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2008/03/01

もうこんなに有名だぞ

 みなさん、観ていますか? リニューアル版『ヤッターマン』。主題歌歌手の選定騒動に始まって、いろんなことがありつつも、ビデオリサーチ社のデータによると初回視聴率10パーセント超え。前作が30年前に叩き出した28パーセント超えというラインは別格として、以降もほぼ10パーセント前後と安定している模様。いったい、どの層が観ているのか、小さなお友達も大きなお友達も、お父さんお母さん世代もみんな観ていないと成り立ってないはずの数値なのだが、神北の周囲では、さほど騒がれていない気がする。

 まあ、昼勤の社会人はまだ職場から家に帰り着いていない人も多そうな時間帯だし、致し方ないのかもと思いつつも、誰が固定層なのか知りたいなぁ。

 さて、あるニュースが気になった。日刊スポーツの2008年2月29日の記事、『偽フェラーリ14台を押収』である。

 AP通信によると、イタリア捜査当局は28日、同国の高級スポーツカーメーカー、フェラーリの車の模造品を製作、販売したとして犯行グループを摘発し、模造車14台を押収したと発表した。
 模造された車種は2004年に生産が終了。同年モデルの中古車の市場価格は約10万ユーロ(約1600万円)とされるが、グループは模造車を2万ユーロで販売していた。
 グループは米国のポンティアックやドイツのメルセデス・ベンツ、トヨタ自動車の車を土台に製作。出来栄えは「熟練した手による全く素晴らしいもの」(捜査当局者)だったという。 実際に販売された台数は不明だが、購入した客も車が模造品と知っており、第3者への転売が目的だったとみられる。

 うーむ。元記事に写真があるので観てみてもらいたいが、外から観ただけとはいえ、そりゃあもう、ちゃんとした車としか言いようが無い。

 ま、もっとも中古相場で1600万円ということを考えると、そこそこのクラスのカスタムカー何台分の費用だから、320万円の売価ならちゃんとした作りで売り出してもまだ十二分にモトが取れたのだろう。本気の走りにどこまで応えてくれる車体かは良くわからないが、そこまで走り込まないのなら、最後まで偽物と気がつかないオーナーがいたとしてもありそうな話。

 しかし、他の格安の車の部品を使って偽の粗悪自動車を売る。この商売、誰がどう見ても、ドロンボーの仕業ではないか!
 景気よくポンポン花火の上がる店頭で、揃いの目立つ法被を着て、揉み手しながら「こちらどびゃーっと目ん玉飛び出すオッタマゲの高級車ですわよ」「お買い得でマンネン」「こちらいい男だね、ダンディだね、この車にぴったりだね」とか言いながら偽車をセールスしている三悪が見える気がする。

 しかも、ここまでちゃんと模造品を作る悪の職工がいて、それを偽物と知りつつ売買する市場があって、偽物と知りつつ買って行って誰かに売りつけるなり事故を偽装して慰謝料をふんだくるなりするために買って行く詐欺師の客たちがいる……。って、もう、「それ、なんてギャラクター?」と聞きたくなるような悪の経済機構じゃないですか。

 ヤルな! 泥棒の神様。

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コメント

 『ヤッターマン』、ドロンボーが偽自動車を売る話はありましたね。でも、一応オリジナル車として販売、ただし材料は盗んだ車だったよーな……

 犯人たちもまっとうなレプリカを作って売れば良かったのに。それじゃあ儲からなかったんでしょうか。

投稿: 東部戦線 | 2008/03/01 10:27

東部戦線 さま

 ここまでの組織化された犯罪、しかも、テレビの情報によると舞台はシチリア。……とくると、やはり……。

投稿: 神北恵太 | 2008/03/01 10:55

土台になったシャシーは、もしかしたらオリジナル寄りも信頼性というところでは上なのでは?
ロレックスも、ニセの方が時計としては正確だったりしますから。

投稿: やしお | 2008/03/01 11:37

ポンティアック・フィエロやトヨタ・MR2をベースにしたフェラーリやランボルギーニのミッドシップ車のレプリカは昔からあって10年くらい前だと日本でも雑誌広告が出てました。実際に売ってる店に行ったこともあります。車の出来はピンキリでしたね。アメリカで改装した車が多かったようです。しかも外装だけやって内装はベースの車のままってのが多かった。最近は自動車雑誌見なくなったのでどうなったのか知りませんが。
偽造品というよりは模造品という位置づけで、(金銭や手間の都合上)本物が買えない人向けの商品。内装まで改装してあっても、ボンネット開ければシリンダーが4本とか6本しかないんで、本物と偽るのは無理。

投稿: やまだひろし | 2008/03/03 11:25

やしお さま

 それは何を以て信頼性というかによって変わると思います。街場の買い物に乗り回す程度の使い方なら日本車の低燃費性、高速からのブレーキングの確実性ならドイツ車、平地の加速ならアメ車。でも、無駄に吹かせて気分よく加速することに関していえば、イタリア車って気もしますよね。

やまだひろし さま

 レプリカというモノも、そういうものに市場があることも判るんです。が、この車は「売り買いした者が偽物と知っているかどうか」、「本物と見まごう程の完成度かどうか」という点ではなく、本物として売り買いされていた点が問題なんだろうと思います。

投稿: 神北恵太 | 2008/03/03 14:29

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