「超」入門だぞ
新城カズマさんから、ソフトバンク新書『ライトノベル「超」入門』の献本を頂戴した。
というのは、この本をまとめられる時に、ライトノベルの命名とかについてご質問戴き、「あんときゃ、こーでした」みたいな話をさせて戴いたのだ。
そう、ニフティーサーブSFファンタジー・フォーラムで、ライト・ノベルファンクラブという会議室を立ち上げるにあたっての話である。
読み口滑らかで、視線が高く、論が立っている。よく纏まった良書である。
まあ、ソノラマ・コバルト・秋元ぐらいの時期(1970年代中期・後期)から読んでいる世代にとっては、いちいち頷くばかりなのだが、物心ついたら既にスニーカー文庫が家にありましたなんて世代も増えているご時世、一家に一冊、常備したい基礎素養である。
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コメント
>物心ついたら既にスニーカー文庫が家にありましたなんて
スニーカー文庫でデビューした儂なんか、もうラノベじゃ化石なのね(T_T)。
投稿: 羅門 | 2006/04/26 15:22
羅門 さま
ソノラマ創刊から31年目、スニーカー創刊から16年目ですからねぇ。その間、デビューした作家さんの総数を考えれば、地層も随分深うなってございます。(^_^;)
投稿: 神北恵太 | 2006/04/26 18:25
立ち読みしてパラパラと頁を捲ったら神北さんの名前があったんで、取り敢えず買ってきました。明日以降に読んでみます。
それにしても、FSF。何もかも、全て懐かしい……。
投稿: 如月 | 2006/04/28 01:46
如月 さま
これがあと何年か早く出た本ならば、「真相を知りたい人はニフティのFSFへ行ってみよう」と言えたんですが、丁度タイミングよくなくなっちゃったわけです。ま、今はもう無いトコロで命名されたジャンルが、隆盛を誇っているってのも、世のならいっツーかなんツーか、ま、良いんじゃないでしょうか。
投稿: 神北恵太 | 2006/04/28 08:19
読みマスタ。
著者のエクスキューズが多すぎるような感じは受けましたけど、内容的には可もなく不可もなく……かな。
本当は、FSFでこういう本を出せれば良かったんですけどね。なかなか上手くいかないモンです。
投稿: 如月 | 2006/04/29 00:37
如月 さま
これは、とにかく一人の著者という観察者がまとめることで、成り立つ本かなと思います。
基本的に「好きな人・ファン」ではなく、「好きが講じて送り手側に至った人」という視点あればこそ、見えて来るものがあると思います。。
投稿: 神北恵太 | 2006/04/29 02:03