いくらなんでも頼り過ぎだぞ
この2006年10月26日にPS2ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』が発売される。戦闘中にポージング(ジョジョ立ち)をすることによって攻撃力up、ダッシュ速度up、防御力up、回復速度upなど、様々な効能があるという、まさに奇妙なゲーム。
「さすがバンダイ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」と思う方は、是非、お手に取って頂きたい。
さて、この『ファントムブラッド』は、ジョジョ第一部を忠実にゲーム化したのが売りだが、第二部『戦闘潮流(Battle Tendency)』に登場し、「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ! できんことはないイイィーーーーーーッ!!」と「ナチスの科学力は世界一チイイイイ!!」の二つのセリフで今に語り継がれるサイボーグ、ルドル=フォン=シュトロハイム大佐の発言を地で行くような、なかなか気骨溢れるドイツの御老人のお話しをしたい。
Excite世界びっくりニュースの10月10日の記事『カーナビに頼りすぎて工事現場の砂山に衝突』は、年齢から逆算してジョジョ第二部の頃はちょうど小学校を卒業する頃であり、かつてはきっとシュトロハイム大佐の衣鉢を継ぐ科学礼賛少年であったろうご老体が80歳にしてやらかしてしまった、科学技術への盲従が引き起こした事件。
[ベルリン 9日 ロイター] メルセデスを運転する80歳のドイツ人男性が、道路に出された「工事のため閉鎖中」の表示を無視してカーナビの指示にひたすら従った結果、砂山に衝突した。
なんでも、道路工事中の表示やバリケードより、カーナビの音声に従ったらしい。唯一の救いは、助手席に居た奥さん共々無傷だったこと。
確かに、カーナビに頼って走っていると、時々、自分には思いつかないような「いい道」を見つけてくれることもあるし、最近の物は現在の道路状況をつかんで渋滞まで避けてくれることも多い。
でもさあ、目の前に「工事のため閉鎖中」なんて警告表示があったら、臨機応変に考えようよ。
なんとも、ドイツ人らしいというか、なんというか……。
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コメント
やはりドイツの話だったと記憶しているのですが、カーナビの表示に従って走った結果、河に飛び込んだ老夫婦の話を、以前テレビで見たことがあります。
なんでも、そこはフェリー(というか、渡し船)で渡らねばならなかったらしいのですが、カーナビにはその表示がなかったようで。
番組では「いくらなんでも周りを見なさいよ」と笑っておりましたが、ひょっとして「自分の目よりも機械を信じる」のがドイツ・クオリティ?
投稿: 安達裕章 | 2006/10/11 06:07
安達裕章 さま
おそるべし、ドイツ・クオリティであります。
やはり、「総統閣下が危ない、行け!」とかいう声が聞こえたのでしょうか。それともひょっとして「えいっ」と飛び出すと、2メートルぐらい落下して繋がっているような、『チキチキマシン猛レース』か『マッハGoGoGo』みたいな道が、ドイツには普通にあるのでしょうか?
投稿: 神北恵太 | 2006/10/11 06:49
昔パンター乗りだったとか?
Wir suchen uns Wege,
Die keiner sonst fand♪
投稿: 森野人 | 2006/10/11 09:47
森野人 さま
うーむ。戦争終わった時に18〜19歳か。従軍していても不思議無いですなぁ。
ちなみに、『ミスター・タンク(原題Tank)』ってぇ、アメリカの痛快娯楽映画をご存知?
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=8727
投稿: 神北恵太 | 2006/10/11 10:57
粗筋読んでみた。
暴走族なる輩が戦車に乗った暴走族だったら萌え。
投稿: 森野人 | 2006/10/11 13:33
森野人 さま
粗筋読むと判りますが、これは、「逃げ勝っちゃうランボー」なんですよ。
投稿: 神北恵太 | 2006/10/11 15:58