様が接する「会社の代表者」であり、その第一印象で会社自体が見られてしまうと言うことがわかっていないのです。そのヒトが立場上、上から何も言われないのかも知れないのですが、普通、民間企業であれば説教と再教育、もしくは担当を外すでしょう。替わりがある会社であれば取引停止にもなるでしょう。よく「公務員だって大変なんだ、首にだってなるんだ」と言う意見も聞きますが、(そういう発言する方はまともに働いていらっしゃるんでしょうが)民間ほどではありませんし、所詮は親方日の丸60年ですから甘え体質が簡単になくなるとも思えませんがね。(やっぱり公務員叩きになっちゃった)

投稿: 名古屋是清 | 2005/10/07 09:00

時々思うけど、ココで意見を言ったり文句を言う人はいても先方に直接文句言う(言った)人はいないのでしょうか。「多分、見ているだろう」で書いているのかな。相手に言わなければ、ただの「欠席裁判」か「悪口いっているだけ」になりません?

投稿: 名古屋是清 | 2005/10/07 09:10

名古屋是清 さま

 私は、直接、相手に伝えたいなどとは、特に考えておりません。
 ネットは繋がっているものだから、気がつくのなら気がつく。それで伝わって行く可能性は有ります。だから、いつか私が話題にした相手がこのブログの書き込みを読まれることはあるかもしれません。ですから、文面に登場した方ご自身が私の文面に対し、問題の指摘・反論などを行なわれるのであれば、それを真摯に受ける覚悟はして居ります。
 無論、決して、書き逃げの如く黙って書き込み自身を消して、その後は知らん顔などと言う恥知らずなことはいたしません。
 当然のことですが、ネット上に発表されたことは、その瞬間から公共の場に出ているものです。原文を消しても無かった事にはなりません。原発言に対し、訂正コメントを付け、「以上のようなことが有り、こう書いたが、今では意見を変え、こうだと思っている」と発表したことの履歴・経緯を残しておくべきことです。
 無論、私も十数年ネットと共に暮らしてますから、その文章が、誹謗中傷・事実誤認で他者に迷惑が懸かる・他者に悪影響を及ぼす捏造・他者への無遠慮な嫌がらせ(セクハラなど)となる等々の理由で、現著者からの依頼や俎上にあげられた人からの希望で、どうしても消して欲しいと懇願された時に、社会的な影響を考えて消したことはあります。
 それは、原著作権を持つ文章の発表者としての責任であり、場をみなさんに提供している編集著作権を保つ者としての矜持です。
 が、わざわざこちらから直接相手に「あなたに訴えたい意見を書いたから見に来ててくれ。反論があるなら書いてくれ」と依頼する意志はありません。私の考えとしては、そこまでするのはお節介だと思います。

 名古屋是清さんが、そこに不満をお持ちであれば、名古屋是清さんご自身がブログや掲示板を立ち上げて、そういう場を作られるのが一番宜しいのではないでしょうか?
 ここの文面など、元となるネット上の書き込みを正しく引用し(出来ればリンクを張りトラックバックを打って貰いたいですが、これはネット人としての私の希望であり、強制できることではありません)、経緯などの前提を明らかにした上で、その場にお越しいただくように相手の方にメールすれば、そういう討議の場を作ることは可能でしょう。
 現状に何らかの問題点を感じ、危機感をお持ちなのであれば、自分で動かれるべきでしょう。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/07 13:37

遠賀町立図書館の現館長さんは確か、元九州のSFサークルの代表だった方で、地元でSF大会を開催したときにゲストで野田氏を呼んでいたり、長い付き合い。
この方自体はフレンドリーないい人ですよ。

投稿: イソヤン | 2005/10/07 16:25

イソヤン さま

 貴重な情報を有り難うございます。
 確かに、そういう方が中核に居られないと、ただ何となくでは、『野田さんを御呼びする』ことにはならないでしょうね。
 しかし、それが、こういう感覚の職員が電話対応に出たばっかりに、ケチがついてしまったのではたまらないですね。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/07 16:39

こういうのは伝言ゲームだから、
「どちらでお知りになられましたか?」とか言われたのを
「どこで知ったのかずいぶん聞かれたよ」と
報告すれば、ニュアンスも何もあったもんじゃないからなあ。

投稿: 参加希望者 | 2005/10/18 16:37

参加希望者 さま

 伝言ゲームでニュアンスが変わって行くのは、よくある事です。ですから、発信者は、自分の発信がどう取られるものか予測して、主語を入れなかったり、意味を間違われるような曖昧な表現になったりしないように心がける事。媒介者はなるべくニュースソースのニュアンスを壊さぬように伝える事。受信者はそうした歪みの可能性も考えて、額面通り受け取らず、自分でもウラを取ってみる事。この3つは、どんなコミニュケーションの場でも必須です。
 ましてや、その中に悪意を持つものが居れば尚更です。
 気をつけたいものですね。

投稿: 神北恵太 | 2005/10/19 10:08

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