頭上の驚異だぞ
昨日のことである。
最近、毎日つめている今やっている仕事の編集部に出かけようと歩いていると、司会の上の方に何か違和感が……!
お……。ヤツがいる、ヤツが……。慌ててカメラを出して写真を。
子供の頃、お袋と伯母につれられて四日市の市役所前のロータリーを歩いていて、伯母が何気なく空を指差すので振り仰いだところ……。そこに静かにヤツがいた。キドカラー号である。極めて低く、多分100メートルか200メートルぐらいの低空を飛んでいたのだと思う。神北にとっての印象は、映画『インデペンデンス・デイ』の敵母船だった。
うわ、なんか、スゴい! 攻めて来るよ(いや来ないけど) ……てか、これ、なんで浮いてんの? ヒコーキでもヘリコブターでもないのに……。
と、パニクらされてしまった。気球は知っていたが、飛行船はそれまで全く知らなかったようだ。
で、昨日のやつである
ツェッペリンNTという株式会社日本飛行船の飛行船である。
とうぜん、生産国はドイツ。かのグラーフ=ツェッペリン号の末裔。全長75メートルというから、地上においてはかなりでかい。
ツェッペリンNT
ツェッペリンNT(Zeppelin NT)は、1990年代にドイツのツェッペリン・ルフトシフ・テヒニーク社によって開発された飛行船。NT はドイツ語で「新しい技術(Neue Technologie)」を意味する。
その名の通り、ツェッペリン型硬式飛行船を最先端の技術で現代に継承することを目的としており、外皮膜を新素材の化学繊維、骨格を炭素繊維で 組み上げ軽量化しているほか、エンジン配置や制御方法を工夫し、従来の飛行船よりも地上要員を少なくして運用できるなどの次世代飛行船の名にふさわしい特 徴を持つ。全長75m、乗員2名、乗客12名、巡航速度80km/h、最大航続距離900kmの性能を持つが、将来的には積載能力や航行能力の拡大も可 能。
Wikipediaより。
うーむ。うむ。で、日本飛行船のフライトインフォを見たら、「6月18日 11:00〜17:00 首都圏ローカル」……なるほどね。
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コメント
私も小さい頃にキドカラー号みました。
東海道沿いに移動しており、私の自宅上空をゆっくり飛んでいきました。かなり小さく見えたので、高度はけっこうあったのかもしれません。
投稿: N | 2007/06/19 22:17
N さま
昭和40年代前半(たぶん42〜43年)、まだ万博まで何年かある時期。日本の大半が、あのカラフルな飛行船(というほど、今見返してみると色がついている訳じゃないけど……)に度肝を抜かれたと思います。
技術立国なんて出来るのかどうかもまだ判らなかったけれど、そこにきっと、何らかの未来が見えたんですねぇ。
投稿: 神北恵太 | 2007/06/20 09:43
確かに私も未来的な感じを受けました。
考えてみれば、第一次大戦の頃からある物ですし、決して新しい物ではないはずなんですが。
大きな物が空をゆっくり動く事に、何か心動かされる要素があるのかも。
投稿: N | 2007/06/21 23:38
N さま
基地祭なんかの飛行展示で飛行機が直上を飛ぶときは、あんなに静かではすみませんからねぇ。近さ(と大きさ)と静かさがポイントかな。
投稿: 神北恵太 | 2007/06/22 00:25
真っ白ってことは宣伝とかではなくて、乗客乗せて浮遊していたんですかねぇ。なぞです。
投稿: おかてん。 | 2007/06/24 01:29
おかてん さま
遊覧営業運行に関しては、詳細決まり次第Webで……みたいなことらしいので、まだ始まってはいないと思います。それに、その商売をするなら、きっと何か船体に大きく社名とかツアー名が入る気がします。
回航とか、低高度空中撮影、長時間交通状況監視とか、そういう特にスポンサー名が無いままで構わないようなスポットの仕事や、大規模改修・整備後の試運転だったのではないかと思います。
投稿: 神北恵太 | 2007/06/25 08:41
そう伺うと試運転っぽいですねぇ。
正式に時間決めて運行できるのであれば、特に遊覧飛行とかに使うんでも、宣伝に使わない手は無いと思うのですが・・・。
利益として+αになるでしょうし。
投稿: おかてん。 | 2007/06/26 23:04
おかてん さま
巨万の富を得たら、止まって大騒ぎしている京浜東北線を見下ろしながら、優雅にコイツで通勤してみたいものです。(巨万の富を得たら通勤しないって……。(^_^;))
投稿: 神北恵太 | 2007/06/26 23:14