日本人の権利意識を疑うぞ
先日、2006年6月14日のエントリー『全く懲りない奴だぞ』の続き。
464.jpが新人マンガ家グランプリを開催 !!!
464.jpは新人漫画家さんを応援して日本の文化であるマンガを
もっと多くの人に見ていただきさらには有望な漫画家さんの作品の発表の場所になり
マンガ好きの皆さんに憩いの場になれればよいと思っております。
うわあ、執行猶予中の元犯罪者が、上からモノ見てるよ !!!
しかし、すごいぞこの募集要項。
賞金金額
新人漫画家グランプリ 金賞 30万
準グランプリ 銀賞 20万
グランプリ 銅賞 10万
評価方法464.jp登録会員の各作品を読み終わりアンケート投票により各賞金を決定いたします。
お問い合わせ等はメールでお願いいたしますお申込はこちらをクリックしてメールにて
応募方法は3ヶ月前から受付いたします
特典優秀作品はインターネットにて本を販売します。(送料は無料で一冊からお送りいたします)
優秀作品は464.jp株式会社出版部より、本を出版します。
開催時期(予定)募集期間2006年6月から順次受付し8月31日受け付け分までを第1回新人漫画家グランプリとして
開催いたします。
応募資格・作品の取り扱いについて★応募資格:プロ・アマ問いません。
★作品内容:オリジナル作品に限ります。
★原稿サイズ:A4用紙に限ります。電子入稿も可(詳細はお問い合わせください)
★枚数:12枚以上であれば枚数に制限はありません。
★ご応募頂いた作品は選考の後、インターネットで公開いたします。
★その際の手続きについては各作家(漫画家)と打ち合わせさせていただきます。(公衆送信権、出版権等の契約について)
★作品原稿はお返ししませんので必ずコピーでお願いします。(電子入稿をお勧めします)
★選考内容についてのお問い合わせには応じかねます。
Suugeeee !!!
まず、賞金の金銀銅3種は良いわな。本当に最大計60万円も出す気があるのかどうかは知らんが。
で、次。審査方法が、464.jp会員による読者投票かよ!
で、その会員審査で見つけ出した作品を出版するというが、出版事業というのは、刷った本は売れるまでみんな在庫(資産)となって、課税対象になるなんてこと、判っているのだろうか? 出版なんて、売れる作品を見抜く目が有る編集者が居て、着実に売って来る営業が居て、やっと成り立つもの。どう転んでもシロウトが片手間に出来る商売じゃない。どうしても片手間に出版をやりたければ、巨万の富を生む本業を持ってからの話だ。
ところで、★応募資格:プロ・アマ問いません。って、これ、未知の新人を発掘するための新人賞でないの?
ま、既存の出版社のすべてから今後相手にしてもらえなくなるようなリスクを冒してまで、プロが応募する事は無いだろうけどさ。
★原稿サイズ:A4用紙に限ります。電子入稿も可ってのも、凄いね。
で、応募作なのに、その後の作品の扱いが決まってないというのも凄い。
なんだか、適当にどこかの新人賞募集の文面を真似たので、464.jp会員が審査をすると言ったり、選考後インターネット公開と言ったり、何をどうするのか、同じ文章の中でぐちゃぐちゃに方針が歪んでいるのも凄い。
ちなみに、応募方法は3ヶ月前から受付いたしますってどういう日本語?
あと、読者投票なのに★選考内容についてのお問い合わせには応じかねます。って、何?
謎が多い会社である。
ちなみに、社長の日記村元 寅次のひとりごとには、以前にぶちあげた464.jp再開宣言に対して寄せられたメールを集めたものが、2006年6月16日に掲載された。どれも、他者の著作権を侵害している事に何の痛痒も感じていない、あまりにも稚拙な464.jp再開マンセーなメールで、あまりの権利意識の低さに目眩がして来る。
80年程前の、他人が既に住んでいる国だという事を忘れて満蒙開拓とか言って浮かれていた役人どものメンタリティって、こうだったのかなぁ?
まあ、満蒙開拓団に関しては、実際に出かけて行った開拓民については、国の教育に問題があったというか、役人達が八紘一宇のなんのと景気の良い事ばかり捲し立てて、現地の実情や世界の情勢を何も正確に教えなかった事とか、本人達にはどうしようもなかった理由があるにはある訳だが、メールを寄せたコイツらは単なる馬鹿者。
今の日本、ネット時代、著作権とは何か、知的財産とは何かに付いては、たとえばこの知的財産用語辞典など、判り易く解説してくれているページがいくつもあり、「知り得なかった」などという甘えで許されるものではない。勝手に知らずに済まそうとしているだけだ。
日本人の中で一番嫌なものを見せられた気がする。
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コメント
こんなのを飼ってる大田区民でごめんなさい。
でもこの人は過去に
自衛官が60万人必要 とか
日本の自衛隊(軍人)は世界一である とか
今は株が面白い 35億すごい とか
サーバーの強化が必要だから100台設置するとか
システムエンジニア募集 年棒1000万円 とか
日本の納税システム 所得税0円にする とか
唐突にクチをついて出ちゃう人なんです。
参照
ttp://d.hatena.ne.jp/Maybe-na/20051210
というか文脈がモノホンのアレなんです。どうかどうか勘弁してやって下さい。
もう一度臭い飯食って、今度こそ座敷牢に放り込まれるはずですから……。
投稿: omata | 2006/06/20 15:45
omata さま
だいたい判った!
