ペギラが来たぞ
ペギラ、ご存知ですか? 『ウルトラQ』に登場した怪獣。身長40メートル・体重2万トン。南極に生息し、ペンギンが放射能で変異したゴジラ的巨大怪獣。南極観測隊を壊滅に追い込み、(これは登場人物万城目が推測したことだが、)南極が原発事故で生存に適さなくなると北極への“渡り”を行い、途中東京に現れた。いずれもペギミンHで退治されているのだが……。
2007年6月26日の産経WEBの記事『巨大ペンギンの化石発見 体長150センチ、ペルー南部』に驚かされた。
体長が150センチに達する約3600万年前の巨大ペンギンの化石と、これとは別種の約4200万年前のペンギンの化石を、米ノースカロライナ州立大などの研究チームがペルー南部のイカで発見し、25日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
発見場所は比較的低緯度の南緯14度付近。ペンギンは地球の寒冷化に伴い、約800万年前以降に南極などの高緯度地域から赤道寄りの低緯度に移動したと考えられていたが、今回の発見で移動の年代が3000万年以上もさかのぼることになる。
また、これまで大型ペンギンの化石は南極で発見されていたため、大型化は高緯度での寒さへの適応と考えられていたが、巨大ペンギンが生きていた当時の地球は現在より暖かく、ペンギンの進化や生息域の広がりについて議論を呼びそうだ。
うむ。やはり巨大ペンギンは“渡り”を行うのだ。「国立科学博物館の真鍋真研究主幹(古生物学)の話 ペンギンの進化に関するこれまでの仮説に当てはまらない化石の発見だ。大型化の理由や低緯度への分布の拡大などにおいて、従来のシナリオが大きく修正されることになるだろう。」という指摘が面白いなぁ。
身長150センチのペンギンが南極半島から南米へ渡るのならば、身長40メートルのペギラが生活圏を求めキョクアジサシの如く南極から北極へと渡ったとしても、驚くにはあたらんなぁ。
鳥類ってナニゲにスゴい……。
んー。しかし、皇帝ペンギンより1〜2回り大きな身長150センチの巨大ペンギンかぁ。お友達になりたいわぁ……。
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