盛況だったぞ
2006年2月11日は、第二土曜日なので駒八会。駒八秋葉原店に、今月は30人〜40人ほどSFファン仲間が集まった。
この日、ついに最終校正となった『銀河漂流バイファム エンターテインメント・アーカイヴ』(2月24日にDVD-BOXが発売される『銀河漂流バイファム 』の資料集……と思っていたら大間違い。TV版、OVA、後に作られた技篇の『——13』まで、全部纏めて、意外としっかりストーリーとかも紹介してあるし、現存する限りの着彩設定等も網羅してある。こりゃまた痒い所に手が届いて便利だね。)の校正確認のため、ライトノベル作家でもあり、有能な編集者でもあるの高嶋君と秋葉原で待ち合わせ。
事前の電話で高嶋君の到着が16時30分ぐらいになるという話だったので、女房と2人、15時ぐらいに到着して、しばらくMac館を覗く。フォントとグラフィックソフトを中心に見聞。そろそろ、次世代環境の整備っちゅうモノを考えて行かんとなぁ。
高嶋君と合流して、秋葉原ワシントンの喫茶室へ。最終校を拝見。担当したジェイナス号の3D図版を、なかなか綺麗に入れて貰えている。有難い。しばらくダベって17時過ぎに高嶋君も誘って駒八へ。既にスタッフ会明けのずんこん実行委員会の面々が集まっている。丸鍋大外郎くん等も来て、テーブルで乾杯。
しばらくして、2日前の木曜日から上京していた竹内紳介が登場。巽さん小谷さんご夫婦と一緒。巽ご夫妻と仲の良い田中光さんもいらして戴いた。今回は、小谷さんが、「竹内の話によく出て来る神北ってどんな奴だ? 見てみたい」ということで竹内紳介と一緒に来ていただいたのだが、顔を見るなり、「なぁんだ。知ってる人だ」。そらそうだ。狭いファンダム、名前は知らなくても結構互いに顔は知っているモノ。しかも、お互いの出没範囲から確認し合ってみると、あべりょうぞうさんや沖田郁夫くん、小崎修くん等、共通の友人もかな〜り多い。
友人たちの話、ファンダムの話、大会企画の話、スタッフの話、いろいろと話す。
ずんこん会計の松田さんと、武田警備隊長、小石川君の3人が、若者一人をトッつかまして虐めている。
「何やってんの?」
「や、コイツ、酷いやつなんですよ」
「許せないっスよ」
「このブルジョワがぁ!」
「ぼく、ブルジョワなんかじゃないですよ、ごくごく一般市民です」
「バカもの、浦霞や一の蔵の純米酒が最低限、それ以下は酒と認めんなんてやつぁ、一般市民じゃね〜」
「だって、普通に飲んでた酒がそれだったんですもん〜!」
……——。ん〜。
「なんだか、『こち亀』の中川の大金持ち話みたいだな」
「そうでしょ、そう思うでしょ?」
「ぼく金持ちじゃないですよ、ビンボー人です」
「バカモーン、ビンボー人は1升1980円の酒飲んで暮らす物だ。5000円だの7000円だのする酒を飲むやつぁだなぁ……」
七里寿子ずんこん実行委員長が少し離れた方から、「何があったの?」と聞きに来たので、取り敢えず、把握した事を判り易く説明する。
「あのねぇ、端的に説明するよ。このコがね、『浦霞がなければ一の蔵を呑めば良いわ』と云ったから、ここで今、市民の手で絞首刑に処せられようとしているの」
「ああ、フランス革命なんですね」
「ちょっとまってください、ボクそんなことは……」
「ええい、ウルサい、ブルジョワジーめ!」
……
かくて、彼の苦労は永遠に続くのだった。
でも、そんなにフランス革命に付き合っても居られないので、こっちはこっちで、ファンダムの話や大会企画の話、スタッフや大会実行委員会の話をして過ごす。
例によってもつ鍋の残りにうどんを入れて貰って、シメ。冬はコレに限りますなぁ。
帰りは、まだ通風で足が痛いんじゃしんどいだろうと、車で来ていた塩坂くんが送ってくれた。彼は横浜在住、我が家はさいたまと、反対方向なのにスマンす。
しかし、お蔭でホントに足を傷めなおすことなく、今朝は随分と楽。助かった。
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コメント
こういう話を聞くと、やはり行きたくなりますね、駒八。果たして解禁日は何時に・・・(T_T)
投稿: たちばなゆに | 2006/02/12 11:58
うらやましい。機会があったら誘って下さい。知り合いも少なくないと思うし。