カモしにカモした本物のアレですな。
自衛隊の事を語るのに「攻撃は最大の防御なり」は無いだろうと、笑い転げましたよ。
専守防衛って漢字、難しくって読めないのかなぁ……(^o^;)
投稿: 神北恵太 | 2006/06/20 16:50
こんな人に自衛隊を支持されているんだったら、すっごい迷惑なんですけど。
何が、陸軍・海軍・空軍だよ。
あまりに笑えない冗談に、顔が引きつってしまった。
投稿: かず | 2006/06/20 19:13
かず さま
たぶん、彼の頭の中で、陸軍・海軍・空軍は、ロプロス・ポセイドン・ロデムと区別付いていませんから。(^o^;)
投稿: 神北恵太 | 2006/06/20 20:45
<ロプロス・ポセイドン・ロデム
胃から麦茶吹きそうになりました>0<-;;;。
投稿: 成田ひつじ | 2006/06/20 21:43
昔から他人のふんどしで相撲を取る輩はいたものですが、もうちょっと遠慮というものがあったと思うのですがねぇ。支離滅裂な理論(にもなっていない戯言か)で自分の行為を正当化(できてないけど)した挙句にこれですか…。こういう方はこのあと詐欺とかろくなことをしそうに無いので、とっとと○○○○○に入っていただくのがよろしいかと。あそこには一本も二本も筋の通った○○○○な方がいらっしゃるそうで
その中でもまれながら、自分のしたことをよーく考えていただくのがよろしいかと(考えるほどの頭があれば)
投稿: もりた | 2006/06/20 23:29
しかし、サイトには
「当社サイトにおいて著作権に抵触する画像等ございましたら下記アドレスにご連絡ください。 速やかに削除いたします」
とかかいてあるんだよなぁ。
削除しないんだろうけど。
投稿: おかてん。 | 2006/06/21 01:57
成田ひつじ さま
すみません、「マシンの前でマーライオン」状態にしてしまうところでした。(^_^;)
もりた さま
このひとのロジックだと、「裏社会との太いパイプが出来た」以外の解釈にならない気がするんですが……。(^_^;)
おかてん。 さま
『ダストスパート!!(高橋留美子 1979)』で、「ニセモノの方には『類似品にご注意下さい』と書いてあったのだ」というのと同じですねぇ。
ちなみに、文句を言われたら、その絵を削除して、別の適当な絵を持って来るつもりなんでしょうねぇ。
投稿: 神北恵太 | 2006/06/21 03:34
蒲田在住の人間の言う事にゃ、まあ、やっていける理由がよくわかるようなマンガ喫茶だそうで、ビルの内4フロアか位を使って、接客の人間が一人って言う・・・人件費にしわ寄せが行ってるんだろうなあとは彼の弁、各フロアに一人ずつ貼り付けるよりは安く済むのは確かなんだけど。
まあ、多分、不動産か何かで一山当てて変な事に手を出した手合いなんでないかなと思うんですが(--;
なんつーか、銭の使い方が何となく、その辺りから出たッぽい様な気がするんですよ。>根拠は特にないんですが。
投稿: ooi | 2006/06/21 08:23
ooi さま
うーむ。4フロアに1人……。すごい、お客様の性善説に頼ったというか、ホスピタリティーから順にコストカットしましたというか、接客業って何かてんで理解していないというか、凄いですねぇ。
投稿: 神北恵太 | 2006/06/21 12:49
うーんなぜ蒲田の情報をooiさんが知っているかということにも興味がありますが・・・。
投稿: おかてん。 | 2006/06/24 15:56
おかてん さま
それは、HCIA(ひのまるしーあいえー)の機密に関わる事なので、お答え出来ません。(そこまで『ダストスパート』にコダワるか?>オレ)
投稿: 神北恵太 | 2006/06/24 16:37
私の手と目と耳は、ちょっとだけ長いんです、ちょっとだけ、ね。
投稿: ooi | 2006/06/24 16:48
ああ、目と耳は長くないですね。>ボケが始まったか、自分。
でも、蒲田のことを知っているのって、そんなに不思議?
投稿: ooi | 2006/06/24 18:29
ooi さま
うーむ。蒲田。昔友達が住んでいたので、よく遊びに行きましたがねぇ。もう20年ぐらい駅で降りた事無いなぁ……。
投稿: 神北恵太 | 2006/06/25 08:02