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2006/08/08

生麦生米生卵だけど「生卵事件」はちょっとおバカだぞ

 スポニチの8月7日の記事『3人組 生卵ぶつけベンツ奪う』に呆れている。

 生卵を車にぶつけ、運転手が降りてきたすきに運転して逃げるという手口で高級車のベンツを盗んだ3人組が、7日までに警視庁捜査3課に窃盗容疑で逮捕された。

 逮捕されたのは、無職山口昌也容疑者(32)=横浜市、風俗店従業員渡辺栄吾容疑者(39)=東京都台東区、無職渡辺周義容疑者(30)=葛飾区=の3人。調べによると、6月28日午後10時15分ごろ、渡辺周義容疑者が東京都港区新橋の路上に停車中のベンツ(時価1850万円相当)の後部バンパーを蹴り、後部ガラスに生卵を投げ付けて逃走。怒った運転手(23)がキーをつけたまま降りてきたすきに、山口容疑者と渡辺栄吾容疑者が車に乗り込んで走り去った。車内には現金約10万円入りの財布などが入っていた。

 渡辺周義容疑者が約200メートル先で電柱にぶつかり転倒、現行犯で逮捕された。捜査3課は、今年に入って東京都中央区などで約30件起きているベンツの盗難事件に関与している可能性があるとみて調べている。

 うはぁ、なんともなぁな事件。

 オトリ役が愉快犯を装って、バンパーを蹴り、生卵を車に投げつけて逃げる。ぶつけられ怒って飛び出して来たドライバーがオトリ役を追いかけている間に、残った2人がキーの残された車を盗む。

……ていう、体力勝負の犯罪を実行するには、39歳・32歳・30歳の3人組は、チョイと年を食い過ぎてないか?
 まあ、一番若い30歳の渡辺周義容疑者が「逃げ役」だったのは、適所適材かもしれないが、最悪、いや予想外だったのは、怒って飛び出して来た被害者、時価1850万円相当のベンツのドライバーが、23歳の若者だった事。一度追いつかれて、再び逃げ出して、最後に自ら街灯の鉄柱に激突してあっけなく御用。

 ま、オーナーなのか単なるドライバーなのか判らないが、1850万円のベンツに乗る23歳ってのは確かに想定外だ。しかし、30歳と言えば体力の衰えを実感する頃。その年で身体を張ったオトリ役っちゅうのも辛いよねぇ。現に23歳にトッ捕まっているし。

 最近よくあるおバカ犯罪者を、我が家では「犯罪適性のない犯人」と呼んでいる。だが、このグループは、30件近い余罪の可能性があるってことは、わりと中堅所と言うか、卵作戦は別にして、鍵を付けっぱなしの車を僅かな隙に高級車を盗む手で相当数の犯罪を成功させ、稼いでいたらしい。犯歴からいえば、堂々たる車両窃盗犯だろう。(いや、犯罪に関して堂々たるってコタぁ無いんだが……)

 ここまで、堅実にやってきたグループが、なんでこんな短絡的な「生卵事件」なんかを起こしたのか、謎と言えば、謎だ。

 「生麦生米生卵」っていえば早口言葉の定番だが、歴史上の「生麦事件」とは随分、格の違う「生卵事件」であった。

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コメント

そらあ、ピータンぶつけたんじゃアルカリで塗装が剥げるかもしれんし。

ダチョウの卵ぶつけたら割れるかねえ?

投稿: 森野人 | 2006/08/08 11:05

森野人 さま

 ピータンにダチョウの卵、どの卵も、鶏卵より入手費用がかかりますから、犯罪としてコストパフォーマンスも悪いですしねぇ。

投稿: 神北恵太 | 2006/08/08 12:19

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