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2007/06/27

通常の三倍だぞ

 ITmedia Newsの2007年6月27日の記事『IBM、旧版より3倍高性能なスーパーコンピュータ発表』にワクワク。

 米IBMは6月26日、第2世代スーパーコンピュータ「Blue Gene/P」を発表した。世界最速とされている第1世代のBlue Gene/Lと比べて、性能が約3倍に向上しているという。

 Blue Gene/Pの性能は1P(ペタ)FLOPS(1秒間に1000兆回の演算が可能)を超えており、構成によっては3PFLOPS到達も可能。さらにほかのスーパーコンピュータよりも電力効率が7倍以上高いとIBMは述べている。

 1つのBlue Gene/Pチップに4基のIBM PowerPC 450プロセッサ(850MHz)を統合し、各チップは1秒間に136億回の演算ができる。というチップを32個並べるという荒技で、前世代機種が280.6TFLOPSのところを3倍強の1P(ペタ)FLOPSにまで持って行ったらしい。
 この1PFLOPSの構成のBlue Gene/Pは29万4912個のプロセッサを搭載しているが、これを最高で3倍の88万4736プロセッサにまで拡張できるため、理論上、3PFLOPSまで目処が付いたということらしい。3倍の3倍。もうほとんど、1桁と言ってよい進歩だろう。

 しかも驚くのが、これがPowerPCプロセッサだということ。うーむ。「もーちょっと辛抱してみても良かったんじゃないですか、アップルさん」という気がせんでもない。

 無論、金に糸目を付けないF-1マシンみたいな世界の話ゆえ、そうそう近々に我々庶民の買えるコンピュータにこの技術が落ちて来るという訳にはいくまいが、今、また使っているPowerMacG4やiMacG5の、割と血の濃い親類が、オリンピックで優勝したような話。チョイとワクワクする。

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コメント

PowerPC450ってなんだ? と思って検索かけたら、どうやらネットワーク機器の組み込み用ですね。
参考:http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20077663,00.htm

Blue Gene/Lの時がPowerPC 440で、似たような構成をとっているならば、PowerPCだから早いんじゃなくって、一緒に載せたFPUが早いからかもしれません。
参考:http://journal.mycom.co.jp/articles/2004/10/14/fpf/001.html

PCやMacのようにユーザの操作で分岐予想が困難なものと、こういったバッチ処理的で分岐予想が容易なのとは、CPU/MPUの作り方がずいぶん違うらしいので、簡単な比較は難しいですね。

投稿: 竹内一詔 | 2007/06/28 01:10

竹内一詔 さま

 ふむふむ。CPUにも適材適所と云うか、得手不得手があるということですね。パソコンのCPUは営業職で、スーパーコンピュータ用のCPUは工場の流れ作業だから、20年流れ作業やった人を突然営業に回しても、ばりばり営業トークかまして来るって訳にはいかんのでしょうなぁ。
 ただ、今もっともスピードが欲しいのは、予測不能なマンマシンインターフェイスの部分ではないと思います。グラフィックプロセッサのお陰もあって、マンマシンインターフェイスの部分は今やそこそこに早くなっていますので、ネックはやはり、その奥にある3DソフトやIllustratorのレンダリングとかPhotoshopのフィルタ処理とか、フォルダに満載された文章ファイルを連続して複雑な一括修正を行なうような、大きな塊になる「待たされる」作業だと思います。
 こういう「待たされる」作業に対しては、そこそこの効率をたたき出してくれるんじゃないですかねぇ。(希望的観測(^_^;))

投稿: 神北恵太 | 2007/06/28 08:17

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