投稿: おでっさ | 2006/02/12 12:20
フランス革命な彼に同情。
酔っ払うリスクを背負って不味いもん飲みたかね~
アルコールの入ってない酒があればいいのに。
でも菊姫(Love)
投稿: 森野人 | 2006/02/12 14:30
フランス革命の彼はM体質と見ました。
小石川君と警備隊長にイジられて
本当に楽しそうだったもん(笑)。
投稿: ちょま | 2006/02/12 15:56
たちばなゆに さま
待ってますよー。でもね、駒八も駒八回も逃げないから、大丈夫。
おでっさ さま
オープン宴会なので、いつどなたに来ていただいても構いません。来月以降も、基本的に第二土曜日、夕方5時〜閉店……です。
今造っている案内地図2006年判が出来ましたら、お送りしますね。
投稿: 神北恵太 | 2006/02/12 16:58
森野人 さま
ま、生まれてから基本的に高級品しか知らないというのも、それはそれ幸福な生き方なのでしょうが、基本的に『こち亀』の両さんと中川の会話でしたからねぇ……。
ちょま さま
でもねぇ、店の人や隣の客が振り返るほどの大騒ぎをするほどではないと思う。居酒屋なんだから、イジメる方にも節度を持ってもらいたかったなぁ……。
投稿: 神北恵太 | 2006/02/12 17:06
> イジメる方にも節度を持ってもらいたかったなぁ……。
いやまったく、その通りです。完全に個室とか貸切ならまだしも、普通に営業している訳で、別のお客さんもいた訳で。
子供じゃないんだから周りを少しは見ようよ、と言いたかったのでした。
投稿: 竹内一詔 | 2006/02/14 00:15
竹内一詔 さま
まあ、気持ちよく酔っている酔っぱらいは、騒ぎ始めると、何を言っても停まらんのですよねぇ。かといって酒席で相手の酔いを一気に醒ますほど本気で怒っても(多分酔いが醒めた相手は何の事やら覚えていないだろうし、)無粋なだけだから、あまりしたくないですよね。難しい物です。
投稿: 神北恵太 | 2006/02/14 02:29
私が大学の時、うちのSF研ではオールドは猫またぎでした。だーれも呑まないという。日本酒は当時、出始めた上善如水あたりが最低ライン。チューハイは問題外。
高い酒なので呑めないヤツに無理に飲ませるのは勿体ないということで、呑めない私は無理に飲まされる事なくすみました。
高い酒を安く売っている店を探してきて誰かの下宿で呑むと外で呑むより安上がりなんですよね。
投稿: ふじさわ | 2006/02/14 07:23
藤澤 さま
80年代は、流通という物が唐突に良くなって、それまでの一級酒二級酒という程度の区別じゃなくて、「どこそこの銘酒」「幻の名酒」が、日本全国の欲しがっている個人の手に入り、喜ばれるようになって来た時期でもあるんですよね。
学生とか若いサラリーマンは、どうしても「いかに安く飲むか」に尽きるのですが、特に集まって騒げる家があると、随分安く済みました。
でも、誰かの家で酒盛りとなると、全員酔いつぶれて翌朝にならないとお開きにならなかったりして、当然、下戸は一人眠くならずに最後まで残りますから、夜中に一人でよく、残った烏龍茶とスルメ喰ってたりしたなぁ。(^_^;)
投稿: 神北恵太 | 2006/02/14 08:51
お邪魔します。
署名記事でお見かけしまして、懐かし
いので書き込ませてもらいました。
当時の友人との部活動で駄弁った際に
「ジェイナスには第3艦橋がある」説が
ありまして、本当にあったんですね。
中学生以来の疑問が解決しました。
DVD-Boxの添付解説が昨年の「装甲
騎兵ボトムズ」よりも淡泊でしたの
で、資料集はもう入手できないと
おもい、同窓会に向けて、非常に
助かりました。
投稿: Kitajima Gaku | 2006/04/10 20:56
Kitajima Gaku さま
ご無沙汰です。たまには、駒八会とか遊びに来て下さい。まだずっと、毎月第二土曜日に秋葉原の駒八で飲んでます。
ジチェイナスに関しては、画面に出た3つの航行艦橋の他に、多分内部に戦闘艦橋たるCICが存在すると思われるのですが、子供達はが人手不足だったと言うこともあり、作品内では士官居住区にほど近い主艦橋ばかり使っていましたよね。
投稿: 神北恵太 | 2006/04/10 22:15