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2006/04/18

予測出来ていたぞ

 判れば判るほど深刻な事故だったことが明らかになる「ゆりかもめ」。
 車軸と車輪を繋ぐハブの金属疲労による破断で新交通システム「ゆりかもめ」が停まったわけだが、これに関してなんか、バカらしい事実が分かってきた。

 中日新聞の『シーサイドライン 夏までに全編成ハブ交換』という記事によると、この新交通システムと称するのりもの、各地でいろいろ問題を起こしているらしい。

 東京・臨海部の新交通システム「ゆりかもめ」が金属疲労でハブが破断し車輪が脱落した事故で、同じ新交通システムの横 浜市の「横浜新都市交通」(通称シーサイドライン・新杉田−金沢八景駅、一〇・六キロ)は、詳細な検査でハブに亀裂を発見した昨年から、一九八九年の開業 以来初めてハブ交換を進めている。

 同社によると、ハブに亀裂が見つかったのは昨年四月。二〇〇四年十月に西武鉄道山口線でハブに損傷例が見つかったこと を受け、国土交通省やメーカーから点検強化を指示され、肉眼で見つけにくい傷も分かる「磁粉探傷検査」を実施。全十六編成(一編成五車両)のうち、三カ所 で亀裂を発見したという。

 記事の続きによると、開業以来ハブを交換していなかった横浜シーサイドラインは、亀裂が見つかったことで昨年から現在までに十編成の交換を終え、夏までに残る六編成も交換する予定だという。

 ふむふむ。事前にメーカーや国土交通省からの情報があったのに、事故を起こすまで、ゆりかもめは放置されていたんだ。酷いな。

 ちなみに、我が家からもほど近いところを走っている埼玉新都市交通「ニューシャトル」も、同じシステムを使っているそうな。第三セクター・埼玉新都市交通は1997年にハブのひび割れが発覚し、1998年から2000年にかけてすべてのハブを新しくし、以降の点検でも異常はないとしているが、流石に同一システムと言うことで、車両全部の再探検を開始したんだと。まあ、安心して乗れること第一だけど、いい迷惑って気もするよね。

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コメント

使ってれば金属疲労を起こすことは分かり切っていたことだろうに。
ハブの損傷といえば、三菱自動車の一件が記憶に新しい。他山の石としなかったのだろうか。(しなかったから、こうなったんだろうが)

投稿: やしお | 2006/04/18 13:16

やしお さま

 先行同一システムの事例にすら、ここまで無頓着な人たちですから、他山の石なんて、全く気にしてませんよ。
 そもそも、埼玉新交通のように、「田舎で一定以上の乗客増加が随分先まで見込めない」場所に使うような小規模輸送システムを、当時はがんがん大企業誘致を狙っていた一大埋め立て地の基幹インフラに相応しいかどうか、子供にすら判るような簡単なことが判らなかった人たちです。期待してはイケません。

投稿: 神北恵太 | 2006/04/18 13:56

しかもそんなインフラしかない所で博覧会をやろうとしていたわけで。

投稿: ふじさわ | 2006/04/18 16:41

ふじさわ さま

 博覧会取りやめを決定した当時の都知事の慧眼や如何に……。(^_^;)

投稿: 神北恵太 | 2006/04/18 16:53

こんにちは。私はたまに、ゆりかもめ使っているだけに、非常に心配です。大きな事故にならなかったのが幸いですが、今後きちんと点検してほしいですね。

投稿: 1katsu | 2006/04/18 17:13

1katsu さま

 使う立場としては、本当にお困りでしょうね。
 ニュースでチラっと聞いた「定期点検は無し。始業時の目視点検だけ」というのが本当かどうか判りませんが、今後は、少なくとも、本格点検の頻度が大幅に増えるでしょうから、流石に同様の事故は二度と起こらないとは思いますがね。

投稿: 神北恵太 | 2006/04/18 17:49

最初この事故の件を聞いたときは、さては弾性車輪か?と思ったのですが違いましたか。たまたまナショジオチャンネルで独ICE事故の特集をやっていたのでそういう物騒な連想。
あの事故の時も、やはり金属疲労の問題が独国内のトラムから上っていたのに無視されたらしい、という調査結果が番組で紹介されていて、どこでも似たようなことがあるなあと思ったものです。
飛行機だと、飛行時間より整備時間の方が長いのですが、それでも万全とは行かないわけで、まして列車だと長々と整備点検ばかりというわけにも行かないんでしょうかねぇ・・・。

投稿: 成田ひつじ | 2006/04/19 00:25

成田ひつじ さま

 人手を架けて検査となると大変でしょうが、今の日本の技術を使えば、超音波発振源と聴診器を備えた小さな検査ロボットが、車体下を走り回って、車軸ハブのひずみやヒビを自動検知する検査システムとか、そこそこの費用で作れそうな気がしますがネェ。

投稿: 神北恵太 | 2006/04/19 07:57

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