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2006/11/04

クエストだぞ

 もう1週間ほど前のニュースだが、毎日新聞まんたんウェブの2006年10月26日に『愛知県警:防犯ゲーム「キッドナップクエスト」を制作 子どもの意識向上に』という記事が掲載された。

 子どもの連れ去りを防ぐために、愛知県警は、防犯意識が身に付く子ども向けのパソコンゲーム「キッドナップクエスト」を製作した。キッドナップは日本語で「誘拐」。ゲームは、下校時や塾へ向かう途中、公園で遊んでいるときなどの場面で不審人物から連れ去られないための行動を選択して進める内容。今月下旬から県内の小学校全985校に配布、パソコンの授業などで使用される。

コノハけいぶ  記事に拠ると愛知県警のこのソフトは、「ゲームで遊ばない?」などと言い寄る誘拐犯に引っかからない振る舞いを、ゲーム感覚で学ぶ事の出来るエデュケーションゲームで、不審人物は6種類、声の掛け方は、過去の犯罪記録から抽出されたものだという。ゲームの中と外を相対的に関連づける事が出来るならば、非常にリアルな疑似体験を通じて、犯罪を避ける予行演習を出来るという事だろう。

 我々が子供の頃と違い、子供が近所の子供と遊ぶ事が減っている現代、一人一人が孤立している時間が増えているから、上級生が助けてくれるとか仲間数人を一度に相手しなくてはならないからなかなか手が出しにくしとか云う集団としての防衛力に期待する訳に行かず、誘拐等の危険に晒される局面は、たしかに増えていると思う。そして、集団で守れないならば、個人でスキルを身につけるしか無い訳だ。
 だからといって、従来のような教育映画・ビデオでは、臨場感はあるにせよ、無数のパターンのうち1つを見せる事は出来ても、そこで停まってしまう。しかし、ゲームにすることによって、いろいろな「敵キャラ」による様々なパターンの攻撃を自分で疑似体験することができる。
 実際に観てない以上、このゲームがどんな出来のものか、しかとは解らないが、まあ、間違いなく、最近横行するあまりにも稚拙な犯罪者程度からなら、子供が最低限身を守る参考にはなると思う。

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