フランスの勲章だぞ
msn毎日INTERACTIVEに2006年3月14日、『ゲーム:スーパーマリオ生みの親にシュバリエ章』という記事が載った。
【パリ福井聡】世界中で大ヒットしたテレビゲーム「スーパーマリオ」の生みの親、宮本茂氏(53)=任天堂専務=に13日、フランス政府から、芸術文化に功労があった人に贈られるシュバリエ章が贈られた。
ドヌデュードバーブル仏文化相は「ビデオゲームの世界にあって、永続的に革命を起こし続けた」と称賛し、授章を「文化創造性の新たな形態の才能の促進」にささげたいとした。
この宮本さんは、『マリオ』や『ゼルダ』の開発者。当時は、専門の音楽作家やキャラクター・デザイナーなんていないから、(ある程度分業はしていたのだと思うが、)ゲームの全ての場面をコントロールした、まさにクリエーター。
秋葉原のUDXに東京アニメセンターを作って、石原都知事がはしゃいでいる間に、フランスに本当にすべきことで一歩先を行かれた感じがする。
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コメント
フランスは知ってて(石原氏の所業を)表彰したのかな?
正にとんびに油揚げをさらわれている・・・。
大体において、クリエイターたちよりも目立ってどうする・・・石原さん!
美味しいところ取ったつもりが、上には上が居たと言うことですかね。。
投稿: アーガマ | 2006/03/15 11:08
アーガマ さま
アニメにせよゲームにせよ、日本発タイトルが世界を席巻し、大いに受け入れられて大きなお金が動きますが、それを持ち上げる時、「新たな芸術として」捉えるか「お金を稼ぐ金の卵、新たな主要産業として」捉えるかというのは、持ち上げる側の人間の品格の問題かもしれません。
残念ですが今の日本のアニメ界は、芸術という膨大に先行投資がかかる物を、その大半を占める先行投資の部分に気付きもせず、出て来た成果物をどう売り込むかという部分にだけ目が行っている門外漢に、引っ掻き回されている気がします。
投稿: 神北恵太 | 2006/03/15 11:59