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2006/11/23

中国の宵と闇と朝、そしてたハワイだぞ

夕景 2006年11月17日、まだ神北は車を走らせ続けていた。舞鶴港を出て、天橋立を回るとあまりにも遅くなりそうだったのでそこはスルーして、城崎温泉を目指す。

 しかし、そこそこの時間に着くことは無理。既に日は暮れて来ている。日本海の夕景は、なかなか奇麗で、走っていても楽しい。国道312号線に乗っている間に既に当たりは真っ暗。久美浜湾から城崎温泉へと走り込んだのは、18時頃だった。

 城崎温泉は昔々泊まったことがある。たぶん三十数年前の家族旅行だ。昔、出雲大社や鳥取砂丘を見に、親父が車を走らせて連れて行ってくれた。玉造温泉に泊まり城崎温泉に泊まったと記憶しているから、今回神北が走っているコースとは逆だ。当時はまだ高速道路網も殆ど発達していないから、今よりも格段に性能の悪い1600ccのブルーバードで今よりも格段に整備されていない一般道を、オヤジは頑張って走ってくれたんだろうなぁ。

 で、その頃の記憶では、たしか城崎温泉は外湯がウリだった。温泉内にいくつも銭湯式の外湯があり、宿泊客がそれに向かってブラブラと歩く温泉街なのだ。今回、城崎温泉を目指したのは、この外湯で旅の汗を流そうと思ったからだ。

 駐車場に車を停めてタオルと着替えを持って街の方に出ると、流石に記憶が薄れていたものの、見覚えのある構えの新しい建物がすぐに見つかった。一の湯。名前の通り、海内第一泉と言われている。
 とはいえ、この桃山様式の構えは残したものの、建物自身は作り替えられていて新しく清潔。気持ちのいいお風呂である。

城崎温泉一の湯
城崎温泉一の湯 外湯は7つほどあり、巡り歩くのが旅行者の
楽しみとなっている。

余部の鉄橋上 風呂上がり、そろそろメシも考えたいが、まだもうちょっと走ってからにしようと、取り敢えずお茶など飲みつつ再スタート。これが19時だから、城崎には1時間ほど居た換算か。なんか、奇麗に汗を流しても湯疲れするほどは入っていないから、気持ち良い。すでにとっぷりと暮れた山道を、西を目指して走る。城崎から竹野へ向かう海沿いコースで、香住へと進み、更に西を目指す。

 すると、唐突になんだか凄い鉄骨の塔が建っている。星の無い曇り空のもと宵闇に霞み、しかとは見えぬが橋か何かのようだ。車を停めて、なんだか凄いなぁと見上げていると、ごとんごとーんと、上の方で列車の音がして来る。見上げていると、確かに上の方の高いところを、何やら一両限りの列車が走って行く。その様はまさに銀河鉄道。

 ほーっと見送ってから、車に乗り直して100メートルも進まぬうちに地名表示が。「余部」。そーか、何にも考えずに走っていたのだが、これが余部の鉄橋だったのか。同じ兵庫県の姫路市内に余部(よべ)駅があり、混同を避ける為に餘部(あまるべ)と駅名を表記する並びで、同様に餘部鉄橋と書かれることもあるが、兵庫県美方郡香美町香住区(旧城崎郡香住町)余部と「余部」が正式な地名表記である。

 そのまま国道178号線から途中合流した国道9号線へと走り続けて、21時半頃には鳥取に入った。この夜の宿は、途中リナザウから予約を入れようとしたらブラウザが低機能すぎるのかホテルのホームページが高度すぎるのか、上手く行かないので、電話で女房に自宅のマシンから予約してもらった東横イン。

