近頃の若者は電話もロクに掛けられないぞ
腹の立つ電話があった。
RRRRR・・・RRRRR・・・・・
「はい、神北です」
『あ、神北さんのお宅でいらっしゃいますか? 私、J−COMの○○と申します』
「はい」
J−COMというのは、ケーブルテレビ(とインターネット)の会社で、我が家もここのケーブルテレビでCS放送等を見ている。インターネットの方を使わないのは、セールスの兄ちゃんが「ウチは安いんですよ、お得なんですよ」とクドクド言ってくる割に、NTTと較べて値が張ったからだ。
『神北さんのお宅も、我が社のケーブルテレビをお使い頂いていると思いますが、ご契約者の恵太さんはいらっしゃいますでしょうか?』
「ハァ、わたくしですが、すみません、今ちょっと忙しいので、セールス等でしたら今度にしていただけませんか?」
『いえ、セールスでは御座いません』
「はい」
『ご存知かと思いますが、現在、デジタル放送というものが始まっておりまして、私どもでもデジタル化として……』
「要点だけ。手短かに。」
『は……あの、……』
「急げ!」
『すみませんでした』がちゃん。
… … … … … …(゜O゜;) ぽかーん……
なんで、この段階で切るの?
人にビジネスで電話をするなら、「要点だけ、手身近に」話すのは、当然だし、こっちは既に「今忙しい」と伝えてもいる。
こちとら制作畑ではないものの、一応、アニメ業界の周辺に身を置いているから、好むと好まざるに関わらず、放送関係の出来事のおおまかなラインぐらいは基礎素養だ。デジタル放送への移行に関しても、テレビやビデオのメーカーはなんとか急いで移行させたがっているものの、本当の完遂であるアナログ停波までに、この後まだまだたっぷり2年もの余裕があるなんてアタリマエのことは、よーく知っている。知っているから、逐一その辺りの説明を聞かされる時間を詰めて、さっさと要点が聞きたかったのになぁ。
忙しいと言っているのに迷惑も顧みずに食い下がっておいて、仕方ないから聞く気になっていたのに『すみませんでした』がちゃん。
なんじゃそれァ!? !?
オイラは、もう十数年、まともな会社勤めとか言うことをしていないので、現在の20代の電話スキルというものがどのくらいのレベルなのかはよく判らないんだが、今では社員教育ってそういうことはしないモノなの?
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