それはそれはスーパーだぞ
先日の駒八会は、コミケの日と重なったので、遠方から珍しい人が何人もやって来てくれた。で、名古屋から来た森田君や玲一文君から、フと振られた話題。
「神北さん、『スーパー巨人』てマンガ知ってます?」
そりゃ知ってますとも。高校生の時に週刊少年チャンピォンに載ってました。
「アレだろ、自転車に乗って走ってくるマイコン」
「そーそー」
「え〜? そんな無茶な……」
「昔のマイコンは賢かったんだよ」
なんか、懐かしいマンガで盛り上がった。
主人公、工作と、彼の作ったマイコン「ダン」が、コンピュータを自由に操る謎の超巨大コンピュータ「スーパー巨人」を相手に闘う……という、まあ、どっちかっていうと、二線級のマンガで、当時のチャンピォンの良質SFが並ぶ中に置いては、ちょっと異様な「熱はあるけど空回り」なマンガだった。
結局、何のためにスーパー巨人がコンピュータ社会を乗っ取ろうとしているのか、何故、工作とダンを目の敵にし、自分の存在が知られるかもしれないような大きな事件を起こして周囲の人たちの命まで脅かすのか、謎は謎のままとしていつの間にか連載は終わっていたんだが、ネットで調べてみると、殆どのレビューに、「なんだかなぁ」という生暖かい目で見守っていた事が書かれていて、笑っちゃう。
きっと、パソコンとかコンピューターとか、よく判ってない編集とよく判ってない原作者、そしてよく判ってない漫画家が、揃っていたんだろうなぁ。
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