電撃少年だぞ
『がらくたGALLERY』の3月12日の記事『「磁気少年」手を触れずにパソコンを破壊』に、なんだか既視感が……。
きっと進化した人類だと思います。アメリカからのニュース。少年が手を触れずに周囲のパソコンを壊しまくってしまい困っているそうです。
この少年はニューヨーク州に住むジョセフ・ファルシターノ君。彼が原因で学校のパソコンが次々に動かなくなり、彼は「マグニート・マン」と呼ばれるようになってしまったそうです。マグニートと言うとあれですね、X-menの。
彼が近づいただけでパソコン等の電子機器に影響を及ぼしてしまい、動作がおかしくなるため、専門家も原因が分からず困惑していますが、彼が持つ静電気の量が普通ではないのではと考えているようです。現在、学校でITの授業を続けるために、ジョセフ君は腕に静電気防止のストラップをつけ、彼の下にパッドをしくことでなんとかパソコンが動作しているようです。——後略——
実は、というほど秘密でもなんでもないのだが、神北の友人にも、こういう電撃少年がいる。
Mac仲間の神北が新しいMacの周辺機器を買ったのを、その男が覗きに来て、「ほら、こんな風に便利」と見せていたところ、コイツが帰った直後に、ウンともスンとも云わなくなった。
ほかにも、高校時代にこの男と電話をしていたある友人が、何故か、電話口で感電した事件とか、彼の前で電子製品・電気通信サービスが異常現象を起こすのは、われわれ仲間内ではもはや織り込み済みという男である。
名誉のために言っておくが、彼自身は別になにか機械を不正操作したり、無理な電源の抜き差しとか、機械に影響することをしたりしている訳ではない。その面では、全くの不可抗力と思われる。思われるが、なぜか、この友人の周りでは、電子機器が不調に陥り、誤動作を起こし、全く動かなくなってしまうのだ。
記事は続けて、「スライドショーを写す機械の間近に座っていたジョセフ君を先生が移動させて遠ざけたところ、機械は正常に戻った」という現象に言及している。彼は家でも、X-BOXで上手く遊べず、X-BOX360に買い替えて、しかも部屋の反対側に置くようにしたら、なんとか上手く遊べるようになったという話を載せている。
ちなみに、この記事には、後日談が載っている。
…というのがMetro.co.ukの記事ですが、ScienCentralNewsでは後日談も紹介されています。これによると、彼の使用するパソコンを地面にしっかり固定すると動作が安定したこと、その後新しい校舎が建てられて生徒が移動したあとではジョセフ君は特にパソコンを壊すこともなく、ストラップも不要になったこと、今では彼を「マグニート・マン」と呼ぶものはいないこと、等が報じられていました。だたし、原因については未だ不明。
うーむ。ジョセフ君、よかったよねぇ。
ちなみに、このジョセフ君と同じような体質と思われる神北の友人だが、彼は航空宇宙工学を専攻し、ある会社に入って、ここ20年ほど宇宙関係の機器の製造・設計にあたっている。
その彼の仕事の成果が、今、ついに日の目を見た。宇宙実験モジュール『きぼう』である。さて、どうなるのだろう……。
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