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2006/08/16

10万ポンドだぞ

 ミス・ロバーツは、世界で最も良く知られた女性のひとりである。生まれ年は神北より2年早い1959年。ファッションリーダーとして世界中から注目を浴び、多くの有名デザイナーが彼女のために服を作っている。

 バービー・ミリセント・ロバーツ。バービーである。

 現在、彼女ひとりのためでなく、世界中の女性のためのブランドの発信元にもなっているこのバービーを、世界で一番愛したのではないかと思われる女性がいた。

 excite世界ビックリニュースの2006年8月16日の記事『世界最大のバービー人形コレクション、競売に』では、彼女の半生とコレクションの事が語られている。

 オランダの主婦イエジェ・レエベルさんは1960年代初頭、娘のマリナさんのために最初のバービー人形を購入したが、マリアさんは人形を気に入らず、箱を開けもしなかった。しかし、そこでイエジェさんは、バービーの変わり続けるファッションにコレクター心を刺激された。

 彼女は結婚してマリナさんが生まれる以前、1950年代から60年代にかけて、自分自身と友人のために洋服をデザインしていた。

 その後、娘のマリナさん曰く、イエジェさんは娘とバービーに人生を捧げた。イエジェさんは2002年に深刻なアルツハイマー病を患い、コレクションをやめた。

 その間、40年以上に渡る彼女のコレクションは、バービーの彼女は95の職業と45の国籍、プードルからシマウマまでに及ぶ43匹のペットをはじめ、膨大な量のアイテムをほぼ包括する、個人の所有物としてはたぶん世界最高水準の物だとか。しかも、ほとんどが箱から出してもいない状態の良い物だというから、本当にコレクターだったのだろう。

オークションは9月26日にロンドンで開催され、控えめにみて10万ポンドの値がつくと見込まれている。

 10万ポンドというのは、約2億2千万円。たぶん、どこか玩具を中心とした博物館などの入札となるのであろうが、どこまで値を伸ばすか、ちょっと知りたいものである。

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コメント

遥か遥か昔。
貿易の仕事をしていたらしい父を持つ友達が、まだ日本にあの手の人形が入る前に、バービーを持っていてみせてくれました。
が。
こんなババ臭い人形の何処がいいのか、全く理解出来ず。(笑)
が、その二年後には、日本にも「タミーちゃん」が出現。人形黒船時代の生き証人です。σ(^^;

投稿: かざま | 2006/08/16 09:48

かざま さま

 私は、タカラ時代の日本製バービー(現ジェニー)の方が好きですねぇ。
 当時、なんで世界ではバービーなのに日本ではリカちゃんやジェニーなのかということを、もっとちゃんと追求していたら、今頃、日本発信の萌え&可愛いもの文化の専門家に成れていたかなぁ……。

投稿: 神北恵太 | 2006/08/16 11:42

これだけ膨大なコレクションなら、メーカーのほうが欲しがるでしょうねぇ。

投稿: もりた | 2006/08/16 12:34

もりた さま

 世界中で巡業展示しませんかねぇ。一度見てみたいです。

投稿: 神北恵太 | 2006/08/16 12:37

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