水陸両用だぞ
あとちょうど7ヶ月後に迫った第四十八回日本SF大会 とちぎSFファン合宿 T-con 2009。その下見で、ふたたび塩原へと出かけた。とはいえ、今回はただの会場下見&打合せではない。プログレスに乗せる周辺観光案内の取材を兼ねているので、5チームほどがそれぞれ車に分乗して、日光から那須に掛けてのかなり広範囲に散らばり、あちこちの観光地を回った。
神北チームは、おかてん。氏、古市くん、神北、むらさきの4人。朝6時30分に最寄り駅近くの日本レンタカーで予約しておいたプリウスを借り出し、このチームのミッションは、外観から東北道、日光道と乗り継ぎ栃木県山間部へ。今市ICで国道121号線(西会津街道)に入り、バイパスをたどりながら北上。鬼怒川温泉、龍王峡、川治温泉の旧道を避けて鬼怒川水系の川治ダムへと上り、川治ダムのダム湖である八汐湖沿いに少し北上してから、葛老(かつろう)山から西南に伸びる尾根を貫く葛老トンネルを抜けて男鹿川水系、五十里ダムのダム湖である五十里湖側に遷る。五十里湖中域で男鹿川と湯西川の2水系が分かれてすぐの湯西川方面、道の駅湯西川が、最初の目的地。道の駅湯西川の中核施設湯の郷湯西川観光センターは、物産販売・レストラン・待合室・インフォメーション等とともに、源泉かけ流しの温泉と岩盤浴、建物の外で無償供与されている足湯等がある。 このインフォメーションコーナーにデスクを置いて、日本水陸観光株式会社が開催しているダムとダム湖探検ツアー2008(湯西川ダックツアー)に試乗するのが、我々の目的だ。地元活性化のため、観光活性化実験の一環として実施しているツアーで、まだ、コースも宣伝も実施も、あらゆる面で手探り感が強い。管理者である国土交通省の許可を得て、普通は全く見学を受け入れていない場所が見学できたりする。たとえば我々が行った便ではダムのキャットウォークを歩かせて頂いたりした。他には現在建設中の湯西川ダムの建設現場に入れるツアーや、八汐湖と五十里湖をトンネルで繋ぎ、規模が大きく貯水量の豊富な湖と上流域が広くて早く水が溜る湖の間で相互に貯水量コントロール行う鬼怒川上流ダム群連携施設を見学するコースもあるようだ。
しかし、どこも実際に治水事業を行っている現場である。ちゃんと見学コースを作って観光化されている施設ではないため、施設の日常業務の合間を縫って無理矢理入れてもらっている。客動線は絡み合うわ、一定時間内の流量が低いわと、いかにも荒削りで、ま、その分臨場感満点という訳だ。
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