雲魂拾八だぞ
さて、雲魂拾八である。一昨年までみんなに愛されていた麗雲荘が無くなり、新しく移った四季荘。麗雲荘のあの濃厚なもてなし料理の包囲網とくらべると、今イチ通り一遍の感があるが、それにしても、この刺身盛りは御見事。
面白かったのが、醤油が、なんかとっても甘みのある溜醤油で、とっても美味しかったこと。これはびっくり。
飛さんおめでとうケーキ 去年より目がバージョンアップ
宴会のシメは、昨年は笹本祐一様 飛浩隆さま 星雲賞受賞記念ケーキだったが、今年もまた、バージョンアップしたケーキが登場。昨年のものと見比べて下さい。目玉がとってもバージョンアップ。この調子で行くと、来年ぐらいからモータライズでうにうに動き出すのではなかろうか?
さて、飯を喰い終わって一発目の企画は、もうすっかり常連ゲストとなった刀匠小林力夫さんの企画『小林さんに聞いてみよう! 日本刀のこと』。島根県の文化財のリストに名前の載る刀匠、小林さんから、直接、日本刀を造ること、鉄のこと、日本刀を使うことをきけるこの企画は、来年、横浜で開催されるワールドコンに持ち込もうという運動が起こっている。
本物のサムライ・スウォード造りの継承者から直接話を聞く企画と言うのが実現したら、世界から集まったSFファンに取って、ちょっと凄いことだろう。
なかなか楽しみである。
次の企画は、『マジカルミステリーツアーガイダンス』。各地の超越系がっかりスポットを次々と回ってフォトレポートにまとめてみせて頂くこの企画。毎年2時間で数カ所紹介して頂くのだが、あと5〜6年分は無補給で続けられるだけのストックが既にあるそうである。
今年は、直島のアートの話を皮切りに、羅漢さんが揃う話、その他もろもろの地獄絵図だったり極楽天上だったり笑って笑って死にそうになる2時間。
その後、いろんな部屋でゴロゴロして、いろんな人といろんな意見交換をして、5時頃寝る。白みかる頃寝る。これがコンベンションの醍醐味。
翌朝、昨年、食わない人が多かったのか、今年は人数分の朝食が用意できてなかったようで、時間ギリギリに朝食会場に飛び込んだ中には、何人も食いっ逸れた人が……。
「去年無駄に残りを片付けた施設側の気持ちも判らいではないが、起きて来て飯を喰えんのはちょっとなぁ。食い物の恨みは恐ろしいでェ……」と静かなブーイング。ここいらへん、麗雲荘では上手く回っていただけに、ねぇ。
飯を喰い終わるとオークションと閉会式。今年もいろいろ不思議なものが出ました。神北は、CDケースを競り落としたんだが、これのおまけにWimdows95用の大戦略が付いて来て弱った弱った。こちとらMacユーザー、全く使いようがない。と弱っていたところに救いの手が…。地元の九州に帰ったので合うのは久しぶりの浦浜くんが「ぼく、まだ95環境維持してるよ」というので、是非にと贈呈。
オークション オークショナーが確かめているムックは、懐か
しの『宇宙空母ブルーノア』
かくして、本年の雲魂は全日程を終了。
しかし、神北の帰路はまだまだ先が長いのであった。
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コメント
朝食の件は読み違いでした、申し訳ございませんorz
来年への貴重な教訓にさせていただきたく思います。
投稿: ooi | 2006/11/28 17:23
ooi さま
いや、私自身はちゃんと数あるうちに喰っているので、問題なかったんですがね。今回は(と云うか、今回も)、「朝食時間あと3分」ぐらいになってからの駆け込みが多かった。というより、時間が終わって暫くしてから来て「え? 無いの……!!」とショックを受けている人も多かった。
こういう辺りを如何に運用をルーズにして拾って見せるかが、施設の熟練度なんでしょうが、麗雲荘に比べて四季荘はまだまだその練度が低かったってトコでしょうかね。町立施設だけに杓子定規は致し方ないのかも知れませんが……。
投稿: 神北恵太 | 2006/11/29 08:03