 途中で飯を食おうとしたものの、国道とは言えずっと田舎道で、夜間にあいているファミレス一つなく、結局鳥取市内まで入ってしまった。ホテルのフロントで聞いたところ、なんとか駅の向こう側は開けているそうなので、食いに出る。
 飲屋街の天津と言う店で天津飯を食う。なんか、絶品。ちょっと大きめの深皿に丸く盛った飯と上にふわりと乗ったトロトロの芙蓉蟹が、たっぷりのトロ味スープのような「あん」にひたひたに浸かっている。味付けは普通に中華屋の中華料理なんだが、たっぷりのスープのような「あん」にご飯や芙蓉蟹をかき混ぜるとお粥のように柔らかい口当たりになって美味い。量もある。これで680円也だから、また廉い。飲屋街のシメのラーメン屋と言う風情だが、うちの近所に欲しい、ナカナカにいいお店だった。

鳥取駅裏の朝
鳥取駅裏の朝 なんか、こういう構造を見ると新幹線が通って
いるように思えるが、単に在来線の駅。

 朝、6時半に準備を始め、7時の朝食提供開始と同時に東横インの朝食おにぎりを頂く。7時半には出発。今日の行程は多分200キロか250キロ程度だが、ちっと早めに動き始める。

ハワイ
道の駅はわい 9号線沿いの施設。この裏手から東郷湖が望め
る。

 走って行く道沿いに、道の駅と呼ばれる施設が所々出来て来たのは、15年ほど前からだろうか。その発祥を調べてみると、4説ある中に、中国地方を一種の発祥地とする説が二つ含まれているが、それを立証するかのように、この9号線沿いには、このあたりやたらと道の駅が続く。一つ手前の鳥取市白兎の道の駅神話の里白うさぎから東伯郡湯梨浜町の道の駅はわいまでは28キロもあるのに対し、はわいから次の道の駅北条公園までは6キロほど、更に北条公園から次の道の駅大栄までは僅か5キロ、大栄の次の道の駅ポート赤崎までが9キロと、異様に密度が多い。というか、もう、道の駅だらけと言う印象がある。自治体ごとに喜んで作っていたらこうなっちゃったのかなぁ。ま、無いよりもある方が良いのは確かだけど、ここまで密集されてもチョイと変なカンジ。

ハワイ
ハワイのメインストリート。ショッピングセンターはポプラ
だった。

 元々、もし初日に金沢に泊まらずもう少し全体に西進していたら、前の晩は無理に走り込んでも鳥取ではなく、この羽合温泉に泊まってみようと言う計画を立てていたぐらい、ちょっと憧れの地ではあったのだが、時間の関係でナカナカゆっくりも出来ず、道の駅から東郷湖を見下ろして、佳しとすることに。

東郷温泉
東郷湖と東郷温泉。右手手前川が羽合温泉。本当は一度ここに
泊まってみたかったんだが、道の駅から湖を見下ろすに留まる。 

 道の駅はわいを出ると、その先は北条砂丘風力発電所群が見えて来る。気持ちの良い光景だが、実は風のあまりないシーズンなのか、半分ぐらいのプロペラは停まっていた。

風力発電所
羽合温泉を越したあたりから米子に入る手前まで、
点々と風力発電所群が続く。これは豊穣砂丘第9風
力発電所。1基が1つの発電所と言うことらしい。

風力発電所
風力発電所の風車は、5基か10基ぐらいずつ纏まって立って
いる。で、忘れた頃にまた立っている。

 かくして風に吹かれつつ、この旅はまだまだ続く。

……が、今日(2006年11月24日)のUPはここまで、週末またちょっと忙しいので、この先の旅行記の続きは月曜日になってから。

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コメント

バリバリの取材旅行(旅行取材か?)ですな。

あたしには出来ないよ。
直行しちゃう。

投稿: 酔うぞ | 2006/11/24 08:28

酔うぞ さま

 1990年頃だから今から16年ぐらい前は、笹本U一(仮名)&神北K太(仮名)のコンビで、しょっちゅうこんな旅をしていたんですが、結婚してからこっち、まずこんな旅はしてなかった(出来なかった)ので、この旅は僕にとっても久しぶりでした。
 と奥に目標を決めてどこまでもどこまでも無心に走ると言うのも、たまには良いモノですよ。

投稿: 神北恵太 | 2006/11/24 12:07

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