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2006/05/29

星雲賞を数えたぞ

 ほとんどの人にとって、星雲賞とは、夏〜秋頃に本屋でそう帯に入った本を見るとか、そういう程度の付き合いで、どうやって選定されているのかはよく知らないのかもしれない。

 それが、日本SF大会参加者による各部門1人1票の投票によって決まることを知っているのは、日本SF大会に参加したことがあるか、参加したいと思っている人ぐらいだろう。

 しかし、その投票が、どうやって処理されているかを知る人は少ない。

 昨日2006年5月28日は、その票数を確認する集まりがあった。

 

 現在、星雲賞は、ハガキ投票とメール投票の2つの形式で投票を受け付けている。資格は、大会参加者。大会参加者のもとには、日本SF大会の事前情報誌(プログレスレポート)とともに参考候補作リストが送られている。
 主催者側である日本SFファングループ連合会議がこれを「ノミネート作リスト」と呼ばないのは、参考候補作以外から選ぶことも出来るため厳密にいうところの「ノミネート」とは違うからで、普通には「ノミネート」と呼ぶ人も多い。この参考候補作リストを作るために連合会議は、まず、所属する全国の各ファングループに連絡を出し、推したい作品を上げてもらい、それが期間内(前年の元旦から大晦日まで)に発表されたものかどうかを精査する。本なら奥付、映画なら公開日などを発表の日として、まず、勘違いなどを省く。

 普段なら、そのままか、もしくは連合会議事務局で最低限これは落としてはいけないと思われる作品を足したりしたものを、そのまま参考候補作とするのだが、今年は事務局ががんばって、この1次候補作表を各ファングループに再提示、落ち穂拾いのための二次募集を行った。

 その労作リストはプログレスレポートとともに送付され、ハガキやメールによる投票が集まり、昨日遂に票の確認の日となった。
 とはいえ、事務局長の熊倉君が一応受けた時点で粗計算をしてくれているので、ミスが無いかを再確認するのが、この日の主な仕事だ。。

 神北は、ここ何年か表彰状の作成を担当しているので、今回ちょっと手伝いに行った。といっても、既に仕事は纏まっているので、横で数えているのを眺めている程度なのだが……。

 さくさくと集計は進んで、渋谷の勤労福祉会館の貸し会議室を2時から5時まで
押さえて貰ったが、4時頃には既に終了。
 もちろん、集計内容に付いては、いまは云えない。聞きたい人は、日本SF大会内の授賞式で是非。

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コメント

お疲れ様でした。
結果、楽しみにしております。

投稿: 神明寺. | 2006/05/29 17:18

神明寺. さま

 「今年は荒れた」とか「順当に行くべき所に」とかいうだけでも情報なので、僕からは何も言えません。(^_^;)

投稿: 神北恵太 | 2006/05/29 23:31

すみません。今回、参考候補作の二次募集は出来ませんでした。次回は出来るようにがんばります。

投稿: くま | 2006/05/30 16:43

くま さま

 ありゃ、しなかったんだっけか。随分と二次募集のためのリードタイムとか検討していたのに、残念。

投稿: 神北恵太 | 2006/05/31 00:48

ひとつ、ふたつ、たくさん・・・いや、なんでもない。

投稿: 森野人 | 2006/05/31 12:43

森野人 さま

 それは、かつて野尻包介くんがサラリーマン時代(にはもちろん、ペンネームではなかった訳だが……)に提唱した、離散系三進数(ケタ上がりをしない「1・2・たくさん」というたった3つの有限素で無限の自然数を表現することを可能にした数値体系ですね。

投稿: 神北恵太 | 2006/05/31 23:19

離散系三進数。ふむ、勉強になりました。

はやぶさはイトカワ着陸ミッションが候補になってるんだね。
イトカワまで行っちゃったで賞もあげたいとこだけど。
何年か先にはイトカワから帰ってきちゃったで賞も・・・

投稿: 森野人 | 2006/06/01 13:23

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