みんなが待っていたぞ
いや、何の話かと云うと、かの名作時代劇『素浪人月影兵庫』の全130話中第27話目、第一期分26話の人気を受け、終了の3クール後に再開された第2シーズン第1話(1968年1月7日放送)のサブタイトルが「みんなが待っていた」だったのだ。
近衛十四郎(月影兵庫・花山大吉)と品川隆二(焼津の半次)の二人がなんだかよく目的が判らないさすらっているような、だらだらと、どこに向かっているのかさっぱり判らない旅を延々と続ける時代劇の金字塔、『素浪人月影兵庫』と『素浪人花山大吉』。我々昭和30年代半ばに生まれた世代にとって、最初に「面白い」と夢中になった時代劇は、たぶんこれか、『てなもんや三度笠』だろう。
しばらく開いて1973年には『素浪人天下太平』・『いただき勘兵衛旅を行く』という、近衛十四郎が佐々木剛(ご存知ライダー2号、一文字隼人)や目黒祐樹(ご存知(実写版)ルパンIII世)と組んだシリーズもあったらしい。
詳しくはここを見てちょ!
で、何で突然『素浪人月影兵庫』かというとだ。こういう事だ。
さすが倅、似て来たなぁ……。ワクワク。
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コメント
昔よく観ていたので、楽しみです。
ところで、「醤油味のおから」が好物だったのはどちらでしたでしょうか?
なにぶん昔の事で記憶が定かでなくお恥ずかしい。
投稿: N | 2007/07/14 02:31
N さま
おからが好きなのは、終了直後、第二作として続いた『素浪人花山大吉』の方らしいです。キャストが一緒なので、40年近い間にもう記憶が混濁して、一続きのものなんですがねぇ。
投稿: 神北恵太 | 2007/07/14 03:13
そうでしたか。教えていただきありがとうございます。
記憶がいいかげんなもので。
昔の時代劇といえば、上にも書かれている目黒祐樹がでていた「弥次喜多隠密道中」が記憶にあります。http://www9.big.or.jp/~rokugen/ingen/yajikita.html
やたらゲストが豪華だったような。
投稿: N | 2007/07/14 22:14
N さま
ああ、『弥次喜多…』つい何ヶ月か前に、時代劇チャンネルだったか関東のローカル局だったかで、放送していました。尾上菊之助の艶っぽい歌舞伎系演技と、東映育ちの目黒祐樹(もちろん近衛十四郎の次男でもある)の演技の微妙な温度差が、妙に新鮮味が在るんですよね。
投稿: 神北恵太 | 2007/07/15 01